SanDisk製SSDが認識されない原因と対処法を解説

ある日突然、外付けや内蔵のSanDisk製SSDがパソコンで認識されなくなった──そんなトラブルに直面したことはありませんか？このような症状が出た場合、原因を見極めずに操作を続けると、最悪の場合、保存していたデータを失ってしまう可能性があります。

• SSDを接続してもドライブとして表示されない
• エクスプローラーやディスク管理にも認識されない
• 突然「フォーマットする必要があります」と表示される

こうした症状の原因には、接続端子の不良やドライバの障害、SSD自体の物理的故障など、さまざまなケースが考えられます。誤った対処は、データ消失や復旧率の低下を招くため、冷静かつ正しいアプローチが不可欠です。

本記事では、SanDisk製SSDが認識されないときに考えられる主な原因と、それぞれに応じた具体的な対処方法を詳しく解説します。

SanDisk製SSDが認識されない原因

SanDisk SSDが認識されない場合、主に以下のようなハードウェアやソフトウェア的な要因が考えられます。

1. 物理的な接続・ハードウェアの問題
2. BIOS/UEFI設定の不備
3. ドライバーの不具合やファームウェアの問題
4. SSDが未初期化・未フォーマット
5. ドライブレター未割り当て
6. ファイルシステムの破損

物理的な接続・ハードウェアの問題

USBやSATAケーブルの断線・接触不良、またはポートの故障など、物理的な接続不良が認識不具合の大きな要因になります。SSD自体の物理障害や、電力供給不足も考慮すべきです。

BIOS/UEFI設定の不備

SATAモードが「AHCI」以外に設定されている、またはストレージデバイスが無効化されていると、SSDが起動時に認識されないことがあります。

ドライバーの不具合やファームウェアの問題

古いドライバーや互換性のないドライバーがインストールされている場合、OSが正常にSSDを認識できなくなることがあります。ファームウェアが古いと、同様の問題を引き起こすことも。

SSDが未初期化・未フォーマット

新品のSSDや再初期化されたSSDは、Windows上で使用するためのパーティションが存在せず、エクスプローラーに表示されません。

ドライブレター未割り当て

「ディスクの管理」上でドライブレターが割り当てられていないと、SSDは接続されていてもエクスプローラーで確認できません。

ファイルシステムの破損

SSDでファイルにアクセスできなくなった場合、論理障害によってファイルシステムが破損している可能性があります。読み取りエラーや破損メッセージが表示される場合は、その兆候といえます。

このような状態でも、データそのものは保持されていることが多く、適切な処置を行えば復旧できる可能性があります。ただし、無理な操作を続けると状況を悪化させる恐れがあるため、早めにデータ復旧の専門業者へ相談することが重要です。

【データ消失】自己判断の落とし穴とは

パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。

たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。

以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。

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SanDisk SSDが認識されないときの対処法

SanDisk SSDが認識されないときは、接続や設定、ソフトウェア面を順に確認していくことが解決への近道です。以下に、トラブル内容に応じた具体的な手順を紹介します。

1. 接続ケーブルやポートを確認する
2. BIOS/UEFI設定を確認する
3. ドライバーやファームウェアを更新する
4. ディスク管理で初期化・フォーマットを行う
5. ドライブレターを割り当てる
6. エラーチェックでファイルシステムを修復する
7. データ復旧の専門業者に相談する

接続ケーブルやポートを確認する

接続不良が疑われる場合は、別のケーブルやポート、他のパソコンでの接続を試してください。

1. USB/SATAケーブルを別のものに交換する。
2. PC本体の他のポートに接続し直す。
3. 他のPCでも同様に認識されないか確認する。

BIOS/UEFI設定を確認する

起動直後の設定画面でSSDが正しく認識されているか、SATAモードが適切かを確認します。

1. PC起動時に「DEL」や「F2」キーを押してBIOSに入る。
2. 「ストレージ設定」や「SATA構成」を開く。
3. SATAモードが「AHCI」になっているか確認し、有効に設定する。

ドライバーやファームウェアを更新する

デバイスマネージャーや公式サイトから最新のソフトウェアを導入することで、認識エラーが解消されることがあります。

1. 「デバイスマネージャー」を開き、SSD項目を確認する。
2. 右クリックして「ドライバーの更新」を実行する。
3. SanDisk公式サイトで最新ファームウェアがあるか確認し、適用する。

ディスク管理で初期化・フォーマットを行う

未初期化または未フォーマットのSSDは、手動で処理する必要があります。

1. 「ディスクの管理」を開く（Win＋X→「ディスクの管理」）。
2. 未割り当てのディスクを右クリックし、「新しいシンプルボリューム」を選択。
3. パーティションを作成し、NTFSでフォーマットする。

ドライブレターを割り当てる

ボリュームにドライブ文字が割り当てられていない場合は、手動で追加します。

1. 「ディスクの管理」で対象ドライブを右クリック。
2. 「ドライブ文字とパスの変更」を選択。
3. 「追加」→任意のドライブ文字を選び「OK」で確定。

エラーチェックでファイルシステムを修復する

論理障害がある場合は、Windowsのツールを使って修復を試みます。

1. エクスプローラーでSSDを右クリックし、「プロパティ」を選択。
2. 「ツール」タブを開き、「エラーチェック」→「チェック」をクリック。
3. 修復が必要な場合は、案内に従って処理を実行する。

データ復旧の専門業者に相談する

物理的な故障や、論理障害が重度な場合は、無理に操作せず専門業者へ相談するのが安全です。

SanDisk SSDが認識されない場合でも、原因ごとに適切な手順を踏めば改善できることが多くあります。ただし、操作ミスによって状態を悪化させてしまうリスクもあるため、重要なデータが保存されている場合は自己判断での処置を避け、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。

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まとめ

SanDisk製SSDが認識されないときは、自己判断で対応するとデータを失うリスクが高まる可能性があります。自力対応が不安な方や、重要なファイルがある方は、まず専門業者に相談しましょう。本記事で紹介した業者であれば、診断・見積もりは無料なので、「データが戻るかどうかだけでも確認したい」という方にも安心です。