
SSDの不良セクタを修復できるおすすめフリーソフト5選|安全に使える無料ツールと注意点を解説

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
SSDを使っていて、「動作が重い」「頻繁にフリーズする」と感じたことはありませんか?
- 起動やアプリの立ち上がりに時間がかかる
- 作業中に突然フリーズして再起動が必要になる
- 書き込みエラーやファイル破損が発生する
こうした症状は、SSD内部の「不良セクタ」が原因で発生している可能性があります。
不良セクタとは、正常に読み書きができなくなった記録領域のことで、放置すればデータ消失のリスクも高まります。
本記事では、SSDの不良セクタを検出・修復できる信頼性の高いフリーソフトを厳選し、それぞれの機能や安全な使い方をわかりやすく解説します。
大切なデータを守る第一歩として、まずは適切なツールで状態を確認してみましょう。自力での対応に不安がある場合は、無料診断を行っている専門業者への相談も有効です。
この記事の目次はこちら
SSDに不良セクタができる原因とは?
不良セクタというとHDD特有のトラブルのように思われがちですが、実はSSDでも発生します。ただし、HDDと異なりSSDの不良セクタは「論理的なエラー」や「書き込み寿命」によって発生するケースが多く、構造上の違いを理解することで適切な対応が可能になります。ここでは、SSDに不良セクタが生じる主な原因について解説します。
突然の電源断や強制シャットダウン
書き込み中に電源が切れると、データ構造が壊れてアクセス不能になる不良セクタが発生することがあります。
ファームウェアの不具合
SSDを制御するソフトウェアに不具合があると、エラー処理がうまくいかず、不良セクタの原因になります。定期的なアップデートが大切です。
高温・通電時間の影響
高温な環境や長時間の連続使用は、セルの劣化を進めて不良セクタが発生しやすくなります。特に熱がこもりやすい機器では温度管理が重要です。
製品品質・コントローラーの問題
品質の低い製品やコントローラーに問題があるSSDは、不良セクタが早期に現れるリスクがあります。信頼できるメーカーの製品を選ぶことが大切です。
書き換え寿命の限界
SSDのNANDフラッシュには書き換え回数の上限があり、寿命が近づくと一部の領域でデータが保持できなくなり、不良セクタとして認識されます。
これらの原因を知っておくことで、不良セクタの予防やSSDの扱いに役立ちます。次に、見つかった不良セクタに対して試せる修復方法やフリーソフトを紹介します。症状が重い場合や大事なデータがあるときは、無理に操作せず、専門業者への相談も検討してください。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは

パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
- 絶対に失いたくないデータがある
- 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
- パソコンやストレージ機器の操作に不安がある
編集部では、これまで多くのデータ復旧サービスを調査してきましたが、
中でもデジタルデータリカバリーは、以下のような点からおすすめできます。
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失いたくないデータがある方は、とりあえず相談だけしてみてはいかがでしょうか。
不良セクタ修復に使えるフリーソフト一覧
SSDの不良セクタには、軽度な論理障害と、修復が難しい物理障害があります。まずは、安全性が高く実績のあるフリーソフトで検査・修復を行い、状態を把握しましょう。
フリーソフト一覧と主な特徴
ソフト名 | 主な機能・特徴 |
DiskGenius | 不良セクタのスキャンと修復、パーティション管理、データ復旧にも対応した多機能ツール。画面が分かりやすく、視覚的に操作しやすい。 |
AOMEI Partition Assistant | パーティション操作と不良セクタチェックが可能。無料版でも基本機能は十分で、初心者にも扱いやすい設計。 |
HDDScan | 表面エラーのスキャンに特化した診断ツール。視覚的な結果表示で異常セクタの検出が簡単。 |
Victoria | 物理セクタの読み込み・書き込みテストやリマップが可能。SMART情報の確認にも対応し、高度な診断が可能。 |
CHKDSK(Windows標準) | Windows標準の修復コマンドで、/f /rオプションにより論理的な不良セクタの修復が可能。 |
各ソフトの使い方とポイント
ここでは、各フリーソフトの基本的な使い方を簡潔に紹介します。ソフトによっては操作を誤るとデータに影響を与える可能性もあるため、手順を確認しながら慎重に進めてください。
- DiskGeniusの使い方
- AOMEI Partition Assistantの使い方
- HDDScanの使い方
- Victoriaの使い方
- CHKDSKコマンドの使い方(Windows標準)
- 専門業者に相談するという選択肢
DiskGeniusの使い方
視覚的なインターフェースと多機能性が特長。不良セクタのスキャンと修復が簡単に行えます。
DiskGeniusの使い方
- 公式サイトからDiskGeniusをダウンロードし、PCにインストール
- ソフトを起動し、対象のSSDを選択
- メニューから「ディスク」→「不良セクタの検査と修復」を選択
- スキャンを実行し、エラーが検出された場合は「修復」をクリック
AOMEI Partition Assistantの使い方
パーティション管理と不良セクタチェックがひとつでできる便利なツール。設定も分かりやすく、簡単に検査可能。
AOMEI Partition Assistantの使い方
- AOMEI公式サイトから無料版をダウンロード・インストール
- ソフトを起動し、対象のSSDパーティションを右クリック
- 「パーティションをチェック」を選び、チェック方法を指定
- 「エラーを検出し、修復する」を選択して実行
HDDScanの使い方
エラー検出に特化したツールで、セクタごとの状態を色分け表示してくれるため、視覚的に把握しやすいのが特長です。
HDDScanの使い方
- HDDScanをインストールし起動
- 対象のSSDを選択し、「Surface Tests」を選ぶ
- 「Verify」または「Read」モードでスキャンを開始
- 結果を確認し、不良セクタがあるか判断
Victoriaの使い方
物理レベルのチェックやSMART情報の表示、セクタの再配置(リマップ)まで対応。やや上級者向けですが、強力な診断機能があります。
Victoriaの使い方
- Victoriaをダウンロードし、管理者権限で起動
- 対象のSSDを選び、「Tests」タブを開く
- 「Read」「Remap」などのモードを選んでスキャンを実行
- 結果を参考に今後の判断材料に
CHKDSKコマンドの使い方(Windows標準)
追加のインストール不要で使えるWindows標準機能。不良セクタの検出と論理エラーの修復に対応しています。
CHKDSKコマンドの使い方(Windows標準)
- [Windowsキー] + [R] →「cmd」と入力
- 「管理者として実行」でコマンドプロンプトを開く
- 次のコマンドを入力して実行:
chkdsk X: /f /r
※「X」は対象のSSDのドライブレターに置き換えてください。
専門業者に相談するという選択肢
どうしてもエラーが消えない、ソフトで対応できない、もしくはSSD自体が全く認識されないといった場合は、無理に自力対応を続けるよりも、専門のデータ復旧業者に相談することが、安全かつ確実な手段です。
データの重要性が高い場合、SSDを通電させ続けることで状態が悪化するリスクもあります。専門業者では、専用設備と技術を用いて、安全にSSDの状態を診断し、データの取り出しを行います。
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まとめ
SSDの不良セクタが原因でパフォーマンスが低下したり、データにアクセスできなくなった場合、まずはフリーソフトを使って状態をチェック・軽度な修復を試みるのが基本です。
ただし、異常の頻度が高い、症状が改善しない、そもそもSSDが認識されないなどの重度の障害がある場合には、無理な修復操作は避けて、早めに専門業者に相談するのが安全です。
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