更新日:2025/07/11

タスクスケジューラで「0x3」終了コードが出たときの原因と対処法

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
Windowsのタスクスケジューラで登録したバッチファイルやコマンドが「終了コード 0x3」で終了していた——そんな状況に直面したことはありませんか?
エラーと見なすべきなのか、どこを見直せばよいのか迷う方も多いはずです。本記事では、終了コード0x3が表示されたときの原因とその対処法を、実例を交えて解説します。
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この記事の目次はこちら
終了コード「0x3」が表示される原因
終了コード「0x3」は、タスク実行時の「戻り値」として返される情報のひとつで、タスクスケジューラが取得したコマンドやバッチファイルの終了ステータスを表しています。必ずしも「エラー」ではありませんが、環境によっては注意が必要です。
終了コード「0x3」が表示される原因は次の通りです。
パスの指定ミス・存在しないディレクトリ
バッチファイルやコマンドで指定されたパスが間違っていたり、削除・移動されている場合、システムが対象にアクセスできず、終了コード0x3を返すことがあります。ネットワークドライブやUNCパス使用時は特に注意が必要です。
アクセス権限の不足
タスクを実行するユーザーに、対象ファイルやフォルダへの読み取り・実行権限がない場合、正常に処理が行えず、結果的に0x3で終了するケースがあります。
バッチファイルのカレントディレクトリの問題
バッチファイル内でのディレクトリの指定が相対パスになっていると、実行時のカレントディレクトリによっては期待した動作にならず、0x3が返されることがあります。
コマンドやツール固有の仕様
たとえばrobocopyでは、ファイルが存在してコピー処理が一部実行された場合にも「0x3」を返します。このように、ツールにより「0x3」が通常動作を意味することもあるため、仕様の確認が必要です。
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終了コード「0x3」が出た場合の対処法
終了コード「0x3」が出た場合でも、タスクの内容や環境に応じて対処すれば、問題を解決または無視できるケースがあります。以下の手順を確認しながら対応してください。
- タスクで指定したパスが正しいか確認する
- バッチファイルのカレントディレクトリを明示的に指定する
- タスク実行ユーザーの権限を確認する
- コマンドの戻り値仕様を確認する
- バッチファイルの末尾に「exit /b 0」を追記する
タスクで指定したパスが正しいか確認する
存在しないパスや記述ミスがないかを確認し、絶対パスで正しく指定しましょう。
- バッチファイルやコマンドに記述されたファイル・フォルダのパスを手動でエクスプローラーから開いて確認します。
- ネットワークパス(\\Server\Shareなど)を使用している場合は、認証や接続状況も確認します。
バッチファイルのカレントディレクトリを明示的に指定する
バッチファイルの先頭で対象ディレクトリに移動しておくことで、パスの誤解釈を防ぎます。
- バッチファイルの最初に以下を追加します。
E:
(対象ドライブがEの場合)CD E:\hoge
(実行したいディレクトリに移動)
タスク実行ユーザーの権限を確認する
十分な実行権限がないと、ファイル操作などがブロックされてしまいます。
- タスクスケジューラの「全般」タブで、実行ユーザーを確認します。
- そのユーザーが対象フォルダやファイルに読み取り・実行の権限を持っているか、エクスプローラーでプロパティから確認します。
コマンドの戻り値仕様を確認する
実行しているコマンドが返す終了コードの意味を調べておくと、無用な不安を避けられます。
- 使用しているコマンド(例:robocopyなど)のドキュメントを確認します。
- 「0x3」が正常終了であることが明記されていれば、エラーと見なさずスルーして問題ありません。
バッチファイルの末尾に「exit /b 0」を追記する
バッチファイルの実行結果を「正常終了」としてタスクスケジューラに明示する方法です。
- バッチファイルの最後に
exit /b 0
を追記します。 - これによりタスクスケジューラは戻り値「0」(成功)として扱うようになります。
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まとめ
タスクスケジューラで表示される「0x3」終了コードは、必ずしも異常ではありませんが、実行内容によってはパス誤りや権限不足などのトラブルが隠れている場合もあります。
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