
Thunderbirdメールが消えたときの原因と復元方法|安全にデータを取り戻すための手順

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
「Thunderbirdで突然メールが消えた…どうしよう?」と戸惑っていませんか?
- 受信トレイのメールが一部だけ消えている
- 誤操作で重要なメールを削除してしまった
- 再起動後、すべてのメールが空になっていた
Thunderbirdでは、設定ミスやデータファイルの破損が原因で、メールが一時的に見えなくなる・消えることがあります。
本記事では、Thunderbirdでメールが消える原因と、それぞれの状況に合わせた具体的な復元手順をやさしく解説しています。
操作に自信がない場合は、メール復元に対応した専門業者に無料で相談できるサービスの活用もおすすめです。
この記事の目次はこちら
Thunderbirdでメールが消える主な原因
Thunderbirdでメールが表示されなくなるのには、操作ミスや設定変更、ファイル破損などさまざまな理由があります。ここでは、そうした原因を順に確認し、復元のヒントを探る手がかりにしていきます。
原因 | 説明 |
---|---|
誤って削除してしまった | 操作ミスやShift+Deleteによりメールがゴミ箱に移動または完全削除されている可能性があります。 |
フィルターや振り分け設定 | 受信ルールにより、メールが別フォルダに自動振り分けされている場合があります。 |
インデックスファイルの破損 | .msfファイルが壊れると、実際にはメールがあるにも関わらず表示されなくなります。 |
プロファイルデータの破損・上書き | プロファイルフォルダが上書きや初期化された場合、メールデータが見えなくなる可能性があります。 |
ディスク障害・物理破損 | HDD/SSDの故障により、プロファイルフォルダそのものが読み込めなくなるケースもあります。 |
誤操作や設定ミスによるメール消失は比較的自力で復元できるケースが多いですが、ファイル破損やストレージ障害になると、専門知識が求められるため注意が必要です。
こうした状況では、操作を続けるほど状況が悪化する恐れがあります。とくにディスク障害が疑われる場合は、すぐに使用を停止し、専門業者への相談も視野に入れましょう。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは

パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
- 絶対に失いたくないデータがある
- 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
- パソコンやストレージ機器の操作に不安がある
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Thunderbirdで消えたメールを復元する方法
ここからは、Thunderbirdで消えたメールを取り戻すための具体的な復元方法をご紹介します。安全性を確保しつつ、手順を順に確認していけば、復元の可能性を高めることができます。
- ゴミ箱フォルダから復元する
- アーカイブや他フォルダを確認する
- フォルダを修復して再表示させる
- バックアップからプロファイルを復元する
- メールデータを手動で読み込む
- データ復旧ソフトを使って復元する
- 専門業者に相談する
ゴミ箱フォルダから復元する
Thunderbirdのゴミ箱に残っているメールであれば、元に戻せる可能性が高いです。
復元手順
- Thunderbirdを起動
- 左パネルの「ゴミ箱」を開く
- 復元したいメールを右クリックし「移動」または「元に戻す」選択
アーカイブや他フォルダを確認する
フィルター設定やアーカイブによって、メールが別フォルダに移動されているケースもあります。
確認手順
- サイドバーで「アーカイブ」「迷惑メール」「ローカルフォルダ」などを順に開く
- 対象のメールを右クリックし、元のフォルダへ移動
フォルダを修復して再表示させる
インデックスの破損が原因で表示されていない場合、修復することで解決することがあります。
修復手順
- 対象フォルダを右クリックし「プロパティ」を選択
- 「フォルダーを修復」をクリック
- Thunderbirdを再起動し表示を確認
バックアップからプロファイルを復元する
普段からプロファイルフォルダのバックアップを取っている場合は、元に戻せる可能性があります。
復元手順
- Thunderbirdを終了
- %APPDATA%\Thunderbird\Profiles を開く
- バックアップ済プロファイルを貼り付け
- profiles.ini を編集しPathを修正
- Thunderbird再起動でメールを確認
メールデータを手動で読み込む
mbox形式ファイルを直接読み込んで復元できる場合があります。
読み込み手順
- プロファイルフォルダの「Inbox」や「Trash」ファイルを探す
- テキストエディタで本文を確認
- 必要に応じて別フォルダにコピーし、Thunderbirdで再読み込み
データ復旧ソフトを使って復元する
完全に消えたファイルでも、復旧ソフトによって復元できる可能性があります。誤った操作でデータが復元できなくなる可能性があるので、慎重に作業してください。
使用手順
- 復旧ソフトをインストール
- プロファイルフォルダをスキャン対象に指定
- 復元可能なファイルを選択し、別ドライブへ保存
専門業者に相談する
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まとめ
Thunderbirdメールが突然消えたとき、操作ミスや設定の影響なら自力で復元できる可能性がありますが、ファイル破損やディスク障害の場合は慎重な対応が必要です。
状況に不安がある場合や重要なメールが含まれる場合は、まず専門業者に相談するのが安心です。当サイトで紹介している専門業者は24時間365日対応、初期診断・見積もりは無料。「データが戻るか知りたい」だけの相談でも対応可能です。異変に気づいたら、早めに行動することが復元の近道です。