
Windows 10が起動しない原因とコマンドプロンプトでの修復方法

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
突然、Windows 10が起動しなくなり、ロゴ画面から先に進まない──そんな状態に戸惑っていませんか?
- 電源は入るのにずっと同じ画面が表示される
- 自動修復が繰り返されて先に進めない
- セーフモードにも入れず、操作ができない
こうしたトラブルは、システムファイルの破損やブート領域の不具合が原因で起こることが多く、放置するとデータ消失のリスクも高まります。
本記事では、Windows 10が起動しないときに有効な「コマンドプロンプトを使った修復方法」を、原因別に段階的に解説します。
操作を誤ると復旧が困難になる可能性もあるため、自信がない場合は無料診断を行う専門業者に早めの相談をおすすめします。
Windows 10が起動しない主な原因
Windows 10が起動しなくなる場合、システムの内部にさまざまなトラブルが起きている可能性があります。この章では、コマンドによる修復が必要になる背景を整理し、よくある故障要因を解説します。どのような状況が復旧の妨げになっているのかを理解することが、適切な対処への第一歩です。
「Windows 10が起動しない原因」の原因
Windowsイメージのエラー
Windowsの起動に必要な「イメージファイル」自体が破損していると、通常の修復操作では対応しきれないことがあります。このようなケースでは、「DISM」コマンドを使ってシステムの内部構成を正しく修復する必要があります。
ブート領域の破損
ブート領域とは、Windowsが立ち上がる最初のきっかけを司る部分です。ここが破損すると、OS自体が認識されず、「Operating System Not Found」や「0xc0000225」などのエラーが表示されることがあります。このような場合には「bootrec」コマンドでの修復が有効です。
更新プログラムや不適切な操作による不具合
Windowsアップデートや設定変更の途中で電源が落ちたり、互換性のないソフトウェアがインストールされた場合にも、起動不良を起こすことがあります。システム復元ポイントが使えないときは、コマンドによる手動修復が唯一の解決手段になる場合もあります。
システムファイルの破損
Windowsは多数のシステムファイルで構成されており、それぞれが連携して起動処理を行っています。これらのファイルが誤操作や電源断などの影響で破損すると、OSが起動できなくなることがあります。特に「sfc /scannow」などのコマンドはこの問題に有効です。
ディスクの物理的損傷
HDDやSSDが物理的に故障している場合、Windowsが起動しなかったり、全く認識されなくなることがあります。HDDであれば内部のディスクやヘッドの損傷、SSDであれば基板やメモリチップの異常などが原因です。突然の衝撃や長年の使用による劣化で、こうした障害はある日いきなり起こることもあります。
このような物理障害は、自力での修復や通電を繰り返すことで状態が悪化し、データの復旧が難しくなるリスクが高まります。大切なファイルが残っている可能性がある場合は、まずは操作を止め、専門業者に相談するのが最も安全な方法です。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは

パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
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- 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
- パソコンやストレージ機器の操作に不安がある
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コマンドプロンプトで行うWindows 10の修復方法
Windows 10が起動できないときでも、回復環境から「コマンドプロンプト」を利用すれば、内部のシステムエラーを手動で修復できる可能性があります。この章では、各コマンドの意味や目的を明確にしながら、具体的な操作手順を紹介します。
「コマンドプロンプトを使った修復方法」の対処法
- 回復環境からコマンドプロンプトを開く
- sfcコマンドでシステムファイルを修復する
- DISMコマンドでWindowsイメージを修復する
- chkdskでディスクエラーを修正する
- bootrecでブート領域を再構築する
- 状態が改善しない場合は専門業者に相談する
回復環境からコマンドプロンプトを開く
まず、PCが自動的に「回復環境(Windows RE)」に入るよう操作を行います。ここで「コマンドプロンプト」を選ぶことで、OSが起動しない状態でも手動でシステムを操作できるようになります。
コマンドプロンプト起動手順
- PCを起動し、Windowsロゴが表示される前にF11キーを繰り返し押します。
- または電源ボタンを3回強制オフにして、4回目の起動で「自動修復を準備しています」と表示される画面に入ります。
- 「オプションの選択」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択します。
sfcコマンドでシステムファイルを修復する
sfc(System File Checker)は、Windowsの基本ファイルを検査・修復するコマンドです。破損したファイルが検出されると、正しい状態に自動で置き換えてくれます。
sfcコマンドの実行方法
- コマンドプロンプトを起動します。
- 以下のコマンドを入力して実行します:
sfc /scannow /offbootdir=C:\ /offwindir=C:\Windows
DISMコマンドでWindowsイメージを修復する
DISM(Deployment Image Servicing and Management)は、Windowsのイメージファイルを修復する高度なコマンドです。ネットワーク接続がある状態で使用するのが理想ですが、オフラインでも一部機能は使用可能です。
DISMコマンドの実行方法
- コマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを実行します:
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
chkdskでディスクエラーを修正する
chkdsk(Check Disk)は、ハードディスクやSSDのファイルシステムエラー、不良セクタの修復に有効なコマンドです。物理的な損傷がない限り、この手順で修復できるケースも多くあります。
chkdskの実行手順
- コマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを入力して実行します:
chkdsk C: /f /r
bootrecでブート領域を再構築する
起動トラブルの原因がMBR(マスターブートレコード)やBCD(ブート構成データ)にある場合は、bootrecコマンドを使ってそれらを修復します。複数のコマンドを順に入力する必要があります。
bootrecの実行手順
- コマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを順に実行します:
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /rebuildbcd
状態が改善しない場合は専門業者に相談する
これらのコマンドをすべて実行しても起動できない場合、システム内部の深刻な破損やストレージの物理障害が考えられます。無理な操作を繰り返すと、データが完全に失われる可能性もあるため、専門のデータ復旧業者への相談を検討しましょう。
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まとめ
Windows 10が起動しない原因はさまざまですが、コマンドプロンプトを使えば、システム内部の問題を手動で修復できるケースも多くあります。ただし、操作を誤ると状態が悪化する可能性があるため、手順は正確に進めましょう。
それでも改善しない場合は、自己判断で対応するとデータを失うリスクが高まる可能性があります。自力対応が不安な方や、重要なファイルがある方は、まず専門業者に相談しましょう。
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