更新日:2025/07/11

Windowsエラーコード「0xc000007b」でアプリが起動しない原因と徹底対処法

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
Windowsでアプリやゲームを起動しようとしたときに、「エラーコード:0xc000007b」が表示されて起動できない——そんな深刻なトラブルに直面したことはありませんか?
- 突然ゲームが起動しなくなった
- アプリを開こうとするとエラーが表示される
- 再起動しても状況が変わらない
このエラーは、「指定されたアプリケーションを正しく起動できませんでした」とされるもので、Visual C++ランタイムの破損やDirectXの不一致、32bit/64bit構成のミスマッチが主な原因です。
安易に操作を続けると、OS環境全体に影響を与えるリスクもあり、単純な再インストールだけでは解決できない場合があります。
本記事では、「0xc000007b」エラーが発生する背景にある代表的な原因を整理し、状況に応じた段階的な対処法を専門的な視点でわかりやすく解説しています。
この記事の目次はこちら
Windowsエラーコード「0xc000007b」でアプリが起動しない原因
エラーコード「0xc000007b」は、Windowsでアプリケーションを起動しようとした際に「このアプリケーションを正しく起動できませんでした」と表示され、起動処理が中断される現象です。これはOSとアプリケーション間の構成不整合や、必要なランタイム環境の欠落・破損が主な原因です。以下に、発生しやすい具体的な原因を整理して解説します。
- 32bit/64bit環境の不一致
- Visual C++ランタイムの破損・不足
- DirectX関連DLLの破損
- Windowsのシステムファイル破損
- グラフィックドライバーの不具合
- レジストリ設定の干渉
32bit/64bit環境の不一致
最も多い原因のひとつが、32bitアプリケーションが64bit環境で誤って64bit DLLを読み込んでしまうなど、ビット数の不整合です。アプリ本体と関連ライブラリが異なる構成で混在していると、起動時に「0xc000007b」エラーが発生します。
Visual C++ランタイムの破損・不足
Windows上で多くのアプリが依存する「Visual C++ 再頒布可能パッケージ」が破損、または必要なバージョンが未インストールの場合、アプリが必要とするDLLを正常に読み込めずにエラーになります。特に古いゲームやソフトは複数のバージョンを同時に必要とすることがあります。
DirectX関連DLLの破損
ゲームやグラフィック処理アプリケーションでは、DirectXの一部DLL(d3dx9_43.dll など)に依存しており、それらが破損・欠落している場合にも起動エラーが発生します。特定のDLLが正しいバージョンで存在しない場合、「0xc000007b」の原因となります。
Windowsのシステムファイル破損
OSのアップグレードやクラッシュ、ウイルスなどにより、システムファイルの整合性が崩れていると、アプリの実行に必要な基本的機能が動作せず、エラーが出ることがあります。sfc /scannow で整合性チェックを行うことが重要です。
グラフィックドライバーの不具合
NVIDIAやAMDなどのGPUドライバーが古い、あるいは互換性に問題があると、アプリの起動に失敗することがあります。特にゲームや高負荷アプリで発生しやすく、「0xc000007b」の一因となることがあります。
レジストリ設定の干渉
一部のPCには、古いDLLを強制的に読み込む「LoadAppInit_DLLs」キーが設定されている場合があり、これがDLL読み込み時の異常を引き起こします。レジストリの誤設定により、正常なアプリケーション処理が妨害されるケースです。
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Windowsエラーコード「0xc000007b」でアプリが起動しないときの対処法
「0xc000007b」エラーは、原因が複雑に絡み合っていることもあるため、以下の手順を順に試すことで問題の切り分けと解決が可能になります。
- Windowsの再起動と更新
- Visual C++再頒布パッケージの再インストール
- DirectXの修復
- システムファイルの修復(sfc /scannow)
- ディスクエラーの修復(chkdsk)
- アプリの再インストール(ビット数確認)
- 互換モードの設定
- LoadAppInit_DLLsの無効化
Windowsの再起動と更新
「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」から「更新プログラムの確認」を行い、再起動。システム環境の不整合が原因であれば改善されることがあります。
Visual C++再頒布パッケージの再インストール
Microsoft公式サイトから以下のパッケージをダウンロードして再インストールします:
- Visual C++ 2015~2022(x86 / x64)
- 古いバージョンも併せてインストール(2010、2013など)
DirectXの修復
DirectX エンドユーザーランタイム(Web Installer)を使用し、必要なDLLを再構成。ゲームやグラフィック系アプリで特に有効です。
システムファイルの修復(sfc /scannow)
- 「コマンドプロンプト(管理者)」を起動
sfc /scannow
を入力して実行- 破損があれば自動修復されます
ディスクエラーの修復(chkdsk)
- 同じく「コマンドプロンプト(管理者)」を起動
chkdsk C: /f /r
を実行(C:はOSドライブ)- 再起動後にチェックが開始されます
アプリの再インストール(ビット数確認)
アプリが32bitか64bitかを確認し、OSのビット数と一致するバージョンをダウンロードしてインストールし直します。
互換モードの設定
- アプリのアイコンを右クリック→「プロパティ」→「互換性」タブ
- 「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェック
- 過去のWindowsバージョンを選択(例:Windows 7)
LoadAppInit_DLLsの無効化
regedit
を開いて、以下のキーに移動:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows
- 「LoadAppInit_DLLs」を「0」に設定し、再起動
「0xc000007b」エラーは、単なるソフトの不具合ではなく、ランタイム環境、OS設定、システムファイル、レジストリに至るまで複数の要因が複雑に絡むトラブルです。段階的に切り分けを行い、DLLやランタイムの不整合を修正することで多くのケースは改善されます。
しかし、それでも解決しない、あるいは業務用アプリや重要なソフトが起動できない状況が続く場合、システム障害やストレージの物理故障が関係していることもあります。
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まとめ
エラーコード「0xc000007b」は、アプリケーションやゲームが正常に起動できない際に発生する典型的なWindowsエラーです。原因は多岐にわたりますが、特に多いのは32bit/64bitの環境不一致や、Visual C++ランタイム・DirectX関連DLLの破損・不足、システムファイルの破損です。
解決のためには、まずWindowsを最新の状態に保ち、必要なランタイムやドライバーの再インストール、sfc・chkdskコマンドによるシステムチェックを行うことが基本です。アプリ自体を再インストールしたり、互換モードやレジストリ設定の見直しも重要な手段となります。
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