【Windows10】共有フォルダが一部表示されない原因と今すぐ試せる対処法

共有フォルダを開いたはずなのに、なぜか特定のフォルダだけが表示されない。
アクセス権やネットワーク設定を確認しても異常なし。自分で設定を変えた覚えもない…。
そんな不自然な状況に、戸惑った経験はありませんか？

• 一部のフォルダだけが突然見えなくなった
• 他のPCでは見えるのに、自分の端末だけ見えない
• 設定を見直しても改善しない

こうしたケースでは、Windowsの共有機能が内部的に不具合を起こしている可能性があります。無理な操作で悪化する前に、まずは冷静に原因を切り分けることが大切です。

この記事では、よくある原因と確認ポイントを解説しています。長引くようなら、無料で状況を診断してくれる専門業者への相談を検討してみてください。

共有フォルダが一部表示されない原因とは？

Windows10で「共有フォルダが一部だけ見えない」というトラブルは意外とよくあります。これは設定ミスだけでなく、古い機器との相性やパソコン側の一時的な不調など、さまざまな原因が考えられます。

1. ネットワーク設定が「パブリック」になっている
2. 古いNASやプリンターとの相性問題（SMB1.0が無効）
3. 共有機能が無効になっている
4. フォルダのアクセス権限に問題がある
5. 昔のパスワードや接続情報が残っている
6. オフラインファイルの設定が影響している
7. 機器やパソコンの一時的なトラブル

ネットワーク設定が「パブリック」になっている

パソコンのネットワークが「パブリック」に設定されていると、安全対策で共有フォルダが非表示になります。信頼できる自宅や社内の環境では、「プライベート」に切り替えることで見えるようになる場合が多いです。

古いNASやプリンターとの相性問題（SMB1.0が無効）

古いNASなどが使う「SMB1.0」は、Windows10では無効化されています。このため共有フォルダが表示されないことがありますが、設定変更にはセキュリティリスクもあり注意が必要です。設定を変える前に機器の仕様を確認しましょう。

共有機能が無効になっている

「ネットワーク探索」や「ファイルとプリンターの共有」が無効になっていると、他のPCからフォルダが見えなくなります。Windowsの設定で簡単にオンにできるため、まずはここを確認してみるとよいでしょう。

フォルダのアクセス権限に問題がある

フォルダが見えても中の一部が見えない場合、アクセス権限が制限されている可能性があります。自分に読み取り権限があるか、他の人と比べて表示されない差がないかを確認しましょう。

昔のパスワードや接続情報が残っている

以前のユーザー情報やパスワードが残っていると、それが原因で共有フォルダにアクセスできなくなることがあります。特にパスワードを変更した後は、古い情報を削除することで改善する場合があります。

オフラインファイルの設定が影響している

オフラインファイル機能が有効だと、同期のズレで最新のフォルダ情報が表示されないことがあります。設定ミスでフォルダが上書きされることもあるため、使用する際は注意が必要です。

機器やパソコンの一時的なトラブル

NASやパソコンの一時的な不具合で、共有フォルダが見えなくなることがあります。再起動で改善するケースもありますが、異音や発熱がある場合はストレージ故障の可能性があり、通電を控えて専門家に相談するのが安全です。

次に、こうしたトラブルへの具体的な対処法を解説していきます。

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共有フォルダが一部表示されない時の対処法

このエラーが出たときは、以下の対処法を順番に試してみてください。ネットワーク設定やアクセス権限など、見落としがちな設定に原因があることも多いため、一つずつ確認していくことが重要です。

1. ネットワーク設定を「プライベート」に変更
2. SMB1.0/CIFSを有効化する
3. ネットワーク探索とファイル共有を有効にする
4. アクセス権限を確認・修正する
5. 資格情報をクリアする
6. オフラインファイルを無効にする
7. PCやネットワーク機器を再起動する

ネットワーク設定を「プライベート」に変更

共有機能を使うには、ネットワークの種類が「プライベート」に設定されている必要があります。

ネットワークの設定手順

1. 画面右下のネットワークアイコンをクリックし、接続中のネットワークを開く
2. 「プロパティ」をクリック
3. 「ネットワーク プロファイル」で「プライベート」を選択

SMB1.0/CIFSを有効化する

古いNASやプリンターと接続するためには、SMB1.0が必要なことがあります。

SMB1.0の有効化手順

1. 「コントロールパネル」→「プログラムと機能」→「Windowsの機能の有効化または無効化」を開く
2. 「SMB1.0/CIFS ファイル共有のサポート」にチェックを入れる
3. 「OK」をクリックし、PCを再起動

ネットワーク探索とファイル共有を有効にする

共有フォルダを使うには、ネットワーク探索とファイル共有の設定がオンになっている必要があります。

共有機能の有効化手順

1. 「コントロールパネル」→「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定の変更」へ進む
2. 「ネットワーク探索を有効にする」「ファイルとプリンターの共有を有効にする」を選ぶ
3. 設定を保存して閉じる

アクセス権限を確認・修正する

ユーザーの権限設定が間違っていると、フォルダが表示されないことがあります。

アクセス権限の確認手順

1. 対象フォルダを右クリックし「プロパティ」を開く
2. 「共有」または「セキュリティ」タブを選択
3. 権限を持たせたいユーザーやグループに適切なアクセス権を与える

資格情報をクリアする

保存されている古い資格情報が原因で、フォルダが見えなくなることがあります。

資格情報の削除手順

1. 「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」→「資格情報マネージャー」へ進む
2. 「Windows 資格情報」タブを開く
3. 該当する項目を削除し、再度フォルダにアクセスして正しい情報を入力

オフラインファイルを無効にする

オフラインファイルの設定が原因で、古い情報が表示されている可能性があります。

オフラインファイルの無効化手順

1. 「コントロールパネル」→「同期センター」→「オフラインファイルの管理」を開く
2. 「オフラインファイルを無効にする」をクリック

PCやネットワーク機器を再起動する

一時的な不具合でフォルダが表示されないことがあるため、再起動で改善する場合があります。

再起動手順

1. 再接続後、共有フォルダが表示されるか確認
2. PCをシャットダウンして再起動
3. ルーターやNASなどの電源を一度切り、数十秒後に再投入

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まとめ

共有フォルダが一部見えない原因は、設定ミスや通信方式の違い、アクセス権の問題などさまざまです。誤った対応は、フォルダ破損やデータ消失のリスクを高めるため注意が必要です。

大切なファイルが含まれていたり、自分での対応に不安があるときは、専門業者に相談するのが安心です。共有トラブルやNAS障害にも対応でき、復旧実績も豊富です。

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