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SFA JOURNAL by ネクストSFA

更新日:2025/07/11 

Windows 10でシステムの復元ができないときの原因と対処法

株式会社ジオコード クラウド事業 責任者 庭田 友裕

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕

以下のようなトラブルが発生していませんか?

  • システムの「復元ポイントが見つからない」と表示される
  • 「復元中にエラーが発生しました」と表示され、処理が完了しない
  • システム復元を試みても、途中で止まる・再起動を繰り返す

これらの症状が見られる場合、Windows 10の「システム復元機能」が正常に動作していない可能性があります。特にバックアップが存在しない環境では、操作ミスや障害により取り返しのつかない事態へと発展するリスクが高まります。

こうしたシステム復元の失敗は、原因の切り分けと適切な対応によって、回避・改善できるケースが多く存在します。重要なのは、自己判断で繰り返し操作せず、現状を正確に把握したうえで、最適な手順を踏むことです。

本記事では、システム復元ができなくなる代表的な原因と、その状態から脱出するための具体的な対処ステップを、専門的な視点から丁寧に解説します。復元に失敗したからといって諦める必要はありません。

Windows 10で「システムの復元」が実行できない原因

Windows 10で「システムの復元」が実行できない場合、設定や環境、ソフトウェアの干渉など、さまざまな要因が関係しています。以下に代表的な原因を詳しく解説します。

  1. システムの保護機能が無効
  2. 復元ポイントが存在しない・破損している
  3. システムドライブの空き容量不足
  4. セキュリティソフトの干渉
  5. システムファイルやディスクのエラー
  6. 周辺機器や増設部品の影響

システムの保護機能が無効

システムの復元は、「システムの保護」機能が有効でなければ動作しません。設定が無効の場合、復元ポイントは作成されず、復元機能自体も利用不可となります。

復元ポイントが存在しない・破損している

復元を実行するには、事前に作成された復元ポイントが必要です。これが存在しない、あるいは破損していると復元は失敗します。

システムドライブの空き容量不足

復元ポイントの作成や復元作業には一定の空き容量が必要です。空きが不足していると処理が中断されることがあります。

セキュリティソフトの干渉

一部のウイルス対策ソフトが復元プロセスをブロックし、操作が中断されるケースがあります。特に常駐保護機能が影響することがあります。

システムファイルやディスクのエラー

システムファイルの破損やHDD/SSDの論理エラーがあると、復元中にエラーが発生して停止する場合があります。だからこそ、安易に復元ソフトを使い続けるのは危険です。繰り返しの操作によって、システム領域がさらに損傷し、元のデータ構造が壊れてしまう可能性があります。

特に論理エラーが発生している場合は、データの上書きや一部損失といったリスクが高まり、復旧の成功率が大きく下がることがあります。そのため、データ復旧の専門家に依頼し、適切な診断に基づいて正確に処置を行うことが、データを守るためには不可欠です。

周辺機器や増設部品の影響

外付けUSB機器、拡張ボードなどが復元作業を妨げることがあります。不要な周辺機器は外してから操作するのが望ましいです。

【データ消失】自己判断の落とし穴とは

パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。

たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。

以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。

  • 絶対に失いたくないデータがある
  • 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
  • パソコンやストレージ機器の操作に不安がある

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Windows 10でシステムの復元ができない場合の対処法

Windows 10でシステムの復元ができない場合でも、原因ごとの対処法を順番に試すことで解決できる可能性があります。以下に、代表的な対処法と具体的な操作手順を紹介します。

  1. システムの保護を有効にする
  2. 他の復元ポイントを選んで実行する
  3. 不要ファイルを削除し、空き容量を確保する
  4. セキュリティソフトを一時的に無効化する
  5. sfc /scannowでシステムファイルを修復する
  6. chkdskでディスクエラーを修復する
  7. セーフモードや回復環境から復元を実行する
  8. 別ユーザーアカウントで復元を試す

システムの保護を有効にする

  1. 「コントロールパネル」→「システム」→「システムの保護」タブを開く。
  2. 対象ドライブを選択し、「構成」をクリック。
  3. 「システムの保護を有効にする」にチェックを入れて「適用」。

他の復元ポイントを選んで実行する

復元ポイントが破損している可能性があるため、別の日付の復元ポイントを選択して再試行します。

不要ファイルを削除し、空き容量を確保する

  1. 「ディスククリーンアップ」ツールを起動。
  2. システムファイルも対象にして不要データを削除。
  3. 十分な空き容量が確保された後、復元を再試行。

セキュリティソフトを一時的に無効化する

  1. 使用中のウイルス対策ソフトを開く。
  2. 「リアルタイム保護」や「常駐監視」を一時的に無効化。
  3. 復元を実行し、終了後にセキュリティソフトを再度有効化。

sfc /scannowでシステムファイルを修復する

  1. 「コマンドプロンプト(管理者)」を開く。
  2. sfc /scannow と入力し、Enterを押す。
  3. 修復完了まで待ち、その後復元を試す。

chkdskでディスクエラーを修復する

  1. 「コマンドプロンプト(管理者)」を開く。
  2. chkdsk /f /r を入力してEnterを押す。
  3. PCを再起動し、エラーチェックを実行。

セーフモードや回復環境から復元を実行する

  1. 「Shift」キーを押しながら「再起動」を選択。
  2. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「システムの復元」。
  3. 復元ポイントを選んで復元を実行。

別ユーザーアカウントで復元を試す

ユーザーアカウントの不具合で復元がブロックされている可能性があります。新しい管理者アカウントを作成し、そちらで復元を試してみてください。ただし、自力で対応できない場合は、データ復旧の専門家に対応を依頼することをおすすめします。

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まとめ

Windows 10で「システムの復元」が実行できないトラブルは、システムの保護設定や空き容量不足、ソフトウェアの干渉など、複数の要因が複雑に絡んで発生します。復元ポイントが見つからない・選べないといった症状でも、設定を見直したり、セーフモードからの実行やコマンドによる修復を行うことで、改善できるケースは少なくありません。

それでも復元が失敗する場合、システムの深刻な破損やストレージ障害の可能性もあり、誤った操作が症状を悪化させるリスクもあります。大切なデータや環境を守るためにも、早期に専門業者に相談することが安全で確実な対処法となります。

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