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SFA JOURNAL by ネクストSFA

AI搭載型SFAツールおすすめ4選を徹底比較!価格・機能・特徴で選ぶ最強ガイド

株式会社ジオコード クラウド事業 責任者 庭田 友裕

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕

営業活動を管理するのにSFAツールは便利ですよね。
最近はSFAツールにAIが搭載され、従来よりも営業力の底上げをサポートできるように進化し続けています。
今回はそんなAI機能に力を入れているSFAツールをご紹介します!

AI搭載型SFAツール4社の製品特長をご紹介

おすすめAI搭載型SFAツール4社の特長

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製品名 AI機能の特長
ネクストSFA ネクストSFA
  • 要約機能、議事録自動作成
  • 商談・フォローアップの見える化
  • 受注失注要因の解析
Salesforce Sales Cloud Salesforce Sales Cloud
  • スコアリング
  • 商談インサイト
  • メール作成・要約
  • メール・カレンダー情報の自動登録
GENIEE SFA/CRM※旧ちきゅう GENIEE SFA/CRM※旧ちきゅう
  • 議事録自動作成
  • セキュリティの高さ
サスケ cyzen
  • 通話内容の自動テキスト化
  • メール自動作成

AI搭載型SFAツールと従来型SFAツールの違い

SFAツールは、AIが搭載されることで大きく進化しました。

AI搭載のないSFA(以後従来型のSFA)は、営業担当者が入力した顧客情報や商談履歴を「蓄積・管理・可視化」することで情報を属人化させずナレッジ共有しやすくしたり、営業活動をスムーズにすることがメリットでした。しかしその情報の分析や次のアクションの判断は営業自身が行う必要があり、忙しい中分析までは手が回らないという課題もありました。

一方、AI搭載型SFAは、蓄積されたデータをAIが「分析・予測・提案」してくれます。例えば、受注確度の高い見込み客を自動でリストアップしたり、効果的な次のアクションを提案したり、議事録作成や要約といった事務作業まで自動化してくれます。これにより営業担当は面倒な作業から解放され、より戦略的で創造的な活動に集中できるようになります。

AI搭載型SFAツールのメリット、注意点

AI搭載型SFAは営業にとって強力な武器になりますが、導入前にメリットと注意点を理解しておくことが重要です。

メリット

圧倒的な業務効率化

AIを活用することで議事録作成やメール作成といった定型業務が効率的に行えるようになります。営業担当者は顧客との対話など、本来注力すべきコア業務に時間を使えます 。

営業成果の向上

AIによる商談・フォローアップの解析により、感覚ではなくデータに基づいた改善を行えるようになり、再現性高く受注率の向上を図れます。これにより限られたリソースを最も有望な案件に集中させ、成約率アップが期待できます 。

営業スキルの標準化

トップセールスの行動パターンや成功要因をAIが分析し、チーム全体で共有可能な「勝ちパターン」を見つけることができます。属人化しがちな営業スキルを標準化し、組織全体の営業力を底上げします。

注意点

コスト面

高度なAI機能は、高価格な上位プランや月額の追加オプションとして提供されることがほとんどです。 高機能なツールを使いこなすにはある程度の知識やスキルが求められます 。導入目的を明確にし、ツールのサポート体制を加味したうえで自社のリテラシーに合ったツールを選ぶことが大切です。

データの質と量

AIの分析精度は、学習データとなる「データの質と量」に大きく依存します。不正確なデータばかりでは、AIは正しい予測や提案ができません。まずは日々の営業活動をしっかりとデータ入力していくことが大切です。

おすすめAI搭載型SFAツール4選

ここでは、編集部がピックアップしたおすすめのAI搭載型SFAツールを4つご紹介します。
各ツールの機能や費用、運営会社情報などを整理してまとめました。
どのようなことにAIを活用したいのかに合わせて、自社に最適なAI搭載型SFAツールを検討する際の参考にしてください!

ネクストSFA

ネクストSFA

手厚い無料サポートが特徴のSFAで定着率98.6%を誇っています。(2025年3月時点)
他のSFAツールの導入に失敗した経験のある企業からも支持されています。AI機能では基本的な機能に加えて商談からフォローアップを「見える化」でき、受注率アップにつながります。

金額(税抜)

基本利用料: 50,000円/月(10ユーザー含む)
AIプラン: 50,000円/月(組織単位の固定料金でAI商談レポートは月500時間まで、AI活動レポートは月200回まで)

AI機能

要約や議事録の自動作成機能だけでなく、商談・その後のフォローアップ活動をAIが解析。「受注・失注の要因」や「商談の改善点」を可視化し、個々の営業スキル向上とチーム全体の成功パターンの構築を支援します 。

特徴

AI機能では要約や議事録の自動作成だけでなく、商談とその後のフォローアップ活動をAIが分析します。「受注・失注の要因」や「商談の改善点」を可視化することで、組織全体の営業力の底上げとマネジメントの高度化を実現します 。またこれらの高度なAI機能も低コストで利用可能です。

一方でAIで出力できる情報は自由度が高いため、ITツールに不慣れな場合はサポートの活用が必要となるでしょう。ネクストSFAは専任担当による回数無制限の無料サポートが非常に手厚く、98.6%という高い定着率を誇るので安心です。(2025年3月時点)

企業情報

運営会社名株式会社ジオコード
URLhttps://next-sfa.jp/
設立年2005年2月
所在地〒160-0022
東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー 10F
電話番号03-6274-8081

Salesforce Sales Cloud

SalesForce Sales Cloud

業界の王者が提供する、包括的AIプラットフォームで世界トップシェアを誇ります。そのAI「Einstein」は、予測、提案、分析、自動化まで、営業活動のあらゆる側面をカバーする非常に強力なプラットフォームです。

金額(税抜)

AI機能の多くは上位プランに含まれます。
Enterprise: 19,800円/ユーザー/月
Unlimited: 39,600円/ユーザー/月(予測AIなどを搭載)
Agentforce 1 Sales: 66,000円/ユーザー/月(生成AIを含む全機能)
初期費用は無料(サポート費用は別途発生の可能性あり)

AI機能

過去のデータから受注確度の高い商談をAIが自動で点数付けし、さらに顧客とのやり取りや外部ニュースから商談のリスクやチャンスを検知することで、営業担当者が「今、何に注力すべきか」を明確にします 。また営業メールの作成や会議の要約などを代行する対話型AIアシスタントや、メールやカレンダーの情報を自動でSFAに記録する機能により、日々の面倒なデータ入力や事務作業から解放し、生産性を向上させます 。

特徴

機能の網羅性と分析精度は他を圧倒します。データに基づいた営業改革を目指す大企業に最適です。しかし高機能な分、価格が高額です。サポートに関しては資料提供は無料ですが、手厚いサポートを求める場合は別途費用がかかるため注意が必要です。またすべての機能を使いこなすには相応の学習コストや専門知識が求められ、導入しても活用しきれないリスクがあります 。

企業情報

運営会社名株式会社セールスフォース-ジャパン
URLhttps://www.salesforce.com/jp/
設立年2000年4月
所在地〒100-0005
東京都千代田区丸の内1-1-3 日本生命丸の内ガーデンタワー
電話番号03-4222-1000(代表)

GENIEE SFA/CRM

GENIEE SFA/CRM

「ちきゅう」というサービス名でも知られる国産SFAで低価格ながら、OpenAI社の最新AI「GPT-4」を搭載したアシスタント機能を提供し、コストパフォーマンスの高さが魅力です。

金額(税抜)

スタンダードプラン: 34,800円/月(10ユーザー含む)
AIアシスタント(オプション): 490円/ユーザー/月 、初期費用:300,000円(1PBあたり)
AI議事録(オプション):月額100,000円/300h(スタンダードプラン)、初期費用: 500,000円(アカウント開設/1フォーマットの設定代)

AI機能

GENIEE SFA/CRMのAI機能は、GPT-4を搭載した「AIアシスタント」が中心です。この機能は、メール作成や議事録の要約といった事務作業を自動化し、営業担当者の負担を大幅に削減します。また、会議の音声から文字起こしをすることも可能です。入力したデータはAIの学習に使われないため、セキュリティ面でも安心して利用できる点が特徴です。

特徴

大手SFAの約1/3という低コストで、最新の生成AIによる業務効率化を実現できますが、Salesforceのような複雑なデータ分析や高度な予測機能は限定的です 。またAIオプション含め、初期費用が高めなためトータルコストを加味する必要があるでしょう。

企業情報

運営会社名株式会社ジーニー
URLhttps://chikyu.net/
設立年2010年4月14日
所在地〒163-6006
東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー5/6階
電話番号03-5909-8187

サスケ

インサイドセールスやアウトバウンド営業など、「商談前の見込み客育成」に特化したツールです。

金額(税抜)

月額費用: 基本料金50,000円 + 1,000円/アカウント(最小5アカウント〜)
初期費用: 200,000円

AI機能

CTI(電話連携)機能を利用した際、通話内容を自動でテキスト化し、要約までしてくれます 。また、メール本文の概要や含めたい要素を入力すると、連携しているChatGPTが自動でメール本文を作成する機能もあります 。

特徴

通話内容の自動テキスト化やAIによるメール作成支援など、日々の営業活動を効率化する基本的なAI機能が揃っています。また搭載されているAI機能は業務効率化を支援するものが中心で、高度なデータ分析や未来予測といった機能を求める場合には物足りない可能性があります。

企業情報

運営会社名株式会社インターパーク
URLhttps://www.saaske.com/sfa/
設立年2001年7月
所在地〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂2丁目16番8号 ビジネスヴィップ渋谷・道玄坂坂本ビル8F
電話番号03-3496-7888

まとめ

AI搭載SFAは、従来型のSFAと比較して営業活動をより効率的で戦略的なものに変える大きな可能性を秘めています。しかし、今回ご紹介した4つのツールだけでも、AIの機能、価格、そして得意な領域は大きく異なります。導入前になぜ導入したいのか、目的を明確にして自社にあったツールを選ぶことが大切です。

SFAは活用されてこそ意味がある

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