更新日:2024/10/16
SFA運用のプロが教える!生死を分けるSFA導入チェックリスト
【監修】株式会社ジオコード マーケティング責任者
渡辺 友馬
田村さんしっかりしている人- ・趣味:ゴルフ、DJ
・的確なコンサルでクライアントからの信頼が厚い
・感情は子宮に忘れてきたらしい
もりくん田村さんの後輩- ・趣味:海鮮、テレビゲーム
・どこにでもいる普通の平社員のクローン
選ぶ時のチェック事項を教えてほしいんですよ。プロにw
ただ、この前はSFAが何かを教えてもらったんですけど、
結局使うってなった際に、どう選べばいいのか気になって。
検討時に、チェックリストとして確認してほしい点を説明していきますね。
この記事の目次はこちら
SFA導入を検討し始めたら
そこは先に説明したいんだよね。
疲弊しちゃってという意味でね。
最初に考えること1:SFA導入目的を決める
っていうふわっとした状態でやるなら、ハッキリ言って意味がない。
という道筋が無いと必ず失敗しちゃうからね。
自社の課題
課題1 | 会議が結果報告だけになってしまっている 進捗の中で、ボトルネックがどこになっているかを把握できるようにしたい |
---|---|
課題2 | 各人バラバラの案件管理のため、見込み数値の予測が不正確 案件管理を統一し、現状把握の手間を削減したい |
課題3 | 日報がメールでのやり取りのため提出・記載に手間がかかる また、過去を遡っての振りかえりも大変 |
課題4 | 見積書をエクセルで作っているが面倒 請求書発行用のシステムと連携して、見積書作成を楽に行いたい |
最初に考えること2:SFA導入目的の中で、課題解決の優先順位を決める
解決したい順に。
覚えきれなくて、使いこなせないんだよね。
SFAの運用がうまくいきやすいからね。
あ、順位は高・中・低、みたいなざっくりした順位でいいから。
課題解決の優先順位を決める
課題1 | 優先度:高 | 会議が結果報告だけになってしまっている 進捗の中でボトルネックがどこになっているかを把握できるようにしたい |
---|---|---|
課題2 | 優先度:高 | 各人バラバラの案件管理のため、見込み数値の予測が不正確 案件管理を統一し、現状把握の手間を削減したい |
課題3 | 優先度:中 | 日報がメールでのやり取りのため提出・記載に手間がかかる また、過去分遡っての振り帰りも大変 |
課題4 | 優先度:低 | 見積書をエクセルで作っているが面倒 請求書発行用のシステムと連携して、見積書作成を楽に行いたい |
実は、見積書を作る事務処理の方が重たかったなら、見積作成業務をシステム化するとか。
SFAを作っている会社ですしね。。。
でも、おすすめの方法が1つあるよ。
で、状況を正直に伝えて、目的部分と順位付けを一緒にやってもらう。
そんな優しさ持ってましたっけ?
で、SFAを入れるよりも先にやるべきことがあれば、別のことからやればいいから。
POINT
SFAの導入を検討し始めたら、まず以下の点を整理しましょう
■SFAの導入を検討する前に、今の課題を明らかにしましょう
■課題の中で優先順位を決めて、何から手を付けていきたいかを明らかにしましょう
自社の中で整理が難しいなら、SFAベンダーの営業担当に相談するのもあり。
状況を伝えて、SFAで解決できることの切り分けを手伝ってもらいましょう。
SFA導入のチェックリスト
1:SFA導入目的に沿った機能がある
目的を見失うケースがあるんだよね。
SFAを検討していくと、便利な機能を知ることも多くなって
本来の目的よりも、目新しい機能に魅かれちゃうこともあるの。
目的:
案件進捗の共有から情報の見える化を行い、営業ノウハウを共有する(営業力改善)
いろんなSFAの話を聞いているうちに、名刺をスキャンするだけで、
顧客のデータベースを作れる機能が目新しくて、名刺管理が強いSFAにした。
↓
導入した後、確かにその機能は便利だけど、目的の営業力改善につながる機能は無かった。
↓
結果導入しても効果が薄かった。
ここでは、名刺管理を悪く言っているわけではないからね。
例えば、既存取引先が圧倒的に多く名刺がほぼ増えないようなら、名刺管理は必要な機能じゃないよね。
自社に必要な機能を、目的から考えていくと選んでいきやすいよ。
お菓子に付いてくるカードが欲しいのに、
お菓子も一緒に買わなきゃいけないのが面倒とかありましたもんね。
結果、カードだけ取って、お菓子を捨てちゃうとか。
実際に操作するときに、かえって邪魔になるものがついてるのは、意外とストレスだからね。
2:操作が無理なくできる
毎日使うシステムだから、楽に使えた方がいいですよね。
だから、みんなが無理なく使えるというところまで、考えられると一番いいよ。
・営業管理者
・SFAの設定をする人
の3種類って考えで間違いないですか???
例えば、『設定はすごい簡単だけど、営業担当者にとっては使いにくい』
システムを導入したらどうなると思う?
無理なく使える難易度である。ってところが理想的なの。
結局、営業担当者が使えないレベルのシステムは、
導入しても運用に乗らず、かなりの確率で失敗に終わっちゃうからね。
3:自社の体制に即したサポートが受けられる
- 対応可能時間
- 料金
- 回数
- 連絡手段
- サポート内容
例えばシステムに詳しい人たちばかりの会社もあれば、そうじゃない会社もあるよね。
レベル感を見て、どの程度のサポートを受けるべきかを決めた方がいいよ。
例えば、電話は無料だけど、訪問サポート1回××万円!とか。
とはいえ、よく確認したほうがいい箇所ではあるよね。
4:機能アップデートが頻繁
手っ取り早くて、『最後は半年前ですね』とか言われたらかなり怪しいかなと。
・より便利に使える機能が増えていくのか
という点も結構大事なんだよね。
システムに反映してくれるってくらいだとベストかなと。
5:自社の予算にあったSFAを選ぶ
だいたい今は、1ユーザで月額いくらみたいな課金体系が多いけど、
安価なSFAで数千円くらいだし、高いものは数万円とかになるかなと。
業務の効率化が見込めて、効率化により生まれたリソースを他の有意義なことに回したりもできるから、ペイできる可能性も十分あるとは思うよ。
安いものでもシンプルで、機能もしっかりした製品だってあるからね。
それに高くても、目的に沿わなかったり、難くて使いこなせない製品の導入は無駄になるから、お金だけでは判断できないと思うよ。
予算規模では選択肢を狭めずに、高いものでも安いものでも、自社の目的に合うか確かめてみて、
最終的なチェック事項にするほうがいいのかなと思う。
導入した後も、気を付けてほしいことはあるから、
その辺は別の機会に紹介しますね。
POINT
SFAを検討するときは以下5点をチェックしましょう
■導入目的に沿った機能がある
■操作が無理なくできる
■自社の体制に即したサポートが受けられる
■機能アップデートが頻繁
■自社の予算にあったSFAを選ぶ