更新日:2025/07/10

外付けHDDで「パラメーターが間違っています」と表示された場合の原因と対処法

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
「外付けHDDで“パラメーターが間違っています”と表示されて、急に使えなくなった…」そんな経験はありませんか?
・USBメモリを挿してもファイルが開けない
・外付けHDDが突然アクセス不能になる
・フォーマットを求められるが、実行できない
このエラーは、ファイルシステムの破損やシステムの不具合などによって発生し、放置するとデータが失われる危険性もあります。
本記事では、エラーの代表的な原因と、安全かつ効果的な対処法を初心者にもわかりやすく解説します。
自力での復旧に不安がある方は、無料相談を利用できる専門業者への問い合わせも検討してみてください。
この記事の目次はこちら
HDDで「パラメーターが間違っています」と表示される原因
このエラーが発生する原因は、接続不良やファイルシステムの破損など、さまざまな要因が考えられますが、大きく分けると次の3通りです。それぞれについて詳しく説明します。
接続不良やケーブルの問題
HDDとPCをつなぐ内部のSATAまたはUSBケーブルが断線している、劣化している、あるいはしっかり接続されていない場合、HDDが正しく動作しなくなりエラーが発生します。
論理障害
論理障害とは、HDDのデータ構造やファイルシステムが壊れることで発生する障害です。
パーティションテーブルの破損
パーティションテーブルは、MBR(Master Boot Record)やGPT(GUID Partition Table)と呼ばれる部分に保存されています。ここが破損すると、HDD全体が「未割り当て」「不明なデバイス」と表示され、認識されなくなることがあります。これはパーティション情報が、どこにHDD内のデータがあるかを管理する「地図」の役割をしているためです。
この地図が壊れると、パソコンはデータの場所を見つけられず、HDDにアクセスできなくなります。ただし、データ自体はまだHDDに残っている場合もあります。
しかし、誤った操作や修復の失敗でデータが失われる危険があるため、慎重な対応が必要です。
ドライバの問題
HDDのドライバが破損している、古い、または互換性がない場合、HDDが正しく認識されずエラーが発生します。
ファイルシステムの破損
突然の電源断や不適切な取り外し、システムクラッシュなどでHDDのファイルシステムが破損すると、OSがデータを認識できなくなります。この結果、「パラメーターが間違っています」というエラーが表示されます。
ウイルスやマルウェアの影響
特定のウイルスやマルウェアがHDDの構造を損傷させ、データアクセスを妨害している可能性も考えられます。
物理障害
物理障害とは、HDD内部の部品や基盤が故障することで発生する障害です。
HDDのファームウェア異常
HDDのファームウェアとは、HDD内部に組み込まれた制御用ソフトウェアで、データの読み書きやヘッドの動作制御、エラーチェックなど、HDDの動作全般を管理する重要な役割を担っています。
このファームウェアに異常が発生すると、HDD全体の動作に支障をきたし、データアクセスが妨げられる場合があります。その結果、エラーとして「パラメーターが間違っています」や「デバイスが認識されない」といった問題が発生します。
不良セクタの発生
HDDに不良セクタが発生すると、その部分のデータにアクセスできず、「パラメーターが間違っています」というエラーが表示されます。不良セクタの拡大はHDD全体の故障に繋がることもあります。
物理的損傷や経年劣化
HDDの内部で磁気プラッタやヘッドが壊れると、正常にデータを読み書きできずエラーが発生します。特に、長年の使用による部品の劣化や外部からの衝撃が原因となることが多く、異音が聞こえる場合は物理的な故障のサインと考えられます。
HDDの寿命
使用年数が長いHDDは、内部部品の劣化や不良セクタの蓄積によって動作不良を起こしやすくなります。この場合、HDD自体の交換を検討する必要があります。
HDDが認識されない、回転が止まる、「パラメーターが間違っています」と表示される──こうしたトラブルの裏には、物理的な損傷やファームウェア異常、不良セクタ、ドライバ不具合など、さまざまな原因が隠れています。中でも基板やモーターの故障、ヘッドの癒着といった物理障害は、個人での復旧が難しく、悪化させるリスクも高いため注意が必要です。大切なデータがある場合は、通電や初期化を試す前に、専門のデータ復旧業者へ相談するのが安全です。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは

パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
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「パラメーターが間違っています」の対処法
このエラーを解決するためには、以下の対処法を試してみてください。それぞれの方法について、具体的な手順を詳しく説明します。
接続を確認して修正する
接続不良が原因の場合、ケーブルやポートの問題を解消することでエラーを修正できることがあります。
- デバイスを取り外し、他のUSBポートに接続します。
- 劣化や破損が疑われるケーブルを交換して再接続します。
- 他のPCやデバイスで接続を試し、動作確認を行います。
ディスクチェック(CHKDSK)の実行
Windowsのディスクチェック機能を使用して、ファイルシステムのエラーや不良セクタを修正します。
- 「スタート」メニューで「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを管理者権限で起動します。
- 「chkdsk E: /f /r」と入力し、Enterキーを押します(E:は対象ドライブの例)。
- スキャンと修復が完了するまで待ちます。
パーティション修復ツールを使用
論理障害はHDDのデータ自体ではなく、データの管理に必要な情報(パーティションテーブルやファイルシステム)が壊れることで発生します。この場合、データ自体はHDD上に残っているため、TestDiskのようなツールで破損した管理情報を再構築すれば、データを再び正常に利用できる状態にできます。
- TestDiskを公式サイトからダウンロードし、対応OSに合ったバージョンを選びます。
- 解凍後、起動するとコマンドライン画面が開きます。
- 「Create」を選択して新しいログを作成。
- 修復するHDDを選び、「Proceed」で進みます。
- TestDiskがパーティションテーブルの種類を自動推測(通常「Intel」や「EFI GPT」)するので、そのまま進めます。
- メニューから「Analyze」を選択してパーティションをスキャン。結果に表示される破損パーティションを確認します。
- 必要に応じて「Undelete」で復旧し、「Write」で修復を確定します。
- 修復後、パソコンを再起動し、HDDが正しく認識されるか確認します。
ただし、TestDiskはコマンドライン形式で操作するため、作業に自信がない場合は専門家に相談することをお勧めします。
デバイスドライバーの更新
デバイスドライバーを最新のバージョンに更新することで、システムファイルの問題を解消できます。
- 「デバイスマネージャー」を開き、対象のHDDを右クリックします。
- 「ドライバーの更新」を選択し、最新バージョンをインストールします。
- 再起動後、エラーが解消されているか確認します。
専門業者への相談
物理的な故障や深刻なエラーが疑われる場合、自力での修復は避け、データ復旧専門業者に相談してください。
重要なデータが保存されている場合は、早めに適切な対応を行いましょう。また、日常的にバックアップを取ることで、万が一のトラブルに備えることができます。
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まとめ
「パラメーターが間違っています」のエラーは、論理障害や物理障害など多くの原因で発生します。接続確認や修復ツールの利用で解決する場合もありますが、原因が特定できない場合やデータが重要な場合、専門業者への相談が最も安全な選択です。早急かつ適切な対応がデータ復旧の鍵となります。