更新日:2025/07/04

USBメモリが書き込みできない原因と対処法を徹底解説

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
USBメモリにファイルを保存しようとしたとき、「書き込み禁止」や「アクセスが拒否されました」と表示され、戸惑った経験はありませんか?このような書き込み不可の状態は、物理的なロックスイッチの存在やWindowsの設定ミス、さらにはシステム障害までさまざまな要因で発生します。
大切なデータを守るには、原因を正しく把握し、確実に対応することが重要です。本記事では、USBメモリが書き込みできなくなる主な原因と具体的な対処法を、わかりやすく解説します。
なお、「どうしても中身を取り出したい」「急ぎで必要なのにどうすればいいかわからない」──そんなときは、まずは無料で診断してくれる専門業者への相談も検討しておきましょう。
USBメモリが書き込みできない原因
USBメモリが書き込みできない場合、その背景にはさまざまな要因が存在します。物理的な設定ミスからシステムレベルのトラブルまで幅広く、正確な原因の把握が重要です。
USBメモリが書き込みできない原因は次の通りです。
- 物理的な書き込み禁止スイッチがオン
- 書き込み権限やアクセス権の問題
- USBメモリの容量不足
- ファイルシステムやディスクエラー
- ウイルスやマルウェア感染
- ドライバの不具合や未更新
- レジストリやシステム設定の影響
- USBメモリ自体の物理故障
物理的な書き込み禁止スイッチがオン
一部のUSBメモリには、誤操作防止用のロックスイッチが搭載されており、これがオンになっていると書き込みが制限されます。
書き込み権限やアクセス権の問題
Windowsのセキュリティ設定によって、ユーザーに書き込み権限が付与されていない場合、USBメモリへの保存ができません。
USBメモリの容量不足
空き容量がない場合、新しいデータを書き込むことはできません。ファイルサイズが小さくても、断片化やシステム領域の影響で書き込みが失敗することがあります。
ファイルシステムやディスクエラー
USBメモリ内部のファイルシステムが破損していると、正常に書き込み処理が行われません。
ウイルスやマルウェア感染
外部からのウイルス感染によって、書き込みが制限されているケースも存在します。
ドライバの不具合や未更新
USBメモリを認識するためのドライバに不具合があると、書き込みができない状態になります。
レジストリやシステム設定の影響
Windowsのレジストリにおける「WriteProtect」設定が有効になっていると、USBメモリ全体で書き込みが禁止されます。
USBメモリ自体の物理故障
長年の使用や衝撃による物理的な破損は、データの書き込みだけでなく読み取りも不可能にする恐れがあります。
複数の要因が絡むケースも多く、自己判断での対応は状況を悪化させるリスクがあります。
だからこそ、データを守るためには専門業者への早めの相談が有効です。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは

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USBメモリが書き込みできないときの対処法
問題の原因を見極めたうえで、適切な対処法を実行することで多くの場合、正常に書き込みができるようになります。以下に、各原因に対応した具体的な手順を紹介します。
USBメモリが書き込みできないときの対処法は次の通りです。
- 物理スイッチの確認・解除
- プロパティで書き込み権限を確認・変更
- 容量の確保
- ディスクエラーの修復
- 属性の解除(diskpart使用)
- レジストリの修正
- ウイルススキャンの実施
- ドライバの更新
- 他のポートやPCで試す
- フォーマット(最終手段)
- 物理故障時は業者に相談
物理スイッチの確認・解除
USBメモリ本体にスライド式の書き込み禁止スイッチがある場合、ロック解除側に切り替えてください。
物理スイッチの確認・解除の手順は次の通りです。
- USBメモリを取り出し、側面を確認。
- LOCKやWRITE PROTECTと記載されたスイッチがあれば、「解除」側にスライド。
- 再度PCに挿し直し、書き込み可能か確認。
プロパティで書き込み権限を確認・変更
セキュリティ設定で制限がかかっている場合、手動でアクセス許可を変更することで書き込みが可能になります。
プロパティで書き込み権限を確認・変更は次の通りです。
- エクスプローラーでUSBメモリを右クリックし「プロパティ」を開く。
- 「セキュリティ」タブを選択し、「編集」をクリック。
- 「書き込み」のチェックをオンにし、「適用」を押して変更を保存。
容量の確保
書き込みエラーの原因が容量不足である場合、不要なファイルを削除して空き容量を確保することで改善されます。
容量確認と確保手順は次の通りです。
- USBメモリのプロパティを開き、「空き領域」を確認。
- 不要なファイルを削除、または他のメディアへ移動。
- 再度書き込みを実行し、問題が解消されているか確認。
ディスクエラーの修復
ファイルシステムに異常があると、書き込みできない状態になります。Windows標準の修復ツールでエラーを修復できます。
chkdskの使用手順は次の通りです。
- コマンドプロンプトを管理者として起動。
- 「chkdsk ドライブ名: /f /r /x」と入力してEnter。
- 完了後、USBメモリを取り出して再挿入し、書き込みできるか確認。
属性の解除(diskpart使用)
USBメモリが読み取り専用(read-only)属性になっている場合、コマンドで解除が必要です。
属性の解除(diskpart使用)は次の通りです。
- 「cmd」を管理者として起動し、「diskpart」と入力。
- 「list disk」でディスク一覧を確認。
- 対象ディスクを「select disk 番号」で選択し、「attributes disk clear readonly」と入力。
レジストリの修正
レジストリ設定が原因でUSBメモリへの書き込みが制限されていることがあります。WriteProtect値を無効にすることで解除できます。
レジストリの修正手順は次の通りです。
- 「regedit」を実行してレジストリエディタを起動。
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\StorageDevicePolicies」へ移動。
- 「WriteProtect」の値を「0」に変更し、PCを再起動。
ウイルススキャンの実施
USBメモリがマルウェアに感染していると、セキュリティ機能が書き込みをブロックする場合があります。
ウイルススキャンの実施手順は次の通りです。
- USBメモリを接続し、ウイルス対策ソフトを起動。
- 「カスタムスキャン」で該当ドライブを指定。
- 脅威が検出された場合は削除や隔離を実施。
ドライバの更新
古いUSBドライバが原因で正常に動作しないことがあります。デバイスマネージャーから更新可能です。
ドライバの更新手順は次の通りです。
- 「デバイスマネージャー」を開き、「ディスクドライブ」を展開。
- USBメモリを右クリックし「ドライバーの更新」を選択。
- 「自動で検索」で最新のドライバーを適用。
他のポートやPCで試す
USBポートや接続しているPC自体に問題があるケースもあります。別環境での確認が有効です。
他のポートやPCで試す手順は次の通りです。
- 他のUSBポートに差し替えて動作を確認。
- 別のPCに接続し、書き込みができるか確認。
- 同様のエラーが出る場合はUSBメモリ側の問題を疑う。
フォーマット(最終手段)
USBメモリの内容にバックアップがある場合、フォーマットで初期化することで問題が解消することがあります。しかしデータは抹消されるので、データが必要な場合は控えましょう。
フォーマット手順は次の通りです。
- USBメモリを右クリックし「フォーマット」を選択。
- ファイルシステム(例:FAT32、NTFS)を選び「開始」をクリック。
- 完了後、書き込み可能か確認。
物理故障時は業者に相談
USBメモリが物理的に故障している場合、自力での復旧は困難です。専門業者への相談を推奨します。
- データにアクセスできない、認識しない場合は無理に操作しない。
- 異音や熱を持つ場合はすぐに取り外す。
- 実績と設備が整ったデータ復旧業者へ相談。
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まとめ
USBメモリが突然書き込みできなくなるトラブルは、誤操作ではなくシステムやハードの異常が原因であることも少なくありません。大切なデータを守るためにも、確実な方法で対応することが重要です。
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