更新日:2025/07/04

Windows 10のUEFIブートマネージャーを修復する方法

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
パソコンの電源を入れても起動せず、「UEFIブートマネージャーが壊れている可能性があります」と表示されて戸惑っていませんか?
- 突然パソコンが起動しなくなった
- 黒い画面に英語のエラーメッセージが出る
- BIOS画面には入れるがWindowsが立ち上がらない
このような症状は、Windowsの起動に必要なUEFIブートマネージャーが破損していることで発生します。
この記事では、Windows 10環境でUEFIブートマネージャーを修復する具体的な手順を、初心者にもわかりやすく解説します。
もし「自分での対応が難しそう」と感じた場合は、無料診断を行う専門業者に早めの相談をおすすめします。
この記事の目次はこちら
UEFIブートマネージャーが破損する原因
UEFIブートマネージャーが破損すると、Windowsの起動に重大な支障が生じ、最悪の場合はOS自体にアクセスできなくなります。日常的に使用しているパソコンが突然立ち上がらなくなるリスクを回避するためにも、原因を正しく理解しておくことが重要です。
「UEFIブートマネージャーが破損する原因」の原因
Windowsのアップデートやシステム変更の影響
Windowsの大型アップデートやドライバーの更新作業が、ブート領域に影響を与えるケースがあります。特に、システムファイルや起動順序が書き換えられるような変更があった場合、それに伴ってUEFIの構成情報が不一致を起こし、正常に起動できなくなることがあります。
パーティション構成の崩れ
UEFIブートは、EFIと呼ばれる専用の小さな領域に必要なファイルを置いて起動します。このEFIパーティションが削除されたり、別の用途で上書きされたりすると、起動情報を読み込めず、エラーが発生します。意図せずこの領域を変更してしまうケースもあるため注意が必要です。
セキュアブートやUEFI設定の不整合
UEFIの設定画面でセキュアブートを無効にしていたり、起動モードを「レガシー」に切り替えていた場合、UEFI用の起動設定との間に不整合が生じることがあります。セキュアブートは、信頼できるソフトウェアのみを起動できるようにする機能のため、これが原因でブートマネージャーが正しく働かない場合もあります。
ブート構成データ(BCD)の破損
Windows 10をUEFIモードで起動している場合、ストレージ内のEFIパーティションにあるブートマネージャー情報が正常に読み込めないと、「Boot device not found」などの深刻なエラーが表示されます。HDDやSSDの故障が原因で、Windowsが完全に起動不能になるケースも少なくありません。さらに、UEFI環境では構成が複雑なため、安易な修復操作がかえってデータの上書きや破損を招くリスクもあります。大切なデータがある場合は、専門業者に相談することをおすすめします。。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは

パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
- 絶対に失いたくないデータがある
- 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
- パソコンやストレージ機器の操作に不安がある
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UEFIブートマネージャーを修復する具体的な方法
パソコンが起動しないというトラブルに直面したとき、いかに安全かつ確実に復旧作業を進められるかが重要です。このパートでは、Windows 10のUEFIブートマネージャーを修復するために有効な方法を、段階的に紹介します。
「UEFIブートマネージャーを修復する方法」の対処法
- スタートアップ修復(自動修復)を使う
- UEFIファームウェア設定を確認する
- コマンドプロンプトで手動修復を行う
- BootrecコマンドでMBRとBCDを再構築する
- セキュアブートを有効にする
- 専門業者に相談する
スタートアップ修復(自動修復)を使う
Windowsのインストールメディアを使って、自動で起動エラーを修復する方法です。起動トラブルの大半に対応できる可能性があるため、最初に試しておきたい対処法です。
スタートアップ修復の実行方法
- USBやDVDのWindowsインストールメディアを用意し、PCに接続します。
- メディアから起動し、「Windowsのセットアップ」画面で「次へ」を選択します。
- 「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「スタートアップ修復」を選択します。
- Windowsを選択すると、システムが自動で診断・修復を開始します。
UEFIファームウェア設定を確認する
起動モードの設定やセキュアブートが適切でないと、UEFI起動が妨げられることがあります。BIOS(UEFI設定画面)で、起動構成を見直します。
UEFI設定確認の手順
- PC起動時に[F2]または[Del]キーなどを押し、UEFI設定画面に入ります。
- 「Boot」タブを開き、「UEFIモード」になっているか確認します。
- 「Secure Boot」設定を有効または無効に変更します(環境により異なります)。
- 設定を保存して再起動します。
コマンドプロンプトで手動修復を行う
自動修復がうまくいかない場合は、EFIパーティションを手動で操作し、起動に必要なファイルを再作成します。
手動修復の手順
- インストールメディアから起動し、「トラブルシューティング」→「コマンドプロンプト」を選択します。
- 以下のコマンドを順に入力します:
diskpart
list disk
select disk 0
list partition
select partition X(EFIパーティションを選択)
assign letter=S
exit - 次に以下を入力して修復します:
cd /d S:\EFI\Microsoft\Boot\
bootrec /fixboot
bcdboot C:\Windows /s S: /f UEFI
※「C:」はWindowsのインストールドライブに応じて調整
BootrecコマンドでMBRとBCDを再構築する
起動関連の情報をまとめて修復する際に役立つ、コマンドによる対応方法です。
Bootrecによる修復手順
- コマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを順に実行します:
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /scanos
bootrec /rebuildbcd - 完了後、exitコマンドで終了し、再起動します。
セキュアブートを有効にする
信頼されたソフトウェアのみを起動させる機能であるセキュアブートを有効にすることで、UEFI環境下の起動不具合が改善されることがあります。
セキュアブートの有効化手順
- UEFI設定画面にアクセス(PC起動時に[F2]や[Del]を押します)。
- 「Security」または「Boot」タブにある「Secure Boot」を探します。
- 状態を「Enabled(有効)」に変更します。
- 保存して終了し、再起動します。
専門業者に相談する
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まとめ
UEFIブートマネージャーに関するトラブルは、誤った対応をしてしまうとデータを失うリスクが高まる可能性があります。安全な修復には正しい知識と手順が求められるため、自己流の対応は慎重になるべきです。
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