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SFA JOURNAL by ネクストSFA/CRM

SFAチェックリスト一覧|使われない原因と改善策がわかる30項目

株式会社ジオコード クラウド事業 責任者 庭田 友裕

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕

SFAを導入したものの、営業担当者が入力してくれない。情報は蓄積されているのに、営業会議では別のExcelを使っている。こうした状況に悩む営業責任者や運用担当者もいるのではないでしょうか。

SFAは、営業活動や商談の進捗を記録・共有する営業支援システムです。活用を進めるには、入力方法に加え、情報を使う場面やサポート体制も整える必要があります。入力を依頼するだけでは、使われない原因を解消できない場合もあるでしょう。

そこで本記事では、SFAの導入・運用を確認できる30項目を、一覧でご紹介します。使われない原因に応じた改善策や、改善を進める手順も解説します。導入準備中の企業も、運用に課題を感じている企業も参考にしてください。

SFAチェックリスト一覧|導入・運用の確認に使える30項目

SFAの導入・運用で見直したい項目を、一覧にまとめました。目的、入力負担、情報の活用、運用体制の順に確認しましょう。各項目の見方と改善策は、この後の本文で解説します。

回答欄には「はい」「いいえ」「未確認」を記入してください。「はい」は仕組みが整っている状態、「いいえ」は改善が必要な状態です。判断できない項目は「未確認」とし、担当者へ確認しましょう。

No.区分チェック項目回答
1目的・活用シナリオSFAで改善したい営業課題を、具体的な業務として説明できるか
2目的・活用シナリオ導入目的と、改善できた状態の判断基準が共有されているか
3目的・活用シナリオ営業担当者・管理者・営業企画ごとに利用場面が決まっているか
4目的・活用シナリオ利用する場面と、その場で判断する内容が対応しているか
5目的・活用シナリオ入力した情報が、営業担当者自身の業務にも役立っているか
6目的・活用シナリオSFAの利用によって減らせる報告や確認作業を伝えているか
7入力・更新・データ品質必須項目ごとに、情報を使う目的と利用者が決まっているか
8入力・更新・データ品質情報を把握できる時点に合わせて、入力を求めているか
9入力・更新・データ品質現場が使うパソコンやスマートフォンで、必要な入力を行えるか
10入力・更新・データ品質画面移動と項目名が、迷わず入力できる設計になっているか
11入力・更新・データ品質SFA・Excel・日報などへの、同じ情報の手入力を減らせているか
12入力・更新・データ品質連携する情報と、更新元になるシステムが決まっているか
13入力・更新・データ品質商談や状況の変化に合わせて、更新担当者と期限が決まっているか
14入力・更新・データ品質案件ステージや失注理由の判断基準が統一されているか
15入力・更新・データ品質同じ顧客・案件の重複登録を防げているか
16入力・更新・データ品質進行中案件の状況や次回の対応予定が、実態に合っているか
17情報の活用役割ごとに、業務で使う一覧や集計画面が用意されているか
18情報の活用表示内容から、確認すべき案件や次の対応を判断できるか
19情報の活用営業会議でSFAの案件情報を確認しながら話し合っているか
20情報の活用会議で決めた担当者と次の対応が、SFAに反映されているか
21情報の活用管理者が商談の記録を見て、具体的な助言を返しているか
22情報の活用入力した情報が、次の営業活動や支援の判断につながっているか
23教育・サポート・体制役割ごとに必要な操作と、業務上の使い方を説明しているか
24教育・サポート・体制入社・異動した担当者にも、研修やマニュアルを提供できるか
25教育・サポート・体制操作・設定・ルールに関する相談先が利用者へ周知されているか
26教育・サポート・体制未解決の問い合わせと、次に対応する担当者を把握できるか
27教育・サポート・体制各担当者が、業務に必要な案件や顧客情報を閲覧・更新できるか
28教育・サポート・体制入社・異動・退職に合わせて、アカウントと権限を見直しているか
29教育・サポート・体制現場の要望を集め、必要性を判断する責任者が決まっているか
30教育・サポート・体制設定・ルールの変更と、その後の周知・確認を担当する人がいるか

「いいえ」の数だけで、SFAの活用状況を判定する必要はありません。入力や確認ができず業務が止まっている項目から、原因を調べてください。自社の業務に該当しない項目は、回答欄に「対象外」と理由を記録しましょう。

SFAチェックリストで「導入したのに使われない」課題を確認する

SFAが使われない原因は、担当者の操作スキルだけとは限りません。導入目的、入力負担、データの活用方法などを分けて確認することが大切です。まずは、チェックリストを使う際の考え方を押さえましょう。

本記事のチェック表は、回答欄に「はい」「いいえ」「未確認」を記入して使えます。「いいえ」には困っている場面を添え、「未確認」は確認担当者を決めてください。該当しない項目は、その理由を記録して確認対象から外しましょう。

回答数だけで活用状況を判断する必要はありません。業務を止めている項目や、現場の負担が大きい項目から見直すと取り組みやすくなります。

導入前・導入後でSFAチェックリストの確認範囲を分ける

SFAの導入前と導入後では、確認すべき内容が変わります。導入前は利用する目的や業務との適合性を整理し、導入後は実際の使われ方を確認しましょう。

例えば、導入前に入力ルールを決めていても、運用すると無理が見つかる場合があります。計画通りに入力できているか、入力した情報が役立っているかまで確認することが重要です。確認範囲は、以下のように分けると整理しやすくなります。

確認する段階主な確認内容確認に使う情報
導入前・導入準備中導入目的、対象業務、入力項目、担当体制営業課題、業務の流れ、導入計画
導入後・運用中入力負担、更新状況、会議での利用、相談対応実際の入力画面、案件データ、現場の意見
改善策の実施後負担の変化、情報の使われ方、残った課題改善前後の記録、利用者への聞き取り

SFAチェックリストを現場・営業管理者・運用担当者で確認する

チェックリストは、管理者だけで回答するよりも、利用者の立場を分けて確認すると役立ちます。入力する人と情報を見る人では、気付く問題が異なるためです。

例えば、管理者が入力画面を使いやすいと考えていても、外出中の営業担当者には操作しにくい場合があります。実際の画面を見ながら、どの操作で困っているのか確認しましょう。主な役割分担は、以下の通りです。

確認する人主に確認する内容
営業担当者入力の負担、操作のしやすさ、日常業務での利用メリット
営業管理者案件状況の把握、営業会議での利用、担当者への助言
営業企画・運用担当者入力ルール、データの集計、教育、改善要望への対応
情報システム担当者アカウント、閲覧・入力権限、連携設定、設定変更の可否

回答が食い違った項目は、すぐにどちらかを正しいと決めないことが大切です。利用する場面や役割の違いを確認すると、改善すべき点が見えやすくなります。

SFAチェックリスト①導入目的と活用シナリオを確認する

SFAを使う理由が曖昧だと、入力作業が日常業務の中で後回しになりかねません。管理者の目的と、営業担当者にとっての利用メリットを整理することが大切です。ここでは、目的と活用場面の確認項目をご紹介します。

SFAチェックリストで導入目的と成果目標を確認する

導入目的は、SFAを使って改善したい業務として説明できる状態にしましょう。単に情報をまとめるだけでは、必要な入力項目や活用方法を決めにくくなります。

例えば、案件の対応漏れを減らしたいなら、次回の対応予定を確認できる運用が必要です。売上予測を見直したい場合は、案件金額や受注予定時期の更新が重要になるでしょう。まずは、自社の課題とのつながりを確認してください。

チェック項目回答
SFAで改善したい営業課題を、具体的な業務として説明できるか
導入目的と、改善できた状態の判断基準が共有されているか

利用者別の活用シナリオをSFAチェックリストで確認する

活用シナリオとは、誰が、どの場面で、何のためにSFAを使うかを整理したものです。営業担当者と管理者の両方について考えると、業務に組み込みやすくなります。

例えば、営業担当者は訪問前に過去の商談を確認し、管理者は案件会議で支援が必要な案件を判断します。同じ情報でも、使う目的や確認する場面は異なります。自社の営業の流れに沿って、利用場面を整理しましょう。

チェック項目回答
営業担当者・管理者・営業企画ごとに利用場面が決まっているか
利用する場面と、その場で判断する内容が対応しているか

現場のメリットが伝わっているかSFAチェックリストで確認する

現場に入力を依頼する際は、入力によって何が変わるのかも説明する必要があります。管理側の利点だけでは、作業が増えたと受け取られる場合があるためです。

例えば、引き継ぎの確認や報告資料の作成が減るなら、その変化を示しましょう。説明したメリットが実際に得られているかも、現場への聞き取りで確認することが大切です。

チェック項目回答
入力した情報が、営業担当者自身の業務にも役立っているか
SFAの利用によって減らせる報告や確認作業を伝えているか

SFAチェックリスト②入力・更新の負担とデータ品質を確認する

目的を理解していても、入力に手間がかかれば継続しにくくなります。また、入力件数が増えても、内容が不正確だと判断に使えません。入力する負担と、情報の使いやすさを合わせて確認しましょう。

必須入力項目をSFAチェックリストで見直す

必須入力項目は、営業活動や管理上の判断に必要なものから設定しましょう。用途が決まっていない項目まで必須にすると、入力の負担が増えてしまいます。

見直す際は、項目を集める理由と、その情報を使う人を確認してください。商談の初期段階では分からない情報を、登録時から必須にしていないかも確認しましょう。項目の削除が難しい場合は、入力する時点を変える方法も考えられます。

チェック項目回答
必須項目ごとに、情報を使う目的と利用者が決まっているか
情報を把握できる時点に合わせて、入力を求めているか

入力画面の使いやすさをSFAチェックリストで確認する

入力画面の使いやすさは、普段使っている端末と業務の流れで確認することが大切です。管理者のパソコンで問題なく使えても、現場の利用環境では操作しにくい場合があります。

営業担当者に実際の入力を試してもらい、迷う場所や操作が多い部分を確認しましょう。よく使う項目が離れている、入力例がないなどの問題も見つけやすくなります。

チェック項目回答
現場が使うパソコンやスマートフォンで、必要な入力を行えるか
画面移動と項目名が、迷わず入力できる設計になっているか

二重入力とシステム連携をSFAチェックリストで確認する

SFAへ入力した後も同じ情報を別の表や日報に記録していると、負担が増えます。二重入力がある場合は、それぞれの記録が必要な理由を確認しましょう。

まずは、業務ごとに入力先を書き出し、同じ情報を記録している箇所を探してください。その上で、転記をやめる、参照先を統一する、連携機能を使うなどの方法を検討します。連携する場合も、更新する側と反映する側を明確にしておくことが重要です。

チェック項目回答
SFA・Excel・日報などへの、同じ情報の手入力を減らせているか
連携する情報と、更新元になるシステムが決まっているか

入力タイミングと更新ルールをSFAチェックリストで確認する

入力・更新のルールは、誰が、どのタイミングで、何を記録するかまで決めましょう。担当者ごとに判断が異なると、情報の更新漏れにつながります。

例えば、商談後に担当者が内容を更新し、案件会議の前に管理者が確認する流れが考えられます。案件の進み具合を示すステージや失注理由も、同じ基準で判断できるようにしてください。

チェック項目回答
商談や状況の変化に合わせて、更新担当者と期限が決まっているか
案件ステージや失注理由の判断基準が統一されているか

情報の重複・欠落・古さをSFAチェックリストで確認する

入力された情報は、件数だけでなく内容も確認する必要があります。顧客の重複や更新漏れがあると、案件の実態を把握しにくくなるためです。

例えば、同じ顧客が別の名称で登録されていると、過去の商談を見落としかねません。ただし、更新がない案件には、状況が変わっていない場合もあります。登録内容と実際の状況を照合し、修正が必要なものを分けましょう。

チェック項目回答
同じ顧客・案件の重複登録を防げているか
進行中案件の状況や次回の対応予定が、実態に合っているか

SFAチェックリスト③入力した情報の活用状況を確認する

SFAへの入力が続いていても、その情報が使われていなければ活用は進みません。誰が情報を見て、どの判断につなげているのかを確認する必要があります。ここでは、閲覧画面や営業会議、管理者の関わり方を見直しましょう。

役割別の閲覧画面をSFAチェックリストで確認する

閲覧画面は、利用者の役割に応じて必要な情報を確認できる状態にしましょう。情報が多すぎても、判断に必要な項目が足りなくても使いにくくなります。

例えば、営業担当者には自分の対応予定、管理者には支援が必要な案件の一覧が役立ちます。集計対象や期間も分かるようにし、画面を見た後に何をするのかまで確認してください。

チェック項目回答
役割ごとに、業務で使う一覧や集計画面が用意されているか
表示内容から、確認すべき案件や次の対応を判断できるか

営業会議での利用をSFAチェックリストで確認する

営業会議でSFAの情報を使っているかは、活用状況を確認するポイントです。会議のたびに別の資料を作る運用では、入力が追加作業になりかねません。

案件一覧を見ながら、進捗や次の対応を話し合える状態を目指しましょう。必要な情報が画面にない場合は、資料の転記を続ける前に表示内容を見直してください。会議で決めた対応も記録すると、その後の確認につなげやすくなります。

チェック項目回答
営業会議でSFAの案件情報を確認しながら話し合っているか
会議で決めた担当者と次の対応が、SFAに反映されているか

管理者のフィードバックをSFAチェックリストで確認する

管理者が入力内容を確認し、営業担当者へ助言を返すことも大切です。入力の有無だけを確認していると、現場が情報を残す意義を感じにくくなります。

例えば、商談の記録を見て、次の提案に必要な情報や同行の必要性を話し合いましょう。記録が役立った場面を伝えると、どの情報を残すべきかも理解しやすくなります。

チェック項目回答
管理者が商談の記録を見て、具体的な助言を返しているか
入力した情報が、次の営業活動や支援の判断につながっているか

SFAチェックリスト④教育・サポート・運用体制を確認する

入力方法が分からない、質問する相手がいないといった問題も、利用を妨げます。教育と相談対応に加え、設定やルールを見直す体制も必要です。担当者が困ったときに解決へ進める仕組みを確認しましょう。

役割別の研修とマニュアルをSFAチェックリストで確認する

研修では、画面の操作だけでなく、業務での利用方法まで伝えましょう。営業担当者と管理者では必要な操作が異なるため、役割に合わせることが大切です。

例えば、営業担当者には商談記録の入力、管理者には案件一覧の確認と助言の方法を説明します。研修後に同じ操作を試してもらうと、理解しにくい箇所を把握できます。マニュアルも、実際の業務の順番で探せるようにしてください。

チェック項目回答
役割ごとに必要な操作と、業務上の使い方を説明しているか
入社・異動した担当者にも、研修やマニュアルを提供できるか

相談窓口とサポート対応をSFAチェックリストで確認する

操作や設定で困ったときに、相談する相手が決まっているか確認しましょう。疑問を解消できないままにすると、入力を止めたり別の管理方法に戻ったりする場合があります。

相談先は、問い合わせ先を知らせるだけでなく、対応状況を確認できるようにすると役立ちます。社内で解決できない問題は、提供会社へ確認する担当者も決めておきましょう。繰り返し寄せられる質問は、よくある質問集へまとめる方法もあります。

チェック項目回答
操作・設定・ルールに関する相談先が利用者へ周知されているか
未解決の問い合わせと、次に対応する担当者を把握できるか

業務に必要な閲覧・入力権限をSFAチェックリストで確認する

権限の設定によって、必要な情報を見られなかったり更新できなかったりする場合があります。業務で必要な操作を、利用者のアカウントで確認することが大切です。

ただし、利用を進めるために全員へ広い権限を付ける必要はありません。扱う情報と役割に応じて、必要な範囲を設定しましょう。人事異動や担当変更の際にも、権限の見直しが必要になります。

チェック項目回答
各担当者が、業務に必要な案件や顧客情報を閲覧・更新できるか
入社・異動・退職に合わせて、アカウントと権限を見直しているか

運用責任者と見直し体制をSFAチェックリストで確認する

SFAの運用には、現場の要望を集め、改善を進める担当者が必要です。設定の担当者だけでは、業務上の必要性を判断しきれない場合もあります。

例えば、項目の追加を求められた際は、利用目的と入力負担を営業部門で確認します。その上で、運用担当者が設定の変更方法や影響を調べる流れにすると判断しやすくなるでしょう。変更後の周知と、使われ方の確認まで担当を決めてください。

チェック項目回答
現場の要望を集め、必要性を判断する責任者が決まっているか
設定・ルールの変更と、その後の周知・確認を担当する人がいるか

SFAチェックリストの結果から原因別の改善策を決める

チェックリストの回答が集まったら、問題が生じる場面と原因を整理しましょう。同じ未入力でも、目的が分からない場合と、操作できない場合では改善策が異なります。ここでは、原因別に取り組みの方向性をご紹介します。

目的・メリットが曖昧な場合のSFAチェックリストと改善策

導入目的や現場のメリットが曖昧なら、利用する理由を整理し直しましょう。入力する必要性を説明する前に、どの業務をどう変えるのかを明確にすることが重要です。

現場への聞き取りでは、改善したい報告や確認の手間を具体的に挙げてもらってください。その業務とSFAの使い方を結び付けると、説明する内容も整理しやすくなります。見直し方の例は、以下の通りです。

チェック結果改善策の例
導入目的を説明できない解決したい営業課題と、改善できた状態を決める
現場のメリットが分からない減らせる報告・確認作業と、使う場面を整理する

入力負担が大きい場合のSFAチェックリストと改善策

入力負担が大きい場合は、操作方法の再説明だけで済ませないことが大切です。入力項目、画面、二重入力のどこに負担があるのかを確認しましょう。

例えば、項目の用途は必要でも、登録時には不要な場合があります。必須と任意の区分や入力時点を見直すと、業務に合わせやすくなるでしょう。設定を変える際は、集計や連携への影響も確認してください。

チェック結果改善策の例
必須項目が多く、入力が進まない必須・任意の区分や入力時点を見直す
同じ情報を複数の場所に入力している入力先を整理し、転記の廃止や連携を検討する
必要な項目へ移動する手間が大きい利用頻度に合わせて表示順や画面構成を見直す

入力データが活用されない場合のSFAチェックリストと改善策

情報が入力されていても使われていない場合は、管理者の確認方法を見直しましょう。現場へ入力を促すと同時に、情報を使って判断する場面を作ることが必要です。

例えば、案件会議で確認したい情報を決め、その内容がSFAの一覧で見えるようにします。会議では記録を読み上げるだけでなく、支援が必要な案件を話し合ってください。次の対応まで決めると、入力と営業活動をつなげやすくなります。

チェック結果改善策の例
営業会議で別の資料を使っているSFAで確認する項目を決め、表示内容を整える
入力しても管理者から反応がない案件の記録をもとに、助言や支援の判断を行う

教育・運用体制に課題がある場合のSFAチェックリストと改善策

使い方や相談先が分からない場合は、利用者がつまずく場面に合わせて支援を整えましょう。操作の問題と、入力基準が不明な問題を分けると対応しやすくなります。

問い合わせの内容を記録し、同じ質問が多い部分から説明を補ってください。設定や権限の問題は、利用者本人では解決できないこともあります。運用担当者が確認する範囲を明確にしておくことが大切です。

チェック結果改善策の例
操作や入力基準が分からない実際の業務を使った研修と記入例を用意する
質問しても解決が進まない相談窓口と、問題ごとの対応担当者を決める
必要な案件を更新できない担当業務と権限設定を照合し、必要な範囲を修正する

SFAチェックリストを使って改善を進める4ステップ

チェックリストは、確認するだけでなく、改善の管理にも使えます。課題を見つけた後は、着手順や担当者を決め、実施後の変化まで確認しましょう。ここでは、改善を進める手順を解説します。

SFAチェックリストで改善の優先順位を決める

まずは、業務への影響と改善のしやすさを見て着手順を決めましょう。未達の項目を一度に直そうとすると、現場も運用担当者も負担が大きくなります。

例えば、必要な案件を開けない問題は、その担当者の業務を直接止めます。一方、集計画面の見せ方は、現在の判断にどの程度影響するかを確認して優先順位を付けるとよいでしょう。

着手順を考える際は、以下の点を整理してください。

  • 業務が止まったり、対応漏れが生じたりしているか
  • 影響を受ける担当者やチームはどこか
  • 改善に必要な作業と、他の設定への影響は何か

SFAチェックリストに改善担当者と期限を記録する

改善項目には、担当者と期限を付けて管理しましょう。課題だけを共有しても、誰が対応するのかが曖昧だと進まない場合があります。

担当者は、実際の作業をする人と、完了を確認する人を分けると管理しやすくなります。改善期限に加えて再確認日も決め、変更後の使われ方を確かめてください。記録項目は、以下のように整理できます。

記録項目記入する内容
チェック項目・回答どの項目に、どの回答をしたか
困っている場面・原因どの業務で何が起きているか
改善策どの設定・ルール・説明を変えるか
作業担当者・確認担当者誰が実施し、誰が完了を確認するか
改善期限・再確認日いつまでに対応し、いつ効果を確認するか
実施結果変更内容、業務の変化、残った課題

SFAチェックリストを使って一部のチームで改善策を試す

入力項目やルールを大きく変える場合は、一部のチームで試す方法もあります。現場の意見を確認してから広げることで、業務に合わない点を修正しやすくなります。

試す際は、変更した内容と確認する項目を先に決めてください。例えば、画面を簡素化するなら、入力のしやすさだけでなく、必要な情報が残るかも確認します。

以下の内容を利用者と共有し、同じ条件で確認しましょう。

  • 試すチームと対象業務
  • 変更する設定やルール
  • 確認する期間と評価する内容
  • 問題が起きた場合の相談先と、設定を戻す手順

改善後の効果をSFAチェックリストで再確認する

改善後は、設定を変えたかだけでなく、業務の状態が変わったかを確認しましょう。入力状況と情報の活用状況を分けて見ると、残った課題を把握しやすくなります。

例えば、入力が増えても営業会議で使われていないなら、活用方法の改善が必要です。改善前後を比べる際は、対象者や集計期間をそろえてください。確認指標の例は、以下の通りです。

確認する視点指標・確認方法の例
入力状況対象の活動・案件のうち、記録されたものの割合
更新状況更新期限を決めた対象案件のうち、期限内に更新された割合
情報の品質必要な項目の欠落、顧客・案件の重複、実態との相違
活用状況案件会議や担当者への助言で、SFAの情報を使っているか
業務負担入力時間、転記作業、報告資料の作成にかかる手間

割合を使う場合は、何を分母・分子とするかを先に定義しましょう。対象となる活動件数を把握できなければ、入力率を正しく計算できません。その場合は、記録件数や聞き取りなど、確認できる情報から改善の変化を追ってください。

SFAチェックリストに関するよくある質問

SFAチェックリストを使う際は、確認する担当者や見直す時点に迷うこともあるでしょう。導入前だけでなく、運用開始後にも活用できます。ここでは、確認の進め方に関する疑問にお答えします。

SFAチェックリストは誰が確認・回答する?

営業担当者、営業管理者、営業企画、運用・情報システム担当者で分担して確認しましょう。全ての項目を一人で判断しようとせず、業務と設定の両方を把握することが大切です。

例えば、入力の負担は営業担当者、会議での活用は管理者へ確認します。権限や連携の問題は、設定を確認できる担当者と照合してください。回答を取りまとめる担当者を決めると、未確認の項目も追いやすくなります。

導入済みの企業でもSFAチェックリストを使える?

導入済みの企業でも、運用の見直しに使えます。導入時に決めたルールが、現在の業務や利用者に合っているか確認しましょう。

入力や更新が続かない場合は、実際の操作とルールを照合してください。入力は進んでいるのに成果を感じられない場合は、会議や営業活動での活用状況を確認することが大切です。

SFAチェックリストはどのタイミングで見直す?

導入準備時に加え、運用開始後や業務が変わった際にも見直しましょう。以前は問題がなかった設定でも、利用する人や業務が変わると使いにくくなる場合があります。

定期的な確認日と、変更があった場合の確認時点を決めておくと管理しやすくなります。例えば、以下のタイミングで見直すとよいでしょう。

  • SFAの導入・運用を開始するとき
  • 営業の流れや報告ルールを変更したとき
  • 人事異動や担当業務の変更があったとき
  • 入力項目、権限、システム連携を変更したとき
  • 改善策を試し、実施後の状態を確認するとき

まとめ:SFAチェックリストで原因を整理し、使われる運用へ改善しよう

SFAが使われないときは、入力を依頼するだけでなく、運用の仕組みを見直すことが大切です。導入目的、入力負担、情報の活用、教育・サポート体制を確認しましょう。

チェックリストの結果は、現場の意見や実際のデータと照合してください。その上で、原因に応じた改善策を選び、担当者と期限を決めて取り組みます。実施後に使われ方を確認すると、次の改善にもつなげやすくなります。

まずは、営業担当者が困っている場面から確認を始めてみてください。入力した情報が日々の営業活動に役立つ運用を、現場と管理者で整えていきましょう。

SFAは活用されてこそ意味がある

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