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更新日:2023/02/10 

クリティカルパスとは?具体例と一緒に解説!初心者でも分かりやすく解説します!

システム開発のプロジェクトを進めていくにあたって、
案件進捗などを管理することは多々あるかと思います。
その中で一度はクリティカルパスという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

本記事では、クリティカルパスとは何か、具体例と一緒に解説していきます。

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クリティカルパスとは?

クリティカルパスを一言で説明すると、
プロジェクトを進めていく上でスケジュールに影響が出る作業経路のことを指します。

つまりクリティカルパス内の作業が遅れてしまうと、プロジェクト全体が遅れてしまいます。

したがって、プロジェクトの管理者は早期にクリティカルパスを把握することでプロジェクトが遅れてしまうリスクを減らすことができます。

クリティカルパスを把握するメリット

プロジェクトを進行する際にクリティカルパスを把握することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。

大きく3つのメリットがあると考えられます。

作業の優先度を決めることができる

クリティカルパスのメリットとして、作業の優先度を決められるということが挙げられます。
なぜならクリティカルパスを把握することで重要な作業が何かを見出すことができるためです。

クリティカルパスの作業が遅延してしまうことはプロジェクトの遅延を意味しています。
したがって、クリティカルパスの作業を行う担当者については優秀な人材を適任させることをオススメします。

スケジュール管理を効率化できる

クリティカルパスを明確にすることで、
プロジェクト全体の作業日数や必要工数を把握することができます。

さらに、クリティカルパス内の作業を計画よりも早く完了することで全体のスケジュールに余裕を持つことが可能になります。

また、クリティカルパス内の作業は順調に進行しているか常に管理し、
即対応を行うことでスケジュールの遅延などの失敗が起こりにくくなります。

クリティカルパスの注意点

プロジェクトの中からクリティカルパスを見出すことは簡単ではなく、
プロジェクトの大きさやタスク次第ではかなりの時間がかかってしまうこともあります。

なぜなら時間がかかるような大きい作業だけがクリティカルパスというわけではなく、
簡単で小さい作業もクリティカルパスになる可能性があるためです。

つまりプロジェクトに必要な工程や作業を全て洗い出し、その中から重要であるクリティカルパスを見出す必要があるのです。

クリティカルパスはプロジェクトの準備段階で把握しておくことが好ましいため、時間に余裕を持って準備しておきましょう。

クリティカルパスの参考例

それではクリティカルパスのイメージを掴んでもらうために、
日常の出来事を例にして説明していきます。

今回は「ハンバーガー屋」を例にして考えていきます。

このハンバーガー屋では、
ハンバーグを焼くには5分、
バンズを焼くには1分、
盛り付けから提供までは5分かかります。

早速、注文が入りました。

ここでお客様にハンバーガーを提供できるのは何分後でしょうか。

正解は、「10分後」です。

まずはハンバーグを焼くのに5分かかります。
その間に1分でバンズも焼いてしまいます。
ハンバーグとバンズが焼き終わったら盛り付けと提供をします。
盛り付けと提供には5分かかります。

ここで重要なのが、ハンバーグを焼く工程と盛り付け・提供を行う工程の2つです。
仮にこのどちらかの工程が遅れてしまうと、お客様に提供できる時間が遅くなってしまいます。

逆にバンズを焼く工程が遅れてしまい3分かかったとしても、最終的な提供時間は変わりません。

このハンバーガー屋でハンバーガーを提供するまで工程は以下の3つです。

⒈ハンバーグを焼く
⒉バンズを焼く
⒊盛り付けと提供を行う

この工程の中で、

⒈ハンバーグを焼く
⒊盛り付けと提供を行う

この2つの工程に遅れが生じてしまうと最終的な提供時間に影響を及ぼしてしまいます。

つまりこの2つの工程を含める経路がクリティカルパスとなります。
お客様に最短でハンバーガーを提供するためには、このクリティカルパスを重要視する必要があります。

まとめ

このようにプロジェクトを進めていく上で、クリティカルパスを把握することは大事です。
本記事では簡単な例を用いて説明しましたが、実際のプロジェクトでクリティカルパスを見出すことは非常に困難です。

しかしクリティカルパスを見出すことで、プロジェクトの遅延や失敗などのリスクを減少させることができます。

慣れるまでは時間がかかるとは思いますが、ぜひクリティカルパスを用いて、プロジェクトを円滑に進めてみましょう。

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ジュニア
ジュニアこの記事の執筆者

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