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更新日:2023/03/08 

ブレストとは?本質を理解して効率のよい進め方を解説

皆さんは「ブレスト」という言葉をご存知でしょうか。
「会議の中でよいアイデアが浮かばない」といったことを経験したことがある人は多いと思います。
そんな時にブレストという方法を用いてアイデアを出し合うことが効果的になります。
しかし、ブレストの意味を理解していないとただの雑談になってしまいます。

こちらのコラムではブレストの本質やルール、進め方などを説明していきます。

ブレストとは?

ブレストとは「ブレインストーミング」の略になります。
基本的に数名の人が集まり、ひとつのテーマに対してアイデアを出し合うことです。
一人でもアイデアを出すことはできますが、複数の人でディスカッションしたほうが先入観にとらわれずに新しいアイデアや改善策を引き出すことができます。
また、参加者に対しては事前にテーマを周知しているほうがスムーズに進行します。

ブレストの本質とは

ブレストを行う上で重要になることは、「本質を理解すること」にあります。
本質を理解せずに進行してしまうと、ただ無駄な時間を過ごすことに繋がります。
では本質とは何か?ということになりますが、ブレストにはいくつかのルールが存在します。
このルールをしっかり守って進行することで有意義な時間になり、生み出されるアイデアも質の高いものになります。

ブレストを行う上でのルール

ブレストを行う際は、以下の4点のルールを守って進行することが重要になります。

出たアイデアに対しては批判(否定)をしない

ブレストを行う目的はアイデアをより多く引き出すことにあります。
批判(否定)してしまってはアイデアが出なくなってしまいます。
それは絶対にあってはなりません。
参加者が考えて出したアイデアに対しては、例え実現が難しいものであったとしても批判をしないことが重要です。

質より量を重視する

アイデアに関しては量が出て、初めて質を高めていくような議論ができるようになります。
そのため、結論が出るようなアイデアを考えて出すことに集中するのではなく、とにかくテーマに沿ってよいと思うアイデアを出し合うことが必要になります。

アイデアを組み合わせていく

色々なアイデアを組み合わせることで画期的なアイデアが生まれることがあります。
他の参加者の出したアイデアが面白いアイデアだと感じたなら、積極的に他のアイデアと組み合わせていくことが重要になります。

ブレスト中は判断や結論を出さないようにする

ブレストを行う目的は大量のアイデアを出し合うことで、結論を出すことではありません。
ブレストで出たアイデアや議論がいつまでも参加者の頭の中に残っており、いつの間にか新しいアイデアが創造されることが望ましい結果といえます。

ブレストの実践方法と進め方

ブレストは以下の3点を行っていただけるとスムーズに進行できますので、参考にしてみてください。

ファシリテーターと書記係を決める

ブレストを円滑に行うためには、進行役を決める必要があります。
進行役のことをファシリテーターと呼び、参加者がアイデアや意見を出しやすい状況を作れるように進行する必要があります。
また、ファシリテーターは自らのアイデアを通そうとせず裏方役にまわり、出てきたアイデアを組み合わせていくようにコントロールすることが重要です。

書記係は参加者が見える位置にホワイトボードなどを置き、出てきたアイデアを書いていきます。
参加者には多くのアイデアを出してもらうことに重点を置くため、ブレストをスムーズに行うにはファシリテーターが書記係を兼務することも効率的な方法のひとつになります。

ブレストの課題を明確にする

例えば、「収益を増加させるためにはどうすればよいか?」といった漠然とした課題になると
「商品やサービスごとの話なのか、会社全体での話なのか」という人によって解釈が違ってくる場合が想定されます。
これではアイデアを出す際に、ズレが生じてしまう恐れがあります。
そうならないために、「このサービスの収益を昨年対比で2割増加するにはどうすればよいか?」といったように具体的な目的を設定する必要があります。
参加者によって解釈が違う状況というものを排除することが重要です。

新たなアイデアが出なくなるまで続ける

ある程度のアイデアが出てきたところで一旦休止をして、アイデアをグルーピングします。
その後、再開して新しいアイデアがある際には出し切ります。
このサイクルを繰り返しアイデアが出なくなるまで行うようにします。
これは1日でやり切ってしまうより、頭をリフレッシュさせるという面において、後日あらためて開催することも効果的なケースもありますので、
その場の雰囲気に合わせて行なうことが重要です。

ブレストのメリット

ブレストは明確な課題に対してアイデアを出し合うことです。
参加者が複数いるブレストの場合は、出し合ったアイデアを組み合わせることで一人では思いつかなかったような、
「質が高く斬新なアイデア」が見つかり、課題を解決することへ繋げることができるようになります。

ブレストを行う上での注意点

もっとも注意しなければならない問題は固定観念にとらわれないことです。
過去に成功した例や失敗した例を参考にアイデアを考えると斬新で画期的なアイデアが生まれにくくなってしまいます。
これでは本末転倒になってしまいますので、固定観念にとらわれずに少々リスクを伴うような内容のアイデアであっても
新しいアイデアを出すことに注力していくことが重要になります。

まとめ

ブレストはアイデアを出し合うことが一番の目的になります。
そして、雑談とならないように本質を理解してブレストを行なう上で重要なことは「ルールをしっかり守ること」です。
地位や知識レベルに差があると、批判や指摘を恐れて、なかなかアイデアを発言できなくなってしまうこともあります。
そのため、参加者を選定する際に注意することは必要ですが、ブレストを行なうことで一人では思いつかなかったアイデアが生み出されることもあります。
会議などでアイデアが出ずに行き詰った場合などには、是非ブレストを活用してみてください。

エトゥー
エトゥーこの記事の執筆者

SFAは活用されてこそ意味がある

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