公開日:2020/07/29 

ステークホルダーとは?意味や使い方をわかりやすく解説

「ステークホルダー」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。
しかし、言葉の正確な意味をご存知ない方も多いのではないでしょうか。
ビジネスシーンにおいて、近年「ステークホルダー」という言葉を用いるケースも増えてきています。

こちらのコラムでは「ステークホルダー」の意味や使い方を紹介していきます。
今後のビジネスシーンにおいて是非参考にしていただければと思います。

ステークホルダーとは?「株主」や「顧客」、「従業員」など

ステークホルダーとは企業活動を行う際に影響を受ける「利害関係者」全般を指す言葉になります。
組織形態は様々で、企業のみではなく、団体や行政においても使用されます。

例えば代表的なステークホルダーとは企業において「株主」や「顧客」、「従業員」などが浮かぶと思います。
しかし、ステークホルダーの範囲はそれだけではありません。
ここで注目する点としては、ステークホルダーとは社内外に存在しているということになります。

さらに、注意しなければならないことは、「利害関係者」とは必ずしも利害の一致を指す訳ではありません。
具体的な例としては、A社という企業が利益を上げることによりB社という競合企業は逆に損失をこうむる場合もあります。
つまり、利益においても、損失においても、何かしらの影響を受ける場合にはステークホルダーになるということです。

こうしたステークホルダーの中において「株主」に関しては特別に「ストックホルダー」や「シェアホルダー」と呼びます。
「ストックホルダー」とは単に株を保有しているだけの方を表す言葉で、「シェアホルダー」は株主総会などで議決権を持つ大株主のことを表します。

ステークホルダーの代表例

ステークホルダーの代表例としては以下の通りです。

  • 株主
  • 従業員
  • 顧客
  • 経営者
  • 取引先
  • 金融機関
  • 行政機関
  • 地域社会
  • 債権者
  • 競合他社

企業や団体を取り巻く全ての利害関係者を表す言葉が「ステークホルダー」になるのです。

ストックホルダーとの違い

「ステークホルダー」は「ストックホルダー」と間違えて使用されるケースもあります。
似ている言葉になりますので、繰り返し解説させていただきますが、「ストックホルダー」とは「株主」のことを表す言葉になります。
間違えて使用してしまうと相手に伝わる意味が変わってしまう点を注意しなければなりません。

さらに、「ステークホルダー型企業」や「ストックホルダー型企業」と分類されることがあります。
特徴は以下の通りです。

ステークホルダー型企業

特徴:企業のステークホルダー全ての利益バランスを考える
→会社の業績が悪化した際に、減給や株主に対する配当の中止などで乗り切る企業

ストックホルダー型企業

特徴:株主最優先で経営を考える
→会社の業績が悪化した際に、リストラなどを行い株主の配当金を確保する企業

このようにストックホルダーとステークホルダーは似ている言葉になり、間違われることもしばしばありますが、ストックホルダー(株主)とはステークホルダーの一部であるということが、ご理解いただけましたでしょうか。

ステークホルダーの使い方

ステークホルダーとは、非常に広い範囲を対象とする言葉になります。
主に企業の業績や企業全体にかかわる問題・課題に関連して使用されることが多いです。
具体的な例としては企業のパンプレットやホームページに掲載されている企業理念などに使用するケースなどがあります。
逆にいえば、従業員や取引先といった個々の対象についてを表す場合に使用するケースはほとんどありません。
また、企業によってはステークホルダーという言葉を直接的な利害関係者である「株主」や「顧客」、「従業員」だけを指して使用している場合もあり、金融機関や競合他社などは想定しない場合もありますので注意が必要です。
文章や発言から読み取る場合には、「ステークホルダーは全ての利害関係者を表す言葉」と決めつけるのではなく、内容を理解した上で、どういった意味で使用されているのかを見極める必要があるということになります。

ステークホルダーを活用した例文

それでは、ステークホルダーを用いた例文を使って意味を解説していきます。

 

「株主総会ではステークホルダーの理解を得られるように努めよう」
→この場合は「株主」のことをステークホルダーと指していると考えられます。「株主」だけを対象にする場合であれば、ストックホルダーのほうが正確な表現になりますが、こうした文章で使用されているケースがあります。

 

「ステークホルダーとコミュニケーションを図り関係の構築を目指す」
→この場合においては、どういったシチュエーションで使用されたかによって意味は変わってきます。
例えば、経営会議の中で経営者が従業員に向けて発言した場合は「顧客」や「取引先」のことを指していると考えられます。
しかし、施設誘致の会話の中で発言した場合であれば、「地域住民」を指していると考えられます。

 

このように使用するシチュエーションによって、ステークホルダーが指す意味が変わってきます。
そのため、文章や発言がどういったシチュエーションで使われているのかを見極めながら内容を理解することが大切です。

まとめ

今回はステークホルダーの意味や使い方について紹介しました。
ステークホルダーとは企業における「利害関係者」の総称です。

しかし、企業によって使い方は様々になります。
株主だけを指すストックホルダーと間違われることもありますが、ストックホルダーもステークホルダーの一部であることがご理解いただけたと思います。
今後、ビジネスシーンで活用されるケースがあると思いますが、文章や発言からステークホルダーが何を指しているのかを読み取り、内容を理解するようにしてください。

エトゥー
エトゥーこの記事の執筆者
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