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SFA JOURNAL by ネクストSFA

組織におけるフィードバックの意味と活用方法を解説いたします。

【監修】株式会社ジオコード マーケティング責任者
渡辺 友馬

ビジネスシーンにおいて、フィードバックは部下の行動の軌道修正や、部下の行動に対する評価を適切に伝える際に使用され、ビジネスシーンにおいて重要かつ日常的に行われております。
組織が成長を続けるために重要なフィードバックの意味と活用方法について解説していきます。

フィードバックとは?

フィードバックとは上司と部下の間で使われることが多く、
相手から得られる評価、感想などを振り返りとしてもう一方へ伝えることを指します。
組織において、フィードバックとは目標達成に向かって、相手の行動を適切に評価または軌道修正していくものになります。
フィードバックをすることで相手は自身の行動を客観的に把握することができ、自分自身の行動改善に役立てることもできます。

フィードバックの使い方について

フィードバックの使い方は様々なシーンによって使い分けすることができます。
各シーン別のフィードバックを例文を交えながら紹介します。

上司から部下へフィードバックする場合

「部長から今回の商談についてのフィードバックを頂きました。」
「課長から前期の売上について共有があり、自身の評価もフィードバックをされました。」
などのビジネスシーンでフィードバックは行われます。

ビジネスにおいてのフィードバックは上司から部下の間で頻繁におこなわれます。
特に新卒などはフィードバックを受ける機会が多いと思います。

消費者や利用者などからフィードバックされる場合

一般的に消費者からのフィードバックは口コミや企業に対しての意見などが
最近ではネット上で見れることがあります。
例えば「今回の新商品に関しての利用した感想のフィードバックを受けました。」
「お客様からの口コミなどによるフィードバックで製品の改良をおこなう。」

フィードバックとフィードフォワードの違い

フィードバックと類似したものでフィードフォワードというものがあります。
フィードバックはおこなった行動に対しての評価や感想ですが、フィードフォワードは
未来に対してどのように行動をしていくかを話し合っていくものとなります。

フィードバックとフィードフォワードの両方を活用することで、
目標に対しての行動が定まり、自身の行動改善に役立てることができます。

フィードバックの重要性と活用シーン

フィードバックについては、目標達成や部下の成長には必要不可欠です。
実際にどのように活用していくかを解説していきます。

サンドウィッチ型

フィードバックで主に活用される手法がサンドウィッチ型といい

  • 褒める
  • 指摘
  • 褒める

上記のようなかたちで褒めるを挟むことで相手に対し不快感を与えずに伝えることができます。

サンドウィッチ型の実際の例

「さきほどの商談だけど、〇〇君の商談のアイスブレイクが非常にうまく関係性は作れていたよ。
ただ、敬語の使い方や言葉使いがフランク過ぎて相手によっては不快感を与えるので改善していこう。
商談のアイスブレイクは非常に良かったから今度アイスブレイクで実践していることをみんなに朝の朝礼で共有してよ。」

このように褒めるを挟むことで部下のモチベーションを下げずに、改善を図ることができます。

SBI型

SBI型フィードバックは

Situation【状況】
Behavior【行動】
Impact 【影響】

の三つの言葉の頭文字をとったもので、Situation【状況】→Behavior【行動】→Impact【影響】を順番におこなう方法になります。

 

具体的には下記の様におこないます。

Situation【状況】:フィードバックをおこなう事象が起きた場合に、その事象がなぜ起きたのかを理解する。
Behavior【行動】:事象の際におこなった行動を具体的に説明する。
Impact【影響】:その事象によってどのような影響が合ったのかを説明する。

SBI型の実際の例

「先日の商談で、恐らく〇〇君が緊張していたよね。それによって相手が話しているのを遮って〇〇君が話してしまってたよ。
その影響もあって途中から先方もあまり商談に興味をしめさなかったと思うよ。」

ペンドルトン型

ペンドルトン型は心理学者のペンドルトン氏が開発された型です。
上司が一方的にフィードバックをするのとは異なり、部下自身がおこなうべき行動を自身で考えて行動させていくフィードバックの型です。
基本的には下記のように対話をしながらおこなっていきます。

  1. 確認
  2. 良かった点
  3. 改善点
  4. 行動計画
  5. おさらい

対話のなかで自分の行動を見つめなおし改善案を見出し行動させることで、自身の行動に責任感をもたせていくことなども相乗効果で可能になります。

まとめ

部下のモチベーションをコントロールするのは難しいですが、こういったフィードバックを上手に活用することで部下のモチベーションを上げることができ、組織全体の成長やモチベーション向上につなげることができます。
上手なフィードバックをおこないビジネスシーンに活かしていきましょう。

 

橋場
はしばこの記事の執筆者

SFAは活用されてこそ意味がある

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