更新日:2020/07/14
ビジネススキルUPの秘訣?モデリングでなりたい自分になろう
【監修】株式会社ジオコード マーケティング責任者
渡辺 友馬
営業で成功を望んでいる人におすすめのスキルをご紹介します。
今回ご紹介する「モデリング」は、社会学・心理学で「模倣学習」「観察学習」「代理強化」と呼ばれている理論をもとにより実践的なステップで構成されています。
そのため、すぐに取り組むことができ、有効とされています。
こちらでは、具体的に何が効果的かつ重要なのかをお話ししていきますので、是非参考にしていただければ幸いです。
ノリ子能天気女子- 趣味:寝ること
短所:敬語が苦手
所属:普通の女子のようにきゃぴり隊
夢:生涯自由人
この記事の目次はこちら
モデリングとは
今回はモデリングについて一緒に紹介するね。
モデリングとは、目標とする人物の「外的・内的な情報」を真似することによって、同様の状況や結果を手に入れる心理学の「NLP」の手法です。
NLPについてはコチラ↓をご覧ください。
目標とする人の行動や振る舞い、価値観、考えを真似ていき、自分に取り入れると言う事です。
効果的で重要な視点などを話ししていくね。
無意識にしているモデリング
そうなんです。
私たちは経験済みなのです。
その一番わかりやすいのが、親と子です。
親を見て子供は育つと言われていますが、「生きること」を学び真似て成長することを無意識のうちに我々は行っているのです。
はい。
このように、無意識レベルで我々はモデリングを行っています。
では、モデリングを行うことで、どのような効果があるのか、具体的に紹介していきます。
効果
目指すものによりますが、ビジネスにおいても理想の人や目標とする人の世界観を取り入れられるようになります。
目標とする人の着想がわかることにより
・ビジネスや発想においてプラスとなる結果が得られる
・やる気、情熱、行動力、達成力などのスキルを得られる
・困難な時でも柔軟性を持った対応が可能になる
・指導力やリーダーシップを発揮することができる
・聞く力や共感する能力が上がる
・円滑なコミュニケーションが取れる
・信頼を得られる
・相手を魅了する力が得られる
健康、スポーツとか色んな分野でも活用できるから、なりたい人を見つけてみるのはメリットだね。
モデリングは観察そして動きを真似る
モデリングは、目標とする人を観察して実際にその人と同じように動かすことが大事なポイントです。
姿勢や歩き方、表情などの動きのことを、心理学的な要素で「フィジオロジー」という言い方をします。
フィジオロジーとは
フィジオロジーとは、一言でいえば「感情にです身体の使い方」です。
表情、言葉遣い、振る舞い、身振り手振りで、感情の状態をコントロールするという事を指します。
イイ事があった(ポジティブ) → 表情が晴れる
悪いことがあった(ネガティブ) → 表情が曇る
だから、元気ややる気を出したいときには、ポジティブなフィジオロジーが必要なんだよ。
モデリングで結果をだす4つのポイント
では、次にモデリングを行う際に必要なポイントについてお話ししていきます。
じゃあ、そうするために必要なポイントを話していくね。
- 目で確認できるもの
- どんな行動をとるか
- どんな能力があるのか
- 自分を見つめ直す
目で確認できるもの
始めは観察し、これらの目で見える外的レベルの情報から取り入れていきましょう。
どんな行動をとるか
座り方や、歩き方、身振り手振りを観察し、呼吸のタイミングや表情の作り方などを取り入れていきます。
これは、基本的に外的レベルの情報ではありますが、目で見たことのみならず、耳を傾けます。
話方のボリュームや、スピード、声のトーンなどにも注目し、よく観察しましょう。
どんな能力があり、なぜその考えになるのか
これは、どんな能力があり、どんな順番で進めているのかを追求することから始めよう。
そして、なんでその考えになるのかを合わせていくよ。
ココから難しくなるとは思いますが、創造性やバランス、ユーモアや優しさを見極めていきます。
そして、その人の価値観や相手の信じるものを探求していきます。
これは、「何をどのようにし、なぜそれをするのか」を考え、相手になりきることが重要です。
自分を見つめ直す
これは、自分が社会や世の中に対し、どんな役割があるのか、使命があるのかを探求していきます。
そして、自分と目標とする人の違いを見つけていきましょう。
モデリングの難しさ
だからそこも踏まえた話をしていくね。
モデリングは一から何かを学ぶよりも、早く上達することができます。
短期間で憧れる人と同じ結果を出すことが可能になるのは、何よりも大きなメリットでしょう。
ただ、モデリングを行うことは容易ではありません。
そもそも、真似ることが難しい場合もあり、デザインや彫刻、音楽などだと「一定レベル以上」はモデリングの効果が出ないと言われています。
そして、モデリングをする際に「自分を捨てる必要がある」と言う事も、難しさの一つで「デメリット」ともいえるでしょう。
自分の考え方を手放し、自分の価値観を捨てることは、容易ではないのです。
例えば、モデリング最中に、疑問に思うことが出てきます。
「それをやって意味があるのか?」などの「なぜ?」の部分を考えてしまうと、中途半端に終わってしまう可能性があります。
そのため、モデリングを行うことは「難しい」のだと頭に入れておきましょう。
そして、「徹底的に真似る」を意識し取り組むことをおすすめします。
モデリングの方法
では、次にモデリングの方法を手順も踏まえてお話ししていきます。
自分の目標・欲しい結果を決める
ここでは、自分のできていない部分を素直に認めることが大切だよ。
設定を間違えてしまうと本当に欲しい結果を得られなくなるので、改めて自分を見つめ直し、目標を設定していきましょう。
自分の目的に合う人を決めて観察
なかなかパッと思い浮かばない人は、最初は自分の身近な人の中から、成功してる人を見つけて真似するのが最初の一歩になるよ。
自分の欲しい結果を求めている人が近くに必ずいるわけではありません。
そのため、はじめは近くにいる先生や友人、上司、兄弟の中で、自分の目標にできる人を見つけましょう。
どんな人でも、自分の求めている結果を少なからず持っている人のモデリングを行うことは、必ず自分の経験にもなりますし、成長にもつながります。
そして、どんな風にパフォーマンス発揮してるか、表情、身振り手振り、呼吸、声のトーン、リズムを思い出しながら想像しよう。
目標とする人を決めたら、必ずその人の特徴をメモなどに残すとより効果が出ます。
目標とする人の中に入り、その人の視線で物事をみる
実際に、その人になりきって、話し方や身体を動かしたりしてみよう。
そして、目標となる人になりきった状態で、何を見ているか、聞こえている音や声、体感、呼吸に意識を集中させるよ。
- 目標の人が、どんな行動をして、何が必要か。
- 目標の人の可能性や足りない能力は何か。
- 目標の人が考えることや大切なものは何か。
上記の3つを確認しながら、身体を動かして考えていきましょう。
そして、そこで得た感覚を大事にしてください。
相違がないか、違和感がないかを確認
そして、今度はその通りに自分がやっている姿をイメージとして想像するよ
どのように話すのか、行動をとるのか、視線から呼吸まで意識を集中させます。
そして、もう一度違和感がないかを確認するために目標とする人の中に入ります。
くりかえす
視点、使命、役割などにも意識を向けながら様々な「内的・外的パターン」までもを落とし込んでいきましょう。
まとめ
- 考えと行動
- 信念と価値観
- 姿勢、話し方、呼吸など全動作
このポイントを意識し、徹底的にモデリングすることで、その人の持っているものを手に入れることができます。
繰り返し繰り返し意識することによって、成功者の考えや方法など、無意識にでも習得できるようになるので、憧れの人に近づきたい人は、是非試してみてはいかがでしょう。