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更新日:2022/07/22 

アプローチとは?ビジネス場面での意味や使い方を解説!

よく耳にする「アプローチ」という単語ですが、
何気なく使っていることもあるかと思います。
今回は、「アプローチ」という言葉のビジネス場面での意味や使い方を解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

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アプローチってどんな意味?

アプローチとは、英単語「approach」から来る、カタカナ語です。
三省堂 大辞林 第三版によると、「アプローチ」とは、

・ある目的のために人に近づくこと。親しくなろうとすること。
・学問・研究などの、対象に接近すること。また、接近のしかた。研究法。 「歴史的な観点から-する」
・道路・門から建物・玄関口までの通路または導入室間。
・ゴルフで、グリーン上のホールをめがけて打つ寄せ打ち。アプローチ-ショット。
・スキーのジャンプ競技や陸上競技の走り幅跳びで、スタートから踏み切るまでの間。
・登山で、目的の山の山域に至るまでの行程。 「 -が長い」

三省堂 大辞林 第三版

とあります。

対象物に近づくことを表す言葉です。
「アプローチする」「アプローチをかける」「アプローチを試みる」といったように、動詞として表します。

アプローチのビジネス場面での使い方

それでは、アプローチという言葉は、ビジネス場面ではどのように使われるのでしょうか。

ビジネス場面でアプローチという言葉を使う主な状況としては、

  • 新しい提案を持ちかける
  • 値段や時期などの交渉を始める
  • 契約の申し入れをする
  • 自身に課された業務や課題などに取り掛かる

などがあげられます。

多くの場合、辞書的な意味でいうならば上記①の、
「ある目的のために人に近づく」という意味が当てはまり、
ターゲットとしている対象に近づくための行為全般を指す言葉として使われます。

また、ビジネス場面では、「自身に課された業務や課題などに取り掛かる」
というニュアンスで使われることもあります。

このように、ビジネス場面では、「接近する」「取り掛かる」の意味で幅広く
アプローチという言葉が使われています。

アプローチの類語

コンタクト

コンタクトとは、英単語「contact」から来る、カタカナ語です。
Weblio英和辞典によると、contactの意味は、


「接触、触れ合い、交際、有力な知人、縁故、手づる、
コネ、(商売上の)橋渡し役、接点(装置)、相接」


とあります。

アプローチは、こちらから一方的に対象に近づくための行為全般を表すのに対し、コンタクトは、お互いが近づこうとしている行為を表します。

主に「連絡をとること」の言い換えに「コンタクトをとる」と使われることが多いです。

モーション

モーションとは、英単語「motion」から来る、カタカナ語です。
Weblio英和辞典によると、motionの意味は、


「(動いている状態・過程を示して)動き、運動、動揺、運行、作動、
(一つ一つの動作を示して)動き、(体の)動作、身のこなし、身ぶり、合図」


とあります。
アプローチは、対象に近づくための行為全般を表すのに対し、
モーションは、動きを伴った接触のための行為を表します。

会話の中で「モーションをかける」という使い方をします。
相手に動作を用いて働きかけるという意味合いが強い言葉です。

アピール

アピールとは、英単語「appeal」から来る、カタカナ語です。
Weblio英和辞典によると、appealの意味は、


「懇願する、哀願する、頼む、要請する、訴える、上訴する、
控訴(こうそ)する、アピールする、抗議する、気に入る」


アプローチは、こちらから一方的に対象に近づくための行為全般を表すのに対し、アピールは、アプローチした後の段階で使う言葉です。
「人々や世間に訴えかけること」という意味があります。

主に、「アピールする」といった動詞的な使い方をされることが多いです。
まず、アプローチをかけて接近し、
接近した目的を実現させるためにアピールして訴えかけるという流れです。

アプローチの反対語

ディパート

ディパートとは、英単語「depart」から来る、カタカナ語です。
Weblio英和辞典によると、appealの意味は、


「はずれる、それる、出発する」


とあります。
「アプローチ」が持つ意味「近づく」とは反対の行動を示す言葉です。

直訳では、「アプローチ」の反対語としてふさわしい単語ではありますが、
実際、カタカナ語の「ディパート」は「アプローチ」の反対語としては使われていません。
カタカナ語ではふさわしい反対語がないので、文脈に合わせた日本語で、
「離れる」「距離を置く」「遠ざける」「関与しない」などと表すのが無難です。

アプローチを使用した例文

アプローチという言葉を使用した例文を紹介します。
使い方の例に沿って三種類紹介しますので、ぜひ活用してみてください。

アプローチする

一番多く使われる使い方です。
これから行動に移すことを表せるので、どんな時でも使いやすい表現です。

  • 就活の際は、早めに企業にアプローチすることが大切だ。
  • 顧客にアプローチする前に、あらかじめ準備をしておこう。
  • 契約を成立させるため、相手にアプローチする。

アプローチを試みる

この使い方は、状況が変わる可能性は低くとも、
とにかく行動に移ろうとするときに使う表現です。

  • 就活の際、企業に早めのアプローチを試みたが、全く相手にされなかった。
  • 準備ができたので、顧客にアプローチを試みる。
  • 値引き交渉を行うため、アプローチを試みる。

アプローチをかける

この使い方は、行動するための第一歩を踏み出すときに使う表現です。
「交渉を始める」「話をしてみる」といったニュアンスで使われることが多いです。

  • 人員配置の変更について、人事部にアプローチをかける。
  • 相手がどう出てくるのか、アプローチをかけよう。

まとめ

「アプローチ」にはさまざまな意味がありますが、
ビジネス場面での使い方としては主に交渉をもちかける意味で使用され、
課題に着手する意味でも使われる場合があります。
日々の業務の中で、「アプローチ」という言葉は良く耳にするほうだと思います。
場面ごとの正しい使い方をしっかりと理解して、
ぜひあなたの「アプローチ」に役立ててください。

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