更新日:2020/07/14
最近話題のテレワークとは?テレワークのメリット・デメリットを紹介
【監修】株式会社ジオコード マーケティング責任者
渡辺 友馬
たむらさんしっかりしている人- ・趣味:ゴルフ、DJ
・的確なコンサルでクライアントからの信頼が厚い
・感情は子宮に忘れてきたらしい
もりくん田村さんの後輩- ・趣味:海鮮、テレビゲーム
・どこにでもいる普通の平社員のクローン。
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最近よく聞く、テレワークとは?
テレワークは、「tele=遠く」「work=働く」を掛け合わせた造語です。
最近はリモートワークとも呼ばれます。
細かく分類すると、テレワークには3種類あるといわれています。
テレワークの種類
在宅勤務
テレワークといえば一番このイメージが強い人が多いかと思いますが、
その名の通り、従業員が自宅で労働をする事を指します。
小さい子供がいる場合や災害時には特に有効な働き方です。
サテライトオフィス勤務
所属しているオフィス以外に設けられたオフィス(サテライトオフィス)で労働をする事を指します。
都心にオフィスを置く必要性などがないため、出社などに伴うストレスが軽減できたり、地方に自宅を構えることができる等のメリットを狙うことができます。
海がきれいな場所にサテライトオフィスを設置し、勤務時間が終わればすぐにサーフィン・・・
といったように、趣味と仕事を両立できる環境を整えている企業もあるようですね。
モバイルワーク
労働者がノートパソコンやタブレットを活用して自由な場所で業務を行う勤務形態です。
労働者の自由度が究極に高められた働き方なので、業務の効率化を図ることができます。
デザイナー、エンジニアなど、特に集中力が必要な職種に対して有効な働き方です。
テレワーク導入のメリットとデメリット
企業側から見たテレワークのメリット
災害などでも柔軟な対応ができる
日本は震災が多い国なので、交通網が止まってしまうリスクが高いです。
更に最近では異常気象や、新型コロナウィルスなどの影響もあり、テレワークのほうが良い状況というケースも多く散見されます。
テレワークができる環境さえ整えておけば、外的要因で業務が止まるリスクを避けられます。
企業イメージが良く、採用にも有効
テレワーク導入企業に対して、「古臭い凝り固まった企業」というイメージを持つ事はないでしょう。
むしろ「働きやすい環境作りに力をいれている柔軟な企業」という印象を与えることができます。
近年の求職者は、「テレワーク」という条件を念頭に仕事を探していることもあり、
求人サイト側も「テレワークが可能な企業」で求職情報を絞れるようにしているケースも多々あります。
離職率低下
子育て真っ只中の従業員の中には、保育施設に子どもを預けることができず退職しなければならない、という状況に追い込まれてしまう方もいます。このような双方望んでいない退職を防ぐためにも、テレワークは有効策と言えるでしょう。
女性の社会進出が目まぐるしい現代社会において、テレワークの導入は、妊娠・出産による離職率を大きく下げることができる可能性が高いです。
さらに高齢化が進んでいる日本社会では、親の介護をしなければならないケースも増えています。
そういった意味でも、テレワークは現代社会の課題を解決出来る働き方となりえるでしょう。
企業側からみたテレワークのデメリット
働き方が見えにくい
良くも悪くも、性善説に基づいて業務を任せることになります。
従業員が本当に稼働しているかどうかの確認をするためには、ツールを導入するなど工夫が必要となります。
コミュニケーションが取りづらい
その場で顔を合わせたコミュニケーションを取ることができないため、緊急時の対応が難しくなります。
ビデオ会議システムや、画面共有ソフトを導入していつでも連絡が取れる環境を整える必要があります。
セキュリティの問題
「社外」で仕事をするので、情報漏洩などのリスクが常に存在します。
自宅やカフェなど、会社以外の人がいる状況では、特に気を付ける必要があります。
またテレワークは一人でいるケースが多いため、インシデントが発生した際に問題を一人で抱え込んでしまうリスクもあります。
常に緊急連絡がとれる状態を構築し、初動が遅れないようにしましょう。
従業員側から見たテレワークのメリット
ライフステージに合わせた働き方ができる
子育て、親の介護、ケガや病気など、様々な状況に応じて働き方を選べることは、従業員にとっては重要なメリットとなります。無駄なストレスを抱えない環境を作ることで、業務に対するモチベーションも保ちやすいと言えるでしょう
出退勤におけるストレスがなくなる
満員電車に揺られて勤めている人が、都心にはたくさんいます。
死んだ魚のような目をした人、満員電車にたくさんいますよね?僕もです。
仕事における一番のストレスは「出退勤時間」というサラリーマンが、どれだけいるでしょうか。
従業員側からみたテレワークのデメリット
自制心が無い人は逆につらい
人によりますが、場所を変えた方が「仕事モード」に入れるというのは良く耳にします。
そういった方は残念ながら在宅勤務、モバイルワークには向いていません。
出退勤、昼休憩といった「メリハリ」がある環境で働く勤務形態の方が双方にとって良いでしょう。
仕事を詰め込みすぎて長時間労働になったり、昼夜逆転の生活になってしまうことがないよう、意識的に休息時間を取ることも必要です。
情報漏洩のリスクをかかえる
企業側がセキュリティ対策をとっていても、「社外に情報を持ち出している」という事実に変わりはありません。
企業が設定しているセキュリティガイドラインを従業員が遵守する必要があります。
常に企業に損失を与えかねない状況にあるという事を想定し、万が一の事態にもすぐに対応できる環境を整備しましょう。