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SFA JOURNAL by ネクストSFA

更新日:2024/09/06 

仕事ができない人の特徴や共通点は?仕事ができない原因や対処法を詳しく解説

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「また上司に怒られた」「同じミスを繰り返しているな」など上司から指摘をされるたびに自信を失い、仕事をすることが怖くなったり会社に行くことが憂鬱になってしまうことはないでしょうか?

このコンテンツでは、仕事ができないと認識される原因や改善するための対処法を詳しく説明しています。

少しの心がけで改善することは可能なので、仕事ができないと悩んでいる方は参考にして下さい。


この記事で分かること

この記事の目次はこちら

仕事ができない人の特徴と共通点

仕事ができない人には以下のような特徴と共通点があります。

  • スケジュール管理ができない
  • タスク管理が苦手
  • 報連相ができない
  • スキルが足りない
  • ミスが多い
  • レスポンスが遅い
  • 仕事のスピードが必要以上に遅い
  • 言い訳が多い
  • いつも指示を待っている
  • 仕事に対しての責任感がない
  • コミュニケーション能力が低い
  • 目標設定ができていない
  • プライドが高い
  • 完璧主義者
  • ネガティブ思考

職場で仕事ができないと思われていないか不安な方や、自分の仕事ぶりに自信が持てない方は、当てはまる項目がないかチェックしてみてください。

スケジュール管理ができない

仕事ができない人の特徴にスケジュール管理の甘さがあげられます。

スケジュールの調整がうまくできないと、複数のタスクを計画通りに進められないケースや、ダブルブッキングなど大きな失敗につながる場合もあります。

納期直前で慌てて業務をこなそうとして、ミスが増える恐れもあるでしょう。

また、頻繁に遅刻する、休憩から戻るのが遅いなど、時間にルーズな場合も仕事で信頼を得るのが難しくなるため注意が必要です。

タスク管理が苦手

タスク管理が苦手で仕事の優先順位をつけられないのも仕事ができない人の特徴の一つです。

業務を細かいタスクにわけ、優先順位や期限を考えて計画・実行するのがタスク管理です。

やるべきことを先延ばしにする、何を優先すれば良いのかわからないなど、タスクを適切に処理できなければ仕事のスムーズな進行は期待できません。

複数の仕事をミスなくこなすために、メモやタスク管理ツール、ToDo管理ツールなどを用いて作業の効率化を図る必要があります。

報連相ができない

仕事ができない人の共通点の一つに報告・連絡・相談の報連相(ほうれんそう)が不十分な点もあげられます。

初めての業務を手がける際やチームで仕事を進める上で、報連相の徹底は欠かせません。

ミスのごまかしや自力で解決しようとして報連相を怠ると、かえってチームに迷惑がかかり、仕事ができない人と評価されるでしょう。

「これくらいは大丈夫だろう」と自己判断せず、些細な内容も報告することが大切です。

スキルが足りない

スキル不足をおぎなう努力をしないことも、仕事ができない人の特徴の一つです。

任された業務に対するスキルが足りない場合、時間がかかり不完全な仕事になるばかりか、仕事そのものがこなせない可能性もあります。

自分のスキルを把握し、新しいスキルや知識を積極的に学ぶ姿勢が大切です。

特に、常に技術や知識のアップデートが必要なIT業界などでは、意欲的に成長し続けなければ仕事ができない人と評価されるでしょう。

ミスが多い

仕事ができない人の共通点としてミスが多いこともあげられます。

誰にでもミスはありますが、同じミスを何度も繰り返す、仕事のたびにミスがあるといった状況では、仕事ができない人と判断されても仕方がありません。

また、ミスを素直に認めず人のせいにすると、反省や改善の機会を失い成長は期待できないでしょう。

改善の努力をしてもミスを繰り返す場合は、根本的な原因がわかっていない可能性があるため要因を突き止める必要があります。

レスポンスが遅い

仕事ができない人は簡単なメールでも返信が遅いなど、レスポンスに時間がかかるのも特徴の一つです。

連絡した相手の立場になると、レスポンスがなければ内容が伝わっているのかわからず、気がかりを残した状態になります。

場合によっては再度確認のメールを送る必要が生じ、相手の時間を奪うことになるでしょう。

また、連絡の内容によっては返事がなければ相手が動けず、業務全体の流れに支障がでる場合もあります。

早めの返信を心がけるだけでそのような事態が防げるため、レスポンスが遅いと仕事ができない人と判断されがちです。

仕事のスピードが必要以上に遅い

一つの仕事にかかる時間が他の人より長いなど、仕事のスピードが遅いことも仕事ができない人の特徴です。

集中力がなく一つの業務に取り組めない、必要以上に丁寧に仕事をする、細かい部分まで考えすぎて度々手が止まるパターンがあります。

また、処理するスピードが遅い以外にも、仕事に取りかかるまでが長いこともあるでしょう。

一つひとつに時間がかかり仕事量をこなせないと、しわ寄せは周りの人が受けることになるため仕事ができない人と判断されがちです。

言い訳が多い

ミスを指摘されたり注意を受けたときに言い訳するのも、仕事ができない人の共通点の一つです。

できない理由や自分の都合を並べ立てて自分を正当化しても成長にはつながりません。

自分の失敗を素直に受け止めて反省し、改善や対策をとらなければいつまでも同じミスを繰り返すことになります。

指摘に対して言い訳が多いと責任感を疑われるばかりか、反省や学習意欲のなさから仕事ができない人だと評価されるでしょう。

いつも指示を待っている

自分の判断で仕事を進められずいつも指示を待っているのも仕事ができない人の特徴の一つです。

指示された業務をこなすだけで自分のすべきことを考えられない、業務が終わったのに次に何をすべきか質問すらしないのは指示待ち人間と見なされるでしょう。

業務全体の流れを把握していない勉強不足や、仕事に対する責任をとりたくないと消極的な姿勢が原因と考えられます。

指示待ち人間は仕事に対するモチベーションや成長性が低いと判断され、仕事ができない人と評価されがちです。

仕事に対しての責任感がない

仕事ができない人の共通点には、仕事に対しての責任感がないこともあげられます。

仕事に責任感を持てないと業務内容のクオリティが低くなりがちな他、客先にいい加減な対応をして大きなトラブルにつながる可能性もあります。

さらに、ミスや言い訳を繰り返して成長意欲がないケースが多く、大切な仕事を任せられないと判断されるでしょう。

責任感がないと上司から期待されないため後輩に昇進や昇給を抜かされ、ますます仕事への意欲を失う結果につながりがちです。

コミュニケーション能力が低い

コミュニケーション能力が低いのも仕事ができない人の特徴の一つです。

基本的な報連相ができていない場合や、周りに対して上から目線だったり攻撃的な発言を繰り返したりするケースもあります。

人と話すと緊張してしまう場合も、伝達ミスを減らすためメールやLINEでのテキストコミュニケーションを心がける工夫は可能です。

営業や接客業以外の職種でも、円滑なコミュニケーションは社会人として必須スキルと言えるでしょう。

目標設定ができていない

仕事ができない人の共通点として、目標設定ができていないこともあげられます。

適切な目標設定は具体的な行動方針となり、業務の効率化につながります。また、達成することで仕事のやりがいや成長意欲にもつながるでしょう。

反対に、目標設定ができなければ仕事にやりがいを感じられず、目の前の仕事を言われるがままにこなすだけになりがちです。

モチベーションを維持して仕事に取り組むために、目標設定は重要な要素の一つです。

プライドが高い

プライドが高すぎて周りの意見を取り入れられないのも仕事ができない人の特徴です。

自分の仕事に誇りを持つことは大切ですが、プライドが自分のミスや指摘を受け入れられない頑固さにつながる場合もあります。

また、「仕事ができない人と思われたくない」気持ちから、わからないのに質問できない、知ったかぶりをしてしまうといったケースもあるでしょう。

さらに、周りの人を見下す発言をするなど人間関係の和を乱す場合もあり、過剰なプライドはかえって仕事ができない人というレッテルにつながります。

完璧主義者

物事をすべて完璧にこなそうとすることも、仕事ができない人の特徴の一つです。

限られた時間やリソースの中で仕事をする以上、すべてを完璧に進めるのは難しいでしょう。

しかし、完璧主義に陥るとクオリティよりもスピード感を重視する仕事において、妥協を許せず全体の進捗を遅らせてしまう恐れもあります。

また、完璧主義者は自分だけでなく周囲にも完璧を求めがちで、周りの人にストレスを与えるケースもあるでしょう。

完璧を求める姿勢は一見良いことのように見えますが、行き過ぎると柔軟性に欠け、仕事ができない人と判断される場合もあります。

ネガティブ思考

ネガティブ思考が強いのも仕事ができない人の特徴の一つです。

自己評価が低すぎると、自信のなさからスキルアップやキャリアアップを目指す向上心を持てなくなります。

また、ネガティブ思考は失敗を恐れがちで、積極的な挑戦ができず成長の機会が得られません。

さらに、愚痴やネガティブな発言を繰り返して周囲の士気を下げることもあり、重要な仕事を任される機会を失ってしまいます。

仕事ができない人と認識される原因

ここでは自分では一生懸命仕事に取り組んでいるつもりでも、「仕事ができない人」と認識される要因を解説します。

自分は仕事ができると思い込んでいる

仕事ができない人と評価される原因として、実際にはスキルや経験が足りていないのに「自分は仕事ができる」と思い込んでいるケースがあげられます。

周囲と本人の認識が異なっているため周りの助言に耳を貸さないどころか、周囲の人を見下した態度をとることもあるでしょう。

自分を客観的に評価できるまで改善の余地がなく、重要な仕事から外されて不満を募らせるケースもあります。

上司や同僚から正当に評価されていないと感じるときは、自分の実績を客観的に振り返ることが大切です。

仕事に対するモチベーションが低い

そもそも仕事に対するモチベーションが低い場合、仕事ができる人という評価を得るのは難しいでしょう。

モチベーションが上がらない原因として、給与や待遇に不満がある、仕事内容が自分に合っていない、人間関係が良好でないなどの理由があげられます。

会社やチームに貢献する意識を持てない環境では、積極的に仕事に取り組む意欲は保てません。

仕事に対するモチベーションが低いと積極的な挑戦やスキルアップが期待できず、仕事ができない人と評価されがちです。

自己肯定感が低い

自己肯定感の低さも仕事ができない人の原因の一つです。

自己肯定感が低い人は自信のなさから、責任ある仕事や決定権のある立場を避ける傾向があります。

また、自分が貢献する意識よりも失敗したくないと保身を優先しがちです。

指示がなければ自分で判断して動けないケースも多く、仕事で評価されにくいでしょう。

自己肯定感の低さがネガティブな発言につながって周囲の士気を下げる場合もあり、周りの人が離れていく原因にもなります。

スキルアップを目指していない

スキルアップや成長を意識できない人も、仕事ができない人と認識されがちです。

業務に対してスキル不足を実感しながらもスキルアップを目指せないようでは、今後の成長は期待できません。

目の前の業務をこなすのに精一杯で効率アップを図れない、反省や成長意欲がなく得た経験を活かせない場合も、仕事ができない人の要因の一つです。

精神的な病気を患っている

仕事ができない人と認識される原因には、精神的なストレスからうつ病などのメンタルヘルスを患っているケースもあります。

教育体制が整っていない、ミスや失敗を激しく叱責される、ハラスメントや長時間労働を強制されるなど、職場環境が劣悪な場合は特に注意しましょう。

病名がつかないケースでも、疲労やストレスが溜まっている状態では正常な判断力や思考能力、集中力が失われ、仕事に悪影響を与えます。

職場環境が原因で精神的に限界を感じている場合は、休職や転職も含めて適切な対応を検討する必要があるでしょう。

仕事ができないと悩んだときにやるべき対処法

仕事ができないと悩んだときは、以下の対処法を参考にして仕事に取り組んでみましょう。

  • 仕事の優先順位を決める
  • 報告・連絡・相談を徹底する
  • デスク回りやタスクの整理整頓を心がける
  • 必要なスキルや知識を身につける
  • 確認と点検を徹底する
  • 上司や同僚とコミュニケーションを積極的にとる
  • 明確に目標を設定する
  • 仕事ができる人を参考にする
  • 指摘されたことは素直に受け入れる
  • 面倒なことを後回しにせずすぐに取りかかる
  • 助言や指導は成長のチャンスと前向きに考える
  • 環境を変えるために転職を検討する

仕事の優先順位を決める

仕事を効率的に進めるためには優先順位を決めることが大切です。

納期や作業量、周囲との進捗調整などを考慮しながら、やるべきことを整理して優先順位をつけましょう。

一つの業務を細かなタスクにわけて重要度を割り振り、ToDoリストやタスク管理ツールを活用してタスクを整理するのもおすすめです。

仕事ができない人は優先順位が理解できていない場合があるため、不安があれば上司に確認しましょう。

また、業務の記憶が新しい退社前に翌日の段取りを立てておくと、一日のスタートがスムーズになります。

報告・連絡・相談を徹底する

社会人としても仕事を円滑に進める上でも、報告・連絡・相談は基本の一つです。

仕事ができない人は報連相を徹底せずに重要な決定を自己判断する傾向があります。以下のポイントに注意してスムーズに報連相を行いましょう。

報告・仕事の進捗状況や業務の成果を上司やチームに伝える・チームでタスクやスケジュールを共有し、こまめに報告する
連絡・業務に関連する新しい情報や変更点は迅速に共有する
相談・業務でわからないことは自分で判断せず相談する・問題が発生したときにはいち早く連絡して指示を仰ぐ

デスク回りやタスクの整理整頓を心がける

デスク回りを整理整頓すると作業効率がアップし、ストレスやミスの軽減につながります。

また、仕事ができない人は取捨選択ができず、デスク回りだけでなくタスクの整理整頓も苦手な傾向があります。

普段から整理整頓を心がけて取捨選択の習慣を身につけ、デスク回りやタスクの整理に活かしましょう。

必要なスキルや知識を身につける

仕事で必要なスキルや知識を身につけるのも、仕事ができない悩みの解消に有効です。

わからないことは積極的に質問したり、社内外の研修を受けたりと学びを深めることで成長を実感できるでしょう。

資格が業務で必要なスキルや知識に直結する場合、資格取得を目指すのも一つの方法です。

どのようなスキルや知識が必要かわからないときは、上司や仕事ができる先輩に相談してスキルアップの方向性を定めましょう。

確認と点検を徹底する

同じミスの繰り返しやタスク漏れによる業務の遅れを防ぐため、確認と点検を徹底することも重要です。

仕事ができない人は確認しているつもりでも見逃しが多い傾向があるため、二重三重のチェックを心がけましょう。

指導や指摘を受けたときはメモをとり、同じ注意を受けないように努めることも大切です。

メモを習慣にすると思考を整理しやすく、タスク漏れやミスを防げます。

上司や同僚とコミュニケーションを積極的にとる

仕事をスムーズに進めるために、上司や同僚との円滑なコミュニケーションは不可欠です。

仕事ができる人はコミュニケーションスキルに長けていることが多く、周りと信頼関係を築きながら相互にサポートできる環境を整えています。

人付き合いに自信がない場合も、笑顔で挨拶をする、報連相を徹底するといった基本的なコミュニケーションを意識しましょう。

直接話すのが苦手でもメールや共有ツールでのこまめな連絡を心がけるなど、周りと協力する姿勢を示すことが大切です。

明確に目標を設定する

仕事ができない人も明確な目標を設定して成長を可視化でき、仕事ができる人を目指せます。

効果的に目標を設定するために、SMARTの法則を活用しましょう。

Specific(具体的に)誰が見てもわかる明確で具体的な目標にする
Measurable(測定可能な)数値で計測できる目標を設定する
Achievable(達成可能な)現実的で達成可能な範囲で設定する
Related(関連した)経営目標やチームの目標に関連した内容にする
Time-bound(時間制約がある)いつまでにという期日を設ける


参考:GLOBIS 学び放題x知見録 成功する目標設定5つのポイント「SMARTの法則」とは?【フレームワーク解説/意味・具体的な使い方/ゴール設定】 https://globis.jp/article/659/ (2024-7-25)

仕事ができる人を参考にする

仕事ができる人を参考にして仕事の進め方を真似るのも、仕事ができない人の対処法として有効です。

才能がある、要領が良いといった要素をうらやむよりも、時間の使い方や業務の取り組み方を観察し、真似できる部分を自分の業務に取り入れてみてください。

職場で評価されている社員を観察してどのような点が評価されているのか分析し、その振る舞いを真似ることで必要とされる人材に近づけるでしょう。

指摘されたことは素直に受け入れる

仕事ができない人の対処法として、指摘や指導を素直に受け入れて改善することも大切です。

上司や先輩からのアドバイスはありがたく受け入れましょう。すぐに改善するのは難しいかもしれませんが、改善に向けた努力は無駄にはなりません。

また、信頼できる上司や先輩がいる場合、自分から積極的に相談すると的確なアドバイスをもらえるでしょう。

面倒なことを後回しにせずすぐに取りかかる

面倒な仕事ほど後回しにせずすぐに取りかかることも重要です。

仕事ができない人は面倒なことや苦手なことを後回しにする傾向があり、結果優先すべき仕事が間に合わずにトラブルに発展する場合もあります。

後回し癖を改善するために、以下の内容を意識してみましょう。

  • 5分だけやってみる
  • 業務内容を細分化してできることから取り組む
  • 周りに目標期日を宣言してから取りかかる
  • 完璧を求めず、失敗しても良いという気持ちを持つ

後回し癖のある人は、始める際のハードルをなるべく低くして取りかかるのがおすすめです。

助言や指導は成長のチャンスと前向きに考える

仕事ができない人の対処法として、周りの人からの助言や指導を成長のチャンスと捉え前向きに活かすこともポイントです。

助言や指導を受けたときに「否定された」とネガティブになっては、貴重なアドバイスを活用できません。

反対に、周りからのアドバイスを素直に受け入れて一つひとつ改善していけば、着実な成長や信頼関係の構築につながります。

助言や指導してくれるのは期待されている証拠と受け止め、チャンスを前向きに活かしましょう。

環境を変えるために転職を検討する

仕事ができない原因が職場環境や仕事内容にある場合は、転職を検討するのも一つの方法です。

仕事内容が自分に合っていなければ、どれだけ努力しても「仕事ができない人」とレッテルから逃れることはできません。

また、ハラスメントや長時間労働など、劣悪な職場環境でストレスが溜まっている場合、仕事を継続することでメンタルヘルスを患う可能性もあります。

環境に要因がある場合、自分に合った環境で働くことでスキルや経験を活かせるケースもあるため、転職を検討するのも良いでしょう。

リクルートエージェントdodaなど、幅広い職種や業種からスキルやキャリアプランに合った仕事を紹介してくれる、転職エージェントに相談するのもおすすめです。また、自分のペースで仕事を探したい方には転職サイトの利用もおすすめです。

仕事ができない原因は外的要因も考えられる

仕事ができない原因は能力不足や心理的要因の他に、外的な要因も考えられます。

以下のケースでは原因を取り除くことでスムーズに仕事ができるようになる可能性があります。

仕事に対して大きなストレスを抱えている

仕事に対する大きなストレスは、仕事ができない外的要因の一つです。

東京大学の調査では、仕事の負荷や職場の人間関係によるストレスが労働生産性を低下させる可能性を示唆しています。

調査によると仕事上の事故のリスクは、仕事上のストレスフルな出来事が原因で1.8倍、職場の支援の低さが原因で2.5~2.7倍に増えるとされています。


参考:東京大学 仕事のストレスの種類と影響 https://mental.m.u-tokyo.ac.jp/ (2024-7-25)
参考:こころの耳 ストレスからくる病 https://kokoro.mhlw.go.jp/ (2024-7-25)

仕事が忙しく生活が乱れている

仕事が忙しく睡眠不足など生活習慣の乱れが続くことでも、仕事ができなくなるケースがあります。

残業や激務で睡眠時間が不足すると、肉体的な悪影響の他、意欲や記憶力が低下するなど精神面にも影響があることがわかっています。

仕事の効率が著しく低下して仕事ができなくなり、上司からの評価が下がってしまう場合もあるでしょう。

生活リズムが乱れると心身の健康を損なう恐れもあるため、激務で長時間労働が続く場合は休暇をとる、転職を検討するなど早めの対策が必要です。


参考:厚生労働省 e-ヘルスネット 睡眠と生活習慣病との深い関係 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/ (2024-7-25)

仕事ができない人の中には発達障害を抱えている人もいる

仕事ができない人の中には、自覚の有無にかかわらず発達障害を抱えている可能性もあります。

代表的な発達障害の特徴と仕事をする上で問題になりやすい特性は以下のとおりです。

特徴仕事での問題点得意なこと
ADHD不注意・多動性・衝動性が見られる・整理整頓が苦手で忘れ物が多い・スケジュール管理やタスク管理が苦手・興味のあることには集中して取り組む・発想力や独創性がある
ASD社会性・コミュニケーション能力・想像力に困難を生じる・意思疎通がうまくできない場合がある・突発的な事態に対応するのは苦手・特定分野の知識が豊富で専門性が高い・言葉に嘘がなく、誠実・観察力や記憶力がある
LD読む・聞く・話す・書く・計算する・推論する能力のうち、1つ以上に困難を生じる・特定の方法での情報処理が苦手・苦手な学習以外は問題なくこなせる

発達障害の特性は脳機能の偏りが原因で、自分の努力だけで変えられるものではないので周りの理解と協力を得ることも大切です。

とはいえ、上手に活かせば強みになる場合もあるため、自分の特性に合った仕事を選び、特徴に合わせて仕事の取り組み方を工夫しましょう。

ADHD

ADHDは注意欠如や多動性障害と呼ばれ、注意力や集中力を維持するのが難しい、じっとしているのが苦手で衝動的な行動が多いなどの特徴があります。

仕事をする上では先延ばし傾向や不注意、整理整頓が苦手といった困りごとが生じる可能性があるでしょう。

また、整理整頓や取捨選択が苦手なことから、スケジュール調整やタスク管理が難しく、遅刻や約束を忘れるといったミスをしがちです。

仕事ができないと感じるときは、以下の対策を心がけてみてください。

  • こまめにメモをとり、確認する
  • アプリなどの管理ツールを活用する
  • 一つの仕事に集中できる時間をつくる
  • 片付けや書類整理は事前に置き場所などの決まりごとを明確にしておく


参考:NCNP病院 国立精神・神経医療研究センター ADHDタイプ”の方の対処策① https://www.ncnp.go.jp/hospital/ (2024-7-25)

ASD

ASDは自閉症スペクトラム症と呼ばれる発達障害の一種で、コミュニケーションや想像力などの社会性にハードルを感じやすい特徴があります。

社会生活では非言語コミュニケーションや他人の気持ちを理解することが苦手で、特定の物事に強いこだわりを持ちがちです。

曖昧な指示が理解できなかったり、臨機応変な対応が難しかったりする他、悪気なく相手を怒らせてしまい自分では原因が理解できないこともあるかもしれません。

仕事をする上で難しさを感じるときは、以下の対策を意識しましょう。

  • 特性を説明し、具体的に指示してもらえるよう頼む
  • 口頭だけでなく文字や図で説明してもらえるよう頼む
  • スケジュールや当日のタスクを事前に共有してもらう
  • 接客や営業職より興味のある分野の技術職や研究職がおすすめ


参考:日本福祉大学 大人の自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群とは? 社会生活や仕事で注意すべきこと 【専門家監修】 https://www.n-fukushi.ac.jp/ (2024-7-25)

LD

LDは学習障害とも呼ばれ、「読み」「書き」「計算」といった基本的な学習能力の一部に困難を生じます。

会話は普通にできるのにメールや資料が読めない、知識が豊富で仕事ができるのにちょっとした計算ができないなど、周りから気付かれにくいのも特徴の一つです。

苦手な学習以外は問題なくこなせる上、人によって程度も異なるため、特性を理解してもらえなくて悩むケースもあるでしょう。

仕事ができない人と判断される前に、以下の対策を心がけてみてください。

  • できないことを周知し、違う方法で説明してもらえるよう頼む
  • 電卓や録音ツールを持ち歩くなど、アプリや電子機器でできないことをおぎなう


参考:政府広報オンライン 大人になって気づく発達障害 ひとりで悩まず専門相談窓口に相談を!https://www.gov-online.go.jp/ (2024-7-25)
参考:こころの情報サイト 発達障害(神経発達症)https://kokoro.ncnp.go.jp/ (2024-7-25)
参考:こころの耳 No.1 職域で問題となる大人の自閉症スペクトラム障害https://kokoro.mhlw.go.jp/ (2024-7-25)

仕事ができない人|まとめ

仕事ができない人には能力や心理的な内的要因の他に、周囲の環境による外的要因、発達障害などの理由があります。

原因を正しく理解した適切な対応で、「仕事ができない人」という評価を変えることは可能です。

「報連相を徹底する」「明確な目標を立てる」「管理ツールを活用する」などの小さな工夫で仕事がスムーズに進むため、今日からぜひ取り入れてみてください。

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