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SFA JOURNAL by ネクストSFA

更新日:2023/11/14 

ChatGPTとは~注意点や活用方法まで解説!~

【監修】株式会社ジオコード マーケティング責任者
渡辺 友馬

最近ニュースなどで話題になっているChatGPTについて、「何がすごいの?」「なぜそんなに話題になっているの?」と思われている方もいるかと思います。そこで今回は、ChatGPTについて解説いたします。

【ChatGPTが気になる方へ】
また下記の資料ではChatGPTの活用について営業担当者向けに解説しています。ぜひ合わせて参考にしてくださいね。

SFA×ChatGPT

ChatGPTとは

ChatGPTは、サンフランシスコのOpenAI社が開発した人工知能の一つであり、自然言語処理を用いたAIチャットボットの一種です。質問をするとオリジナルのテキストで回答してくれる対話型のサービスです。まるで人が書いているかのように自然な会話ができたり、プログラミングのコードを生成してくれることもできるため、話題となっています。

ChatGPTの使い方

ChatGPTを使うにはまずOpenAIのアカウントを作成する必要がありますが、登録すればあとは簡単に活用できます。ChatGPTは多言語対応していて言語の自動検出も行ってくれるため言語を設定する必要はなく、日本語で質問すれば日本語で回答してくれて、英語で質問すれば英語で回答してくれます。例えば「東京でおすすめのレストランを教えて」と聞くと下記のように回答してくれます。お店の名前だけでなく、どんなお店なのかまで説明してくれるので、実際にレストランを探しているときも参考にできそうです。

ChatGPTの仕組み

ChatGPTは、大量のテキストデータを学習して自然言語処理のタスクを行う、ラージ・ランゲージ・モデルと呼ばれるアルゴリズムで動いています。そのため、非常に高い自然言語処理の精度を持っていることが特徴的です。またChatGPTの大きな特徴は、学習データの量が非常に膨大であることです。これによって、様々なトピックや言語の表現方法を学習することができます。また、生成されるテキストの自然さや多様性も高く、人間との会話をより自然に近づけることができるようです。

ChatGPTを活用する際の注意点

情報の正確性

ChatGPTで出てきた回答は必ずしも正しいとは限りません。またChatGPTはトレーニングされたデータに基づいて応答を生成するため、不正確な情報や偏見を含む可能性もあります。そのためチャットGPTを活用して記事を書く場合などは正しい情報なのかを必ず確認するようにしましょう。

最新のデータは反映されていない場合もある

元々のChatGPTは最新データの反映されていませんでしたが、2023年3月に最新情報にアクセスできるプラグインが発表されています。しかしこれらのプラグインは現時点では利用者を限定したバージョンとしてテストされており、今後徐々にロールアウトしていく予定となっています。そのため最新の状況からは乖離した回答になる場合もある点は注意しましょう。実際にChatGPTにいつのデータが最新なのか聞いてみると下記のような回答でした。質問の内容によっては最新ではない情報で回答される可能性もあるようです。

レスポンスに時間がかかる場合がある

ChatGPTは最近、世界的に注目を集めており、利用者数も急増しています。そのため、回答までに時間がかかる場合があるかもしれません。そこで、優先的に利用できる有料版のChatGPT Plusが登場しました。有料版は、より高速な応答レスポンスが可能な機能やピーク時でも通常の応答が可能な機能が搭載されており、スピードを求める方には有料版の利用がおすすめです。

機密情報の流出になる可能性も・・・

ChatGPTに送信された情報は、その情報を学習データとして使うことができるため、慎重に扱う必要があります。ChatGPTの開発者にも情報が見られる可能性があるため、個人情報や機密情報などは入力しないようにしましょう。過去には、Amazonの社員が機密情報をChatGPTに送信してしまい、その情報と似た内容がChatGPTから返されたという事例がありました。また、サムスンでも機密コードや会議音声の処理をChatGPTに処理させたことで、大問題が発生しました。情報漏洩を防ぐためにも、ChatGPTでは機密情報を入力しないことを徹底する必要があります。

ChatGPTの活用方法

ChatGTPではその機能を使えるAPIが提供されているのでいろいろなシステムに組み込むことができます。そのため様々な企業がChatGTPとの連携を進めています。例えばMicrosoftはWordやExcel、TeamsなどにAI機能を統合するMicrosoft 365 Copilotを発表しています。そこでChatGPTがどのような場面で活用できそうか解説します。

文章の添削・校正

「この文章を校正してください」というようにChatGPTにメッセージを送信するだけで、校正済みの文章を回答してくれるため、手軽に文章の校正が可能になります。Wordなどの校正機能もありますが、ChatGPTを使うことで手軽さが増すという利点があります。このため、コンテンツ制作を行う企業などでもChatGPTを活用するケースが増えてくるかもしれません。ChatGPTは、豊富な言語処理能力を持ち、文章の適切な表現や言い回しを提供することができます。これにより、より高品質なコンテンツの制作が可能になることが期待できます。

アイディアの提案

ChatGPTは、調べ物やアイディア出しにも活用できます。質問すれば内容に沿った回答を提供してくれるため、ビジネスの業務効率化にも役立つことが期待できます。アイディアに困った時にも、ChatGPTを利用することで新たな切り口やアプローチが見つかるかもしれません。ChatGPTは、多岐にわたる分野の情報を学習することができるため、幅広い知識やアイディアを提供してくれる可能性があります。

チャットボット

チャットボットとChatGPTの連携により、オンライン上での問い合わせに対応するAIを利用することができます。通常のチャットボットではあらかじめ設定しておいたシナリオに沿って回答することが多いですが、ChatGPTと連携させることでシナリオに設定していない内容にも対応可能になります。これにより、より柔軟かつ高度な対応が可能になり、カスタマーサポートの一部を担ってもらうこともできます。

翻訳

現在でもインターネット上で「○○ 翻訳」と検索することで、日本語から他の言語への翻訳が可能ですが、ChatGPTでも同様に様々な言語への翻訳が可能です。ChatGPTを使ってネット記事や書籍などを翻訳することで、より手軽に多言語の情報を得ることができます。また、ChatGPTを活用した英会話のアプリも登場しています。このアプリを使うことで、日本語で話しかけると自然な英語の回答が得られ、英語の会話力向上に役立てることができます。ChatGPTは、言語処理能力に優れることから、翻訳や英会話の分野でも活用されており、今後もますますその活用範囲が広がっていくことが予想されます。

ネクストSFA×ChatGPT

上述のようにChatGPTは様々な企業やサービスで活用され始めています。ここからは弊社のネクストSFAとChatGPTについてご紹介します。

ChatGPTによるメール作成機能

クラウド営業支援ツール「ネクストSFA」ではChatGPTを活用してメール配信用の文章作成時にメールのタイトルや本文を入力できます。AI初心者でも簡単に人工知能の利点を最大限に活用することができます。また、企業版GPTを利用するため、ChatGPTに企業名などを学習させず、一定のレベルで返答を受け取れます。これにより今まで以上に効率的にメール配信時の工数が削減でき、送信頻度や質の向上に期待が出来ます。

【ChatGPTが気になる方へ】
また下記の資料ではChatGPTの活用について営業担当者向けに解説しています。ぜひ合わせて参考にしてくださいね。

SFA×ChatGPT

まとめ

話題になっているだけあって、最近はChatGPTを活用したサービスが増えてきています。適切に活用すれば、業務の効率化や生産性の向上につながる可能性がありますが、セキュリティ面やプライバシーに関する問題もありますので、注意が必要です。特に機密情報や個人情報などは入力しないようにし、安全な通信環境で利用するようにしましょう。ChatGPTを上手に使うことで各企業は、ChatGPTを活用して新たな価値を生み出すことができるかもしれません。

SFAは活用されてこそ意味がある

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