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更新日:2022/07/28 

【ビジネス入門編】ボトルネックの意味と克服するポイントを紹介します

PDCAがうまく回らない…そんな経験ありますよね。私は大いにあります。みなさんもありますよね?…ありそうですね。
そこにはさまざまな問題がありますが、特に重要なのが「ボトルネック」をしっかり見つけられているかどうかです。
今回は、ビジネスにおいて影響力の強い「ボトルネック」について紹介していきたいと思います。

【あわせて読みたい:ビジネスパーソンとして知っておくべきSFAとは】
以下の記事では近年のBtoBビジネスに必須の営業支援ツールSFAについて紹介しています。合わせてご覧ください。

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ボトルネックとは

ボトルネックイメージ

ビジネスにおけるボトルネックは「全体の作業工程の中で、最も良くない影響を与えてしまっている箇所」を指します。

由来としては、瓶(ボトル)の最も細い首の部分(ネック)から派生し、ビジネスシーンでは物事における制約や、上手くいかない原因が発生した時に用いられています。
省略して、「~がネックだと思うんだよね。」というような使い方もします。

ビジネスにおける使い方

ボトルネックの意味は理解していただけたと思いますので、よりイメージを持ってもらうために、いくつか例文を紹介していきたいと思います。

生産・開発分野での使用例

例文)

  • 今回大幅に生産が間に合わなかったのは、人手不足がボトルネックであったと考える
  • 開発中のシステムで、大きなボトルネックが見つかりました
  • 設計担当と開発担当の認識の差異がボトルネックとなり、事業が頓挫してしまっている

例えばモノを作る現場においては、上記の例のように「ボトルネック=生産スピードや生産量の低下を引き起こしている原因」を示す際に良く使われています。

打合せ・営業時での使用例

例文)

  • 広告のCV件数が昨年と比べて減ってしまっているボトルネックはなんでしょうか
  • 無駄な会議が多いのは、事前に趣旨を明確にしていないのがボトルネックではないでしょうか
  • サービス導入を考えるにあたって、費用が一番のボトルネックだと考えています

ミーティングや営業の現場では、「ボトルネック=話や物事を進める上で壁となっている事象」として、良く使われています。

TOC理論

ボトルネックと併せて良く使われる考え方に「TOC(Theory of Constraints)」というものがあります。
簡単に言うと、「物事を効率良く進めるには、ボトルネック(制約条件)を継続的に解決していくことが重要である」という理論です。
より具体的にお伝えすると、全部で3つのステップに分けて説明ができます。
今回は、「スピーチ下手を何とかしたい」という悩みをイメージ例として設定し、TOC理論に当てはめて解説していきます。

① ボトルネックの発見、重要度の明確化

まずは下手だと思っている原因をできるだけ見つけていきましょう

  • 声の抑揚がない
  • 話の構成がまとまっていない
  • 緊張して話の内容がとんでしまう

思いつく原因をだせたら、その中で影響が強いと思われる問題点を一つピックアップしましょう。
ここでは、「話の構成がまとまっていない」とします。

② ボトルネックの改善

原因をピックアップしたら、解決策を考えていきます
ここでのポイントは、「複数の策を考える」ことです。
一つの答えをすぐに出すのではなく、いくつかの策から最も効果の高そうなものに絞ります。

  • PREP法を意識する
  • 本番前にイメージトレーニングを行う
  • 過去 → 現在 → 未来の順番に話す

※PREP法:Point(結論)→Reason(理由)→Example(例)→Point(結論)、の順に話を展開するフレームワーク

③ 次なるボトルネックの改善

改善策の結果、成果が見られたら終了…で止めてしまってはいけません。
最優先課題(のボトルネック)が解消されたら、次は2番目の課題が新たなボトルネックとなります。
このように、①で挙げた課題点への改善を繰り返すことで、徐々にスピーチが上手くなっていきます。
もちろんスピーチ以外にもこの方法は使えますので、効率の良い課題改善に役立ちます。

まとめ

ビジネスにおいて、上手くいかない原因の発見と改善はとても重要です。
この記事を読んだ皆さんは「ボトルネック」と「TOC」、是非覚えて試してみてください。
この方法は課題の見える化もできますので、メンバーとの情報共有もスムーズにできます。
それではみなさんのお仕事がスムーズに進むことを願って、この辺でペンを置きたいと思います。
今回は「ボトルネック」についてでした!

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よぴお
よぴおこの記事の執筆者

SFAは活用されてこそ意味がある

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