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更新日:2023/02/27 

【2020年最新】HubSpotとは?機能、メリット・デメリットを徹底解説!

Webの発展とともに、デジタルマーケティングが着目されるようになってきた昨今では、仕事を効率化するための様々なツールを目にする機会が増えています。
マーケティング自動化のMA(Marketing Automation)ツールや顧客管理のCRM(Customer Relationship Management)ツール、営業支援システムのSFA(Salece Force Automation)ツールなど、様々なツールが存在し、各企業は用途にあわせて取捨選択しています。
そんな数あるツールの中で、自社に合ったツールを選ぶのは大変かもしれません。
今回は基本無料で利用可能で、セールス/マーケティング/カスタマーサービスを全て含むプラットフォーム「HubSpot」についてご紹介いたします。

HubSpotとは

2005年にアメリカで開発されたツールで、マーケティング、セールス、カスタマーサービスの各ツールを提供しており、連結することで総合的なプラットフォームとなるツールです。
なお、各ツールの中でもCRMは完全無料になります。
世界各国で利用できるよう6言語に対応しており、世界120ヵ国以上・95,000社で利用されています。(2020年12月現在)

出典:HubSpot

HubSpotでできること

HubSpotでは、「CRM」「Marketing」「Sales」「Service」の4つのツールを提供しています。
それぞれの概要や特徴を確認しましょう。

HubSpotCRM

完全無料で利用可能なCRM(顧客管理ツール)です。
CRMは無料利用の場合は期間が決まっていたり、利用可能な機能も限られていることが多いのですが、HubSpotCRMでは100万件の顧客情報登録、無制限のユーザー数、容量無制限のストレージ、利用期限なしと、無料で多くのことが可能です。
機能の一例は以下です。
マーケティング、営業、カスタマーサポートなど多岐にわたって利用可能です。

  • 売上目標に対する進捗状況をリアルタイムに可視化
  • 2,000万社を超える企業のデータベースから自動的に情報が付与され、営業プロセスを管理
  • 広告管理ツールの利用
  • ウェブチャットでのリアルタイム対応
  • メール一括送信
  • チケット管理
  • Gmailなど300種類を超える連携

Marketing Hub

インバウンドマーケティングのオールインワンツールです。
特別な技術や知識がない場合でも、ドラッグアンドドロップの操作だけでランディングページやEメールテンプレートの作成が可能です。
また、SEOの改善点がリアルタイムで表示される機能もあり、最適なキーワードを含めたコンテンツ制作が可能です。
ROI(投資収益率)を測定しながら効果的なランディングページを作成し、Webサイトの訪問者をメーリングリストや無料トライアルなどに誘導できます。

Sales Hub

SFA(営業支援ツール)機能を備えており、Webサイトの訪問者の訪問頻度を調べることが出来ます。
他にもユーザーが興味を示しているページに対し、自動でフォローアップのメールを送信できるなど、営業活動の効率化を助けてくれます。
Marketing Hubは、リード獲得やリード獲得後のフォローアップにも役立ちます。
例えば、リードから顧客に転換する可能性を見極め、アプローチの優先順位を判断してくれたり、ライブチャットに登録した空き日程から、日程を調整できたりします。
なお、案件の確度はドラッグアンドドロップでかんたんに変更可能です。

Service Hub

カスタマーサービス向けのツールです。
Eメール、Webチャット、Facebook Messengerなど共有の受信トレイで一元管理することが可能です。
また、CRMデータと紐づけることで、顧客とのやり取りなども確認できます。
Eメールやチャットなどで得た課題はチケットとして登録し、それぞれ対応することができます。
また、チャットボットも利用することができます。
「よくある質問」などをチャットボットに登録することで、顧客にとっても回答の待ち時間を減らしてタイムリーな回答を行う事が可能です。

Hubspotのメリット

HubSpotCRMは無料で基本的な機能を利用できる

CRMを導入したいがどのツールが良いかわからない…
コストを押さえてCRMツールを導入したい…

といった場合に、基本的な機能を無料で利用できるのはとても嬉しいですよね。
有償版のツールと組み合わせることで、最大限のパフォーマンスを発揮する場合もあるかもしれませんが、「まずは無料でお試し」ができるのは大きなメリットです。

統合的なツールであるため一元管理ができる

マーケティング、営業活動、顧客管理、顧客のサポートと様々なツールを網羅しています。
MAやSFAを複数導入されている方はわかると思うのですが、それぞれアカウントが違うのは面倒です…
頻繁に使うツールなのにログインが別々、データとデータをかけ合わせた分析が手間、といった課題がどうしても発生してしまいます。
一元管理のメリットは楽になるだけではありません。
顧客の興味や動向を掴む効率が上がり、「適したタイミング」で「適したアプローチ」を案内するなど、顧客満足度向上にもつながります。

Hubspotのデメリットと使用の注意点

外資系のツールのため日本語に違和感がある

もともと、アメリカで開発されたツールなため、アメリカの企業文化に基づいたシステム設計だったり、違和感を感じる日本語訳があります。
また、ヘルプページには日本語に訳されていない箇所もあるので、英語が苦手な場合は難しく感じるかもしれません。
英語に抵抗がない方や、外資系のツールに慣れている方は、特にデメリットにはなりません。
ただ、普段日本のツールのみを扱っている場合は、少し抵抗があるかもしれませんね。

ツールの導入や運用定着までには時間がかかる

どのツールでも同様ですが、導入にあたって、運用開始のための設定や社内ルールの決定、運用方法の周知などの「調整・確認」が発生します。
ツールを導入することで「何を解決したいのか」「何の作業を効率化したいのか」など、目的やゴールを明確にして、ツールを導入しましょう。

Hubspot導入時のポイント

まずは導入の際、用途・目的をしっかり考えましょう。
無料のHubSpotCRMのみの導入で良いのか、マーケティングや営業支援のツールも必要なのかの検討が必要です。
準備なしに一気にマーケティングから顧客サポートまでのツールを導入すると、社内で混乱を招く可能性もあります。
繰り返しになりますが、目的やゴールは明確にしておきましょう。
「ツールを導入することで実現したいこと」や「移行スケジュール」など、事前に検討することが大切です。
また、HubSpotには「導入支援」を行っているパートナー企業があります。
「専任スタッフがいないため利用できるか不安」という方は、HubSpotのパートナー企業に協力してもらうのも良いでしょう。

コストを抑えた純国産ツール ネクストSFA

※ここでちょっとだけ弊社の宣伝…
HubSpotは無料で気軽に試せる反面、アメリカで開発されたツールのため英語が苦手、違和感がある…
と、感じる方もいます。
また、オールインワンツールで便利である反面、日常の営業活動での課題の発見や改善には物足りなさを感じる部分もあるかもしれません。
弊社で提供しているネクストSFAは、国産・操作がシンプル・見たまま利用できる、のが特徴です。
営業活動の課題発見・改善にも役立つツールで、1週間の無料体験も行っています。
よければ触ってみてくださいね。

まとめ

HubSpotは無料で利用可能なCRMを含め、マーケティングから顧客サポートまで幅広く一元管理できるツールです。無料のCRMのみ利用するのか、オールインワンツールとして統合管理するのかも含め、自社の業務で必要な内容をしっかり洗い出し、自社に合ったツールを導入しましょう。

いっしー
いっしーこの記事の執筆者

SFAは活用されてこそ意味がある

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