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更新日:2023/10/17 

「敬称略」とは?意味と使い方について解説

時おり「敬称略」という言葉を目にすることがあるのではないでしょうか?
言葉自体は、なんとなく知っていてもいざ使うとなった際に、どのように使えばいいかわからない人も多くないでしょう。
今回は、そんな「敬称略」の言葉の意味や使い方について解説していきます。

敬称の意味と種類

敬称とは、相手の名前を呼ぶ際に呼び捨てにしてしまうと無礼にあたるため、敬意を示すために名前の後ろにつける表現です。主に2つ意味があります。

①人名や官職名の下に付けて、その人への敬意を表す語。「様」「さま」など。
②相手または相手方の事物について敬意を表す言い方。「貴社」「御社」「御中」など。

参考サイト:https://www.weblio.jp/content/%E6%95%AC%E7%A7%B0

敬称はビジネスシーンでよく使用されます。
取引先の相手との商談やメール、手紙などごく当たり前に使っているかと思います。
ただ、この敬称を万が一誤った使い方をしてしまうとそれだけで、先方からの印象がガラッと変わってしまう恐れもあります。
そのため、どの場面で「敬称略」を使ってよいのかを一緒に学んでいきましょう。

敬称略とは?

それでは、本題の「敬称略」についてです。
敬称略とは、その名の通り先ほど説明した「敬称」を省略することなのですが、省略したことを詫びるまでを指します。

敬称略は主に大人数の会議や式典で使用されます。
その理由としては、式典などで名簿を作成する際に、「様」を全て人につけると見づらくなってしまう場合があります。そのような際に予め「敬称」を省略した旨を詫びることで、式典参加者に対して無礼なくスムーズに事を運ぶことができます。

敬称略の使い方

それでは実際にどのような時に「敬称略」使用するかその使い方を紹介します。

式典の名簿や会議での議事録作成時

式典や会議の参加人数が多くなった際に使用するケースが多いです。
役職や様等の敬称付けは思いのほか時間がかかりますので、「敬称略」をよく使用いたします。

敬称略を記載する場合、基本的に順不同と一緒に用いられることを覚えておきましょう。

式典を参考例にすると以下のようになります。

第OO回△△高校同窓懇談会:出席者一覧(敬称略・順不同)
山本 和夫
中川 隆
佐野 友造
野口 浩一


この場合、幅広い年齢層の方々が出席される式典だとしても一律に表示することができるので見た目をシンプルに見やすくすることができます。

敬称略を使うときの注意点

ここまで、敬称略について解説してきましたが、気を付けなくてはいけない注意点が3つあります。

①少人数にも関わらず敬称略にしてしまう

主に式典や大人数の会議などで使用される敬称略ですが、少人数で使用してしまうと失礼に当たります。
しかし、敬称略は何人から使用しても良いと決められているわけではないため、基本的には書類作成者の判断となります。
そのため、参加者が一桁台であれば面倒がらずに各々つけることをおすすめします。

②敬称略であることを記載していない

あくまで、敬称略は呼び捨てにすることを詫びることまで含んでいます。
そのため、敬称略の記載漏れは相手にとって不快感を与えてしまうため、必ずつけましょう。

③「OO部長様」などの二重敬語

人によっては二重敬語として使用してしまうことがあります。
社内などでは「様」ではなく役職での記載を行った方がわかりやすい事もありますが、わからずに丁寧にしようと「OO部長様」としてしまうとかえって失礼にあたるので注意しましょう。

参考サイト:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1039582655

まとめ

敬称略は、具体的にこの場面でないと使えないなど決められているわけではありません。しかし、使用する意味と使い方を正しく理解し、適切なタイミングで使用することができれば社会人として礼儀作法をしっかりと知っている人だと周りから評価されます。

是非、場を取りまとめる立場に決まった際には「敬称略」を使用してみて下さい。

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