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SFA JOURNAL by ネクストSFA

更新日:2024/09/11 

精神的に疲れて仕事を休みたい|上司や会社への伝え方、注意点などを詳しく解説

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メンタルの不調は心が助けを求めているサインであるため、心と体を十分に休めることが大切です。

この記事では、メンタルの不調を理由に仕事を休むときの理由と例文を用いて紹介し、注意点も併せて解説しています。

どのように上司や同僚に休む旨を伝えたら良いのか悩んでいる方は、伝え方の参考にしてください。


この記事で分かること

この記事の目次はこちら

精神的に疲れて仕事を休みたいときは無理をしないで休む

しんどい」や「辛い」と感じるほど精神的に疲れているときは、無理せずに心や体を休めましょう。

精神的な疲れは日々蓄積され、放置していれば限界を迎えてうつ病などの精神的な病気をもたらす恐れがあります。

会社には人間関係のストレスやハラスメントのように、精神的に負荷がかかる場面は数多く存在します。

また、過酷な労働を強いられている場合は、いずれ心や体に不調が現れる可能性が高くなります。

心が限界を迎えてしまう前に、自分自身の健康を優先して休息の時間を設けましょう。

精神的に疲れたときの仕事の休み方

精神的な不調を理由に仕事を休むときに、どのように職場の人に伝えたら良いのか悩む方もいるでしょう。

仕事を休む際は上司や同僚に正直な理由を伝え、休暇を確保することが大切です。

以下2つの状況別に、仕事の休み方をそれぞれ紹介しています。

前日または当日に仕事を休むとき

精神が疲弊し前日または当日に仕事を休むときは、正直に理由を伝えましょう。

休む決意をした時点で上司に直接連絡を入れ、必要であれば仕事の引継ぎをお願いします。

精神的に疲弊している場合にも発熱や頭痛、身体がだるいなどの症状を伴う場合もありますが、感染症の可能性もあるので必ず病院で医師の診断を受けましょう。

精神的に辛いときでも無断欠勤は信用を失いかねないので、必ず会社や上司に連絡を入れ正直に理由を伝えて下さい。

1週間くらい仕事を休むとき

1週間くらいの休暇を取りたい場合は、精神的に疲れていると正直に理由を伝えてリフレッシュ休暇をもらうのも1つの手段です。

1週間くらいの休暇は、職場の人に業務を進めてもらう必要があるため、休む理由をはっきり伝えていないとトラブルを生む原因になりかねません。

トラブルを避けるためにも1週間くらい間仕事に穴を開ける場合は前もって休みを伝え、できる限り仕事を終わらせて周囲への負担を最小限にしておくことも大切です。

精神的に疲れて仕事を休むときには、正直に理由を伝えてください。

事実とは違う理由を伝えることで、会社からの信用を失いかねません。

特に、以下3つを理由に仕事を休むのは避けましょう。

深刻な病気や事故を理由にする

仕事を休む理由として、長期間の療養を要する病気や事故を嘘に使うのは適していません。

業務外の病気やけがで一定期間(4日以上)(※)仕事を休む場合は、保険適用となり診断書の提出を求められる可能性があるためです。

また、この先も偽り続けなければならないため、つじつまの合わない話をした際にバレてしまう恐れがあります。

上司や同僚からの信用を失い、あなたの評価を落としかねないため、深刻な病気や事故を理由にするのは避けましょう。


※参考:全国健康保険協会 病気やけがで会社を休んだとき(傷病手当金) https://www.kyoukaikenpo.or.jp/ (2024-7-29)

インフルエンザやコロナなどの感染病を理由にする

インフルエンザやコロナのような感染症を偽り、仕事を休むのもやめましょう。

感染症で仕事を休む場合は医師からの診断書を求められる可能性があります。また、周りの方にも感染の不安を与えかねません。

休息が必要なときでも休みやすいからと病気を偽るのではなく、正直に理由を伝えましょう。

公共交通機関の遅延などを理由にする

バスや電車などの公共交通機関の遅延を理由に、仕事を休むのはやめましょう。

公共交通機関の運行状況はネットで調べればわかります。

台風や大雪などの悪天候であれば、他の社員にも影響が出るので会社から全職社員に通達が入る場合もあります。

偽りがバレたときには信頼を失うリスクがあると考え、精神的に辛いときでも正直に理由を伝えましょう。

精神的な理由で仕事を休みたいときの注意点

仕事を休む際は上司や同僚に不信感を与えないために注意するべき点があります。嘘がバレてしまうと仕事復帰が気まずくなり、評価を落とす可能性があるためです。

休暇を取る前から復帰までは以下6つの注意点を遵守し、トラブルが起こる要素は避けて休暇を取りましょう。

SNSの発信はしない

SNSは誰に見られているかわからないため、仕事を休んでいる間の発信はもちろん、ログインも避けましょう。

SNSは誰でも気軽に利用できる反面、職場の方に見られている可能性があるためです。

仮に、仕事を休んだ日にプライベートの発信をし、たまたま同僚が発見する場合もあります。

体調が悪くて休んではいるものの、職場の方から見たときの印象が良くないので、会社を休む際はSNSの発信は控えましょう。

無断欠勤はせず必ず会社に連絡を入れる

仕事を休む際は必ず会社に連絡を入れ、上司に許可を得てから休みましょう。

無断欠勤は仕事が滞る原因になり、他の社員にも悪い影響を与えるためです。

事前に連絡を入れればスムーズにあなたの業務をカバーできるのに対し、無断欠勤ではあなたの仕事をカバーするために予定外の仕事が増えてしまいます。

信用を失う前に、社会人のマナーとして仕事を休む際は必ず会社に連絡を入れましょう。

直属の上司に連絡を入れる

前日や当日に仕事を休む際は、直属の上司に電話で伝えましょう。上司に直接連絡を入れることで誠意を見せられ、悪い印象を与えることなく仕事を休めるためです。

また、あなたの業務をチームに割り振るなど、当日の現場のやりくりがしやすくなります。

仮に、上司に連絡がつかなかった場合は他の社員に伝言をお願いするか、メールなどで休む旨を伝えたうえで、当日中に電話で直接伝えると良いでしょう。

仕事を休む理由と復帰の目安も一緒に伝える

仕事を休む連絡を入れる際に、休む理由と復帰の目安を伝えることも重要です。

数日間休む場合はあなたの業務を他の社員へ割り振る必要があり、復帰時期がわからなければ調整の計画が立てられません。

事前に休む期間がわかっていれば計画が立てやすくなり、チームへの迷惑を最小限に抑えられるため、仕事を休む理由と復帰時期は一緒に伝えましょう。

業務に支障がないように引き継ぎをする

あなたが仕事を休んでいる期間は、他の社員が業務をカバーする必要があるため、仕事を休む際は業務に支障がないように引き継ぎをすることも重要です。

引き継ぎがなければ仕事がきちんと行われなかったり、他の社員がスムーズに業務に取りかかれなかったりする恐れがあります。

たとえ心や体の調子が優れなくても、会社や自分の代わりに業務をカバーしてくれている人への配慮は忘れずに引き継ぎは必ず行いましょう。

きちんと引き継ぎをすることで、仕事を休んでしまったことへの心理的負担も軽減されます。

復帰したときには必ずお礼を伝える

仕事から復帰した際には、上司や同僚に必ずお礼を伝えましょう。

感謝を伝えることで業務をカバーしてくれた同僚の善意を無駄にすることなく、わだかまりを生まずに済みます。

迷惑をかけた分、周囲の人へ感謝の気持ちを伝えることは社会人としてのマナーであり、できれば口頭で直接伝えるのが望ましいです。

万が一、感謝を伝え忘れてしまうと周りへの配慮が欠けていると判断され、あなたの印象が悪くなってしまうため復帰したあとのお礼は必ず伝えましょう。

精神的に疲れて仕事を休みたいときの対処法

精神的に疲れて辛いと感じた場合は、状況を改善するために以下の5つの方法を実践すると良いでしょう。

辛いときこそ無理をせず、自分に合った方法で今の状況を解決する対処法を見つけましょう。

精神的に疲れて辛いときには遠慮なく休暇を取る

仕事に行くのが辛いときは、遠慮なく休暇を取って心と体を休めることが大切です。

心や体が弱った状態のときはネガティブな気持ちになりやすく、放置すると精神的な病気になり仕事を続けられなくなる可能性があります。

精神的な疲れは判断力を低下させ、ミスが増えて業務に支障が生まれたり、自分を責め過ぎてさらに落ち込んでしまったりするなど負のループにはまりやすいです。

まずは十分な休息を取り、精神面を回復させてから自分を見つめ直し、今後の仕事について考えましょう。

疲れや辛い原因を明確にする

精神的な疲れや辛いと感じる原因を明確にし、解決策を考えましょう。原因を解決できればストレスが軽減され、仕事を繰り返し休むことを防げるためです。

例えば、仕事が辛いと感じる原因には次の3つがあげられ、それぞれの対処法は異なります。

  • 上司や同僚との関係が良くない
  • 仕事量が多く、労働時間が長過ぎる
  • 給料が安い

職場の人間関係が理由の場合は、部署異動をして距離を置くことで解決する場合もあります。

また、仕事量や労働時間、給料面については今より条件の良い会社への転職で現状を打開することも1つの手段です。

仕事を休んだ時間を使って、疲れや辛い原因と向き合って自分に合った解決策を考えましょう。

自分で明確にならない場合はカウンセリングに相談する

仕事を休みたい原因が自分で明確にならない場合は、国が実施している相談機関を活用して専門家のサポートを受けるのもおすすめです。

国の相談機関には以下の5つがあり、仕事や人間関係の悩みについて専門家からのアドバイスが受けられます。

  • 働く人のこころの耳相談(※1)
  • 総合労働相談センター(※2)
  • キャリア形成・リスキリング推進事業(※3)
  • ハラスメント悩み相談室(※4)
  • 法テラス(※5)

セクハラやパワハラ、賃金など会社の法的な問題には「法テラス」で適切なサポートを受けられるため、悩みのある方は活用してみると良いでしょう。


※1参考:厚生労働省 こころの耳 https://kokoro.mhlw.go.jp/ (2024-7-29)
※2参考:厚生労働省 総合労働相談コーナーのご案内 https://www.mhlw.go.jp/ (2024-7-29)
※3参考:キャリア形成 リスキリング推進事業 ジョブカードを活用したキャリアコンサルティング https://carigaku.mhlw.go.jp/(2024-7-29)
※4参考:厚生労働省 厚生労働省委託事業 ハラスメント悩み相談室 https://harasu-soudan.mhlw.go.jp/ (2024-7-29)
※5参考:日本司法支援センター 法テラス https://www.houterasu.or.jp/ (2024-7-29)

いつまでも辛い場合は心療内科を受診する

休暇を取って心や体を休めても、辛いと感じる場合は心療内科の受診を検討しましょう。

心の不調は精神的な病気による症状の可能性があり、悪化すると社会生活に支障をきたす場合があります。

心の症状は目に見えないため、見逃してしまわないように以下のような感覚を覚えたら、まずは心療内科を受診して医師の診察や専門家のカウンセリングを受けましょう。

  • 気分が憂うつ
  • 意欲が低下する
  • 自分を責めてしまう
  • 悪口を言われている気がする
  • 感情表現が乏しくなる

精神疾患は早期発見が重要で、快適に社会生活を送るためにも異常を感じたら早めに病院へ行くことが大切です。


参考:社会福祉法人 むうぷ 精神疾患とは https://muwp.tokyo/ (2024-7-29)

職場に問題があるなら転職も検討する

精神的に辛いと感じる原因が職場にあるなら、転職をして環境を変えるのも1つの手段です。

人間関係のストレスや労働時間の不満、給料の低さなどは今よりも条件の良い会社への転職で解決できる場合があります。

希望条件の会社へ転職を成功させるためには、「リクルートエージェント」や「doda」などの転職エージェントの活用が便利です。

業界に詳しい転職のプロが有力な情報を提供し、あなたに合った求人や非公開求人(転職支援サービスが独占的に保有する求人)を紹介してくれます。

キャリアの棚卸しや、面接対策など採用獲得まで手厚いサポートやアドバイスが受けられるため、転職活動に不安を感じている人にもおすすめです。

当社コンテンツではおすすめの転職サイト転職エージェントを各年代でまとめたコンテンツもございますので参考にして下さい。

精神的に辛くて休職をするときに必要な準備と手続き

精神的な不調を理由に休職を取る際は、会社に提出する書類や手続きが必要になります。

休職をする際に必要な準備や手続きは4つあり、以下の手順で行いましょう。

休職を検討している方は、それぞれの内容を参考にしてください。

病院に行って診断書の作成をお願いする

精神的な不調で休職する場合は、会社に医師の診断書の提出が必要になるケースがあります。

診断書の作成にかかる費用は2,000〜10,000円程度で、病院によって異なります。病院のホームページで診断書の発行料金を記載している場合があるため、予め確認しておきましょう。

精神疾患の重症度により休職が必要となる期間は異なり、治療をしていくなかでさらなる休暇が必要と判断されれば休職が延長するケースもあります。


参考:阪野クリニック 職場を長期に休むときに必要な診断書 https://banno-clinic.biz/ (2024-7-29)
参考:オンライン診療 メンタルヘルス院 【医師が解説】休職について【心療内科・精神科】https://online-mental.com/ (2024-7-29)
参考:弁護士法人 ALG Associates 休職期間の決め方|平均期間や期間満了後の対応など https://xn--alg-li9dki71toh.com/ (2024-7-29)

直属の上司に休職の相談をする

原則として休職の申し出は、メールや電話で済ませるのではなく、直属の上司に直接会って相談しましょう。

たとえ精神的に体調が優れなくても、直接伝えるのが社会人としてのマナーです。

休職中は上司や同僚からの理解やサポートが必要になるため、丁寧な説明に加えて謝罪の言葉による周囲への配慮は必要です。

直属の上司との関係が悪い場合は、さらに上の上司や総務、人事担当者に相談すると良いでしょう。


参考:うららか相談室 休職したいと考えている方へ。休職理由と給与・手当、会社への伝え方 https://www.uraraka-soudan.com/ (2024-7-29)

休職に必要な書類を作成する

休職の手続きには「診断書」と「休職届」が必要となり、上司から休職の許可が降りたら休職届を作成しましょう。

休職届は会社で決められたフォーマットを使用して、休職期間や理由、休職中の連絡先などを記載するのが一般的です。

休職期間は医師の診断書をもとに、会社と相談して決めた休職期間を記載します。

原則として、就業規則や勤続年数から休職期間を設定することになり、具体的な期間については就業規則を確認しましょう。


参考:MoneyForward クラウド給与 休職願(休職届)の書き方や手続き方法、人事労務の対応について解説 https://biz.moneyforward.com/ (2024-7-29)

仕事の引き継ぎをする

休職が決まったら休職中の業務をサポートしてもらう必要があるため、同僚に仕事の引き継ぎを行います。

体調次第では仕事の引き継ぎが難しく、そのまま休職に入ってしまうケースもあります。

しかし、休職中の不用意な連絡や同僚とのトラブルを避けるためにも、しっかりと引き継ぎを行ってから休職するのが望ましいです。

復帰後に同じ職場で働く際に、同僚とのわだかまりを避けるためにも周囲への配慮は忘れずに、できるだけ引き継ぎを行いましょう。


参考:リワークセンター キズナ 【心療内科・精神科】休職について【メンタルヘルス】https://rework-kizuna.com/(2024-7-29)

メンタルの不調が及ぼす心身への影響

メンタルの不調は心や体にさまざまな影響を与え、心が助けを求めているサインです。

気づかずに放置していると悪化する恐れがあり、社会生活や日常生活まで支障をきたしてしまうかもしれません。

以下の6つの症状が現れた際は、十分な休息と必要な場合に応じて心療内科への受診を検討しましょう。

それぞれの症状を把握して、メンタルの不調が悪化しないように対処してください。

気分が落ち込みネガティブに考えるようになる

1日中気分が落ち込み、ネガティブな考えになる場合はうつ病の可能性があります。

うつ状態は物事の捉え方が否定的になるため、自分を責めてしまい精神的に辛いと感じやすくなるためです。

普段なら乗り越えられるような問題であっても、悲観的になって対処できず、日常生活に大きな支障が生じてしまう恐れがあります。

重症になると「死んでしまいたい」と思うほど精神的に辛い気持ちが現れて命に危険が及ぶため、うつ病を疑い始めたら早めに心療内科を受診しましょう。


参考:こころの情報サイト うつ病 https://kokoro.ncnp.go.jp/ (2024-7-29)

何をしていても楽しめない

何をしていても楽しめないというような自覚症状が現れた際も、うつ病の可能性があります。

うつ病は脳内ホルモンの「セロトニン」や「ノルアドレナリン」が減ってしまう病気です。

脳内ホルモンが減ると無気力で憂うつな状態になり、精神状態を安定に保てなくなるため楽しむという感情が薄れてしまいます。

また、過度なストレスにより感情の変化が乏しくなり、無表情でいることが増えた場合も精神疾患を発症しているサインです。


参考:厚生労働省 こころもメンテナンスしよう /https://www.mhlw.go.jp/ (2024-7-29)
参考:処方箋薬宅配サービス とどくすり 顔つきや話し方に特徴がある?統合失調症の基準やうつ病との違いを理解しよう https://todokusuri.com/ (2024-7-29)

すぐに涙が出る

うつ病は脳内ホルモンの「セロトニン」の減少により感情のコントロールが難しくなり、訳もなく涙が出てしまうような症状が現れます。

涙は人が抱えきれない感情やストレスを有害物質として受け取り、身体から排除をする役割があると考えられています。

急に涙が出たり、涙もろくなったりする場合は、自分で感情をコントロールできない程の過度なストレスを感じているため、うつ病の可能性が考えられるでしょう。


参考:(株)心理オフィスK すぐ泣いてしまうのはなぜ?原因や対処法を知って自分と向き合おう https://s-office-k.com/personal/ (2024-7-29)

食欲がない

精神的なストレスが原因で食欲不振が起こる場合や、過食などの食行動の異常が現れるケースもあります。

うつ病は過度なストレスにより自律神経のバランスが乱れてうまく機能しないことで、消化機能が弱まり食欲不振や過食の症状が現れます。

食欲不振や吐き気などの症状がある場合は、まずは消化器内科を受診し、内服治療を受けましょう。

それでも症状が改善しない場合はうつ病の可能性があるため、心療内科の受診を検討してください。


参考:梅本ホームクリニック うつ病になるとご飯が食べられなくなるのか https://umemoto-homeclinic.com/depression-can-not-eat/(2024-7-29)

寝ても疲れが取れない

寝ても疲れが取れないのは、うつ病の症状が原因であることも考えられます。

人は過度なストレスがかかると、「その場から逃れたい」という防衛本能が働き、うつ病には「寝逃げ」と呼ばれる症状として現れます。

寝逃げは強制的に脳を休ませるために、日中でも起きていられないほどの強い眠気に襲われる症状です。

また、過度なストレスにより脳内ホルモンのセロトニンの分泌が低下し、睡眠が浅く寝不足になることで寝ても疲れが取れないと感じてしまうことが考えられます。


参考:おおかみ こころのクリニック 【12時間睡眠でもまだ眠い】どれだけ寝ても眠いのはうつの前兆かも https://sanyokai-clinic.com/(2024-7-29)

胃腸の不調が続く

胃腸の不調が続く場合も、うつ病などの精神疾患と関係している場合があります。

うつ病の原因の1つはストレスや不安であるのと同様に、胃腸の症状もメンタルの状況によって便秘や下痢などの症状が現れるためです。

例えば、うつ病と関係する胃腸の病気で「過敏性腸症候群」があげられます。

不安やストレス、緊張を感じたときに発症し、便秘や下痢、または2つの症状を数日置きに繰り返す方もいます。

胃腸の不調を感じたら心が助けを求めているサインかもしれないため、放置せずに早めに病院の受診を検討してください。


参考:健栄製薬 【医師監修】便秘とうつ病は関係がある?ストレスによって起こる不調と解消法を紹介 https://www.kenei-pharm.com/(2024-7-29)

精神的な理由で仕事を休みたいときのQ&A

ここでは、精神的な理由で仕事を休みたいときによくある以下の質問を紹介しています。

それぞれ回答と併せておすすめの行動ポイントを解説しているので参考にしてください。

メンタルが不調のときの職場への伝え方は?

メンタルの不調で仕事を休みたい場合は、メンタルが不調であることを正直に上司に伝えるのが無難です。

メンタルの不調を理由に伝えても、理解してもらえないときは、メンタルの不調からくる体調不良と伝え、病院の診断を受けましょう。

何らかの病気がある場合には、上司へ病状と休職の必要性を報告し、復帰の目処などを相談してください。

メンタルが不調のときに休むのは甘えですか?

メンタルの不調を理由に仕事を休むのは甘えではありません。

精神的な疲れや辛いと感じて「仕事に行きたくない」「働きたくない」と思うのは、うつ病などの精神疾患の可能性があるためです。

仮に、気持ちにフタをして働き続けることで、症状が悪化して社会生活が困難な状況に陥る恐れもあります。

心が限界を迎える前に仕事を休み、精神面が回復してからメンタルの不調の原因を明確にして解決策を考えましょう。

精神的な理由で仕事を休みたい|まとめ

精神的な疲れや辛いと感じるときは、無理をせずに心と体を休めることが大切です。

精神的な理由で仕事を休む場合は、体調不良を理由にして上司に相談をすると良いでしょう。

休暇を取っても精神的な辛さが改善されない場合は、心療内科の受診を検討してください。

また、精神的に辛いと感じる原因が職場にある場合は、今より良い条件の会社へ転職するのも状況を解決する1つの手段です。

まずは休暇を取って十分に休んでから、自分の状況を見つめ直して解決策を考えましょう。

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