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SFA JOURNAL by ネクストSFA

更新日:2024/11/20 

ファクタリングの審査基準とは? 通過率を上げたり審査時間を短くするコツを紹介!

ファクタリングの審査基準とは? 通過率を上げたり審査時間を短くするコツを紹介!

【監修】株式会社ジオコード マーケティング責任者
渡辺 友馬

ファクタリングは売掛金をファクタリング会社に売却して、資金を調達する方法です。取引先から支払われる売掛金の債権(未収金)を売却すると、入金期日前に資金を調達できるため、資金繰りを改善したい企業に有効な資金調達方法といえるでしょう。

ただし、ファクタリングを利用するには、審査をクリアする必要があります。審査は銀行融資に比べると、ハードルが低いといえますが、ファクタリング会社によって審査の基準が異なり、通過率や審査に要する時間も変わってきます。審査通過率を上げるためにはどのような方法があるのでしょうか。

本記事ではファクタリングの審査のポイントや審査基準、審査の通過率を上げるコツや審査にかかる時間を短縮する方法などを紹介します。キャッシュフローを改善したい経営者の方や、融資や借り入れ以外の方法でスピーディに資金を調達したい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

【審査基準で厳選】おすすめファクタリング会社紹介

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ファクタリングで審査されるポイント

ファクタリングで審査されるポイントは、次の3つに大別できます。

  • 売掛先
  • 売掛債権
  • 利用者

それぞれにどのような要素が審査に影響するのか、見ていきましょう。

売掛先

ファクタリング審査の重要なポイントが、売掛先の信用度です。

ファクタリング会社は利用者から買取った売掛金を、売掛先企業の決済によって回収します。もし売掛先から回収できなければ負債となってしまうため、未回収となるリスクを考慮して、与信においては売掛先企業の信用度を重要視する傾向があります。

そのため信用度の低い売掛先は、審査が厳しくなるのが一般的です。

売掛債権

売掛債権の健全性も、ファクタリング会社が審査でチェックするポイントです。

例えば経営が破綻していたり、業績不振で破綻の危険性があったりする企業の売掛債権は、資産価値を失った不良債権と見なされて断られる可能性が高いでしょう。

反対に信頼性の高い売掛債権であると認められると、手数料が下がるなどファクタリング契約の条件も良好なものとなる傾向があります。売掛債権の健全性は、審査で必ずチェックされるポイントです。

利用者

ファクタリングでは一般的に申し込みをする利用者の信用度は、売掛先の信用度ほどは重視されません。お金の貸し借りをする与信取引ではないため、審査では利用者より売掛先の信用力が重視されます。

ただし、ファクタリング会社は利用者の信用度もチェックします。中には架空の売掛金で不正に資金を引き出そうとする悪質なケースもあるためです。そうした犯罪を未然に防止するためにも、利用者にもある程度の信用力が求められます。

もし売掛先が倒産して債権の回収が困難になった場合、売掛金を利用者に請求する契約も中にはあります。取引ではファクタリング会社が、回収の責任をもつのが原則です。しかし、そうした契約の場合には、利用者の信用度がチェックされる可能性もあるでしょう。

ファクタリングの審査基準7つ

ファクタリングの審査基準は、主に以下の7つです。

  1. 売掛先の信頼度
  2. 売掛先との取引実績
  3. 売掛金の支払期日
  4. 売掛債権への信頼度
  5. 利用者の企業規模と利用金額とのバランス
  6. ファクタリング利用者の信頼度
  7. 資産の差し押さえが発生する可能性の有無

それぞれの基準がなぜ審査に影響するのか、詳しく見ていきましょう。

1.売掛先の信頼度

審査で最重要視されるのが、売掛先の信頼度です。売掛先が上場企業や公的機関のような信頼度の高い相手なら、支払い能力が高い=債権を回収しやすいと判断され、審査も通りやすくなるでしょう。

反対に売掛先の信頼度が低く、未回収になるリスクが高いと判断されると、審査に落ちてしまう可能性が高くなります。例えば経営状態や財務状況が悪化している売掛先などは、信用度が低くなるのが一般的です。

売掛先の信頼度が高いと、ファクタリング会社に支払う手数料も安くなります。一方、売掛先の信用力が低いと、手数料が高くなってしまうのが基本です。

複数会社の売掛金がある場合は、上場企業や国・地方公共団体などの公的機関など、信用度の高い売掛債権を優先的に売却するとよいでしょう。

2.売掛先との取引実績

利用者と売掛先との間に継続的な取引があるか、取引実績や履歴も審査の対象となります。取引の実績や履歴を確認するのは、悪質な利用者が売掛先と結託して、共犯で架空の売掛金をつくり出し、資金を騙し取ろうとするケースもあるためです。

架空債権はファクタリング会社に多大な損害をもたらします。そのため利用者と売掛先に継続的な取引があるかどうかを、銀行の預金通帳に明記された取引履歴を見てチェックするのが一般的です。

売掛先と取引があったとしても、一度きりの実績しかない場合、架空取引などの可能性が疑われる場合もあります。審査を受ける場合は、売掛先との継続的な取引実績があることを証明する預金通帳や、請求書・発注書・納品書・個別契約書などのエビデンス書類を用意しておきましょう。

3.売掛金の支払期日

審査では売掛先による支払期間が短い債権の方が、より審査を通りやすい傾向があります。売掛金の支払期日が長ければ長いほど、ファクタリング会社が債権の肩代わりする期間が伸びることとなり、資金的な負担が大きくなるためです。

支払期間が長いと、期日までに売掛先の経営状況が悪化して、貸し倒れになるリスクも高くなります。ファクタリング会社によっては、あまりに支払期日が長い債権は買い取らないケースもあります。

審査を通過しやすくするためには、売掛金の支払期日が短い債権の方が有利です。審査を通過しやすいのは、長くても2カ月程度が目安です。支払期日までの期間が2カ月を超える場合は、審査を通過しない可能性があるため、注意してください。

4.売掛債権への信頼度

売掛債権が信頼できるかどうかも審査の重要な基準です。信頼性が高いと判断されるのは、回収の確実性が高い売掛債権です。回収できると判断できるなら、多少条件が厳しくなっても、買い取りたいと考えるファクタリング会社もあります。

回収の見込みがゼロである不良債権や、民事再生中や事業譲渡計画が進んでいるような売掛先の売掛金は、未回収リスクが高いため、審査を通過する可能性は低いでしょう。事業とは関係のない個人間の債権なども買い取ってもらえません。

また売掛債権と同時に買掛債権もある、いわゆる反対債権の場合、相殺により売掛金が0円以下になる可能性があるため、原則として売買不可です

5.利用者の企業規模と利用金額とのバランス

利用する企業の経営規模と利用金額のバランスも重要なポイントです。利用する企業の売上規模と利用金額が釣り合っていないと、審査は通りにくくなるでしょう。

例えば年間の売上が5,000万円に満たない会社が、1億円のファクタリングを申請しても相手にはされません。売上規模に対してあまりにも金額が大きすぎるため、資料を偽造した上で架空の債権を売りつけようとしていると疑われてしまう可能性があるからです。

審査では利用者の売上規模と利用金額のバランスも重要な審査項目になります。売上規模に対して過大な金額を申請しても審査はまず通りません。

6.ファクタリング利用者の信頼度

利用者の信頼度も審査のチェックポイントです。利用者があまりに信頼できない場合には、売掛債権の買い取りを拒否されることもあります。

身分の証明が不確かであったり、過去に大きな過失などがある場合は、審査に落ちる可能性もあります。他にも利用者の態度が横柄、悪い噂がある、遵法意識が低い、公私混同が甚だしいなどの場合にもファクタリング会社の担当者に不信感を抱かせてしまうかもしれません。

また個人事業主の場合、法人に比べて信用度が低いなどの理由から、利用を制限されてしまうこともあります。ファクタリング会社の中には、個人事業主の利用自体は可能としているものの、審査に時間がかかったり、手数料が高くなったりするケースもあるようです。

利用者の信頼度をチェックするのは、詐欺的犯罪を防止するためでもあります。中には二重譲渡しようとする悪質な利用者もいます。

二重譲渡とは、一つのファクタリング会社へ債権譲渡した後、別のファクタリング会社へ同じ債権を持ち込んで資金調達しようとすることです。二重譲渡は故意かどうかに関係なく詐欺罪に問われるため注意してください。

架空の売掛金を偽造する犯罪者もいます。ファクタリング会社は犯罪被害に遭わないよう、本物と証明できない売掛金を厳しくチェックします。本物と証明するには請求書・発注書・納品書・契約書など、売掛債権の存在が確認できる書類を提出するのが一般的です。

7.資産の差し押さえが発生する可能性の有無

売掛先が税金の滞納や借入金の返済を延滞していないかどうかも審査の大切なポイントです。延滞した税金や負債のある会社が、倒産して財産が差し押さえられた場合、預金や不動産と同様に売掛債権も差し押さえ対象となるためです。

売掛債権が差し押さえられてしまうと、ファクタリング会社は資金を回収できません。そのため、売掛先に税金の滞納や借入金の返済に遅延がないかをしっかりと審査します。

ファクタリングの審査で重視されないポイント

ファクタリングは銀行の融資や、ビジネスローン会社の借り入れとは審査基準が異なります。ここではファクタリングの審査では重視されない2つのポイントについて解説します。

利用者の経営状況

ファクタリングの審査では、売掛先の経営状況に比べると、利用者の経営状況はそれほど重要視されません。ファクタリング会社の資金回収先は、あくまで売掛先のためです。優先して審査されるのは、売掛先の財務状況や信用度で、利用者の経営状況は銀行融資のように厳密にはチェックされません。

ただし、売掛先が突然倒産したり廃業したりして、資金の回収ができなくなった場合、ファクタリング会社が利用者に売掛金の支払いを求める契約も中にはあります。そのような契約をしている場合、利用者の財務状況があまりに悪化しているような状況だと、審査に通らない可能性が高いでしょう。

利用者による消費者金融からの借り入れ

ファクタリングの審査では、利用者の消費者金融からの借り入れや、ビジネスローン残高の有無もあまり重視されません。

銀行融資やビジネスローンの利用など他の資金調達手段では、利用者に消費者金融から借り入れがあると、審査で不利になるのが一般的でしょう。比較的金利の高い方法で借り入れするほど、「財務内容が悪化していると金融機関に判断されてしまうためです。

その点、利用者の経営状況を重視しないファクタリングでは、消費者金融やビジネスローンからの借り入れがあっても問題視されません。審査対象のメインはあくまで売掛先だからです。

またローンの支払い情報などをまとめた信用情報に利用の記録が記載されることもないため、利用後の融資にも影響はありません。

ファクタリング審査の通過率を上げるコツ

ファクタリング審査の通過率を上げるコツ

ファクタリングの審査は、融資よりもハードルが低いと思われていますが、売掛債権の未回収リスクが高い場合には、審査に通らないことも十分に考えられます。では、どうすれば審査に通りやすくなるのでしょうか。ここでは審査の通過率を高めるポイントを紹介します。

3社間ファクタリングを選ぶ

ファクタリングの審査を通しやすくしたい場合には、利用者とファクタリング会社の間で行われる2社間ファクタリング(2社間方式)ではなく、利用者・ファクタリング会社・売掛先の3社で行われる3社間ファクタリング(3社間方式)を選ぶとよいでしょう。

2社間方式と3社間方式の違いは、契約に「売掛先」が関与するかしないかです。

2社間方式では売掛先に一切通知することなく、取引が利用者とファクタリング会社のみで行なわれ、ファクタリング会社は利用者を経由して資金を回収します。

2社間方式では、もし利用者が売掛先から支払われたお金を使ってしまうと、ファクタリング会社が資金を回収できません。また2社間方式では、売掛債権の存在確認もあくまで利用者が提出する書類で行うだけです。

その分、ファクタリング会社が資金を回収できないリスクが高くなるため、審査も3社間ファクタリングに比べると厳しくなるのが一般的です。

一方、3社間方式では、ファクタリング会社が売掛先から直接、資金を回収できる分、2社間方式に比べて未回収リスクが軽減します。そのため2社間方式と比べた場合、3社間方式の方が審査が緩やかです。

また未回収リスクが低い分、ファクタリング会社に支払う手数料も、3社間方式の方が低いのが一般的です。

2社間方式には売掛先にファクタリングの利用を知られない、売掛金を現金化するスピードが早いなどのメリットもありますが、審査をより高い確率で通したいなら3社間方式の方が有利だといえるでしょう。

信頼度の高い売掛債権を選ぶ

未回収リスクが低く、信頼性の高い売掛債権であれば、審査に通りやすくなります。前述したように上場企業や国・地方公共団体などの公的機関が売掛先の場合、信頼度が高い債権だと判断されるでしょう。

例えば医療機関で発生する診療報酬の債権や調剤薬局の調剤報酬債権は、売掛先が社会保険診療報酬支払基金や国民健康保険団体連合会といった公的機関です。債権の不払いが発生する確率は、ほぼゼロと考えてよいでしょう。そのため診療報酬債権や調剤報酬債権は、審査で高い評価を得やすいといえます。

上場企業や公的機関などの信頼度が高い売掛先の場合は、信頼度の低い売掛先よりファクタリング会社に支払う手数料も少ないのが一般的です。審査を通しやすくしたい場合だけでなく、手数料を抑えたい場合も、信頼度の高い売掛先の債権を選ぶとよいでしょう。

売掛金の支払期日が近い債権を選ぶ

売掛金の支払期日が近い売掛債権は、ファクタリング会社にとって未回収のリスクが低い債権です。そのため支払期日が近いものを申請する方が、審査に通りやすい傾向があります。

売掛先の経営が悪化したり、倒産したりすると、売掛金の未回収リスクが高まるため、支払期日が先であればあるほど、審査は厳しくなる傾向があります。

売掛先の企業の規模が同程度の債権をいくつか持っているなら、売掛金の支払期日が近い売掛債権を選ぶとよいでしょう。

利用金額を適正に設定する

審査通過の確率を高めたいなら、企業や売上の規模に見合った適正な金額を設定しましょう。ファクタリングを利用する会社の売上規模と利用金額のバランスも重要な審査項目のためです。

売掛先の企業の売上規模や経営状態に対して、売掛債権の金額が大きすぎると判断されると、本当に必要な資金調達なのかと疑念を抱かれ、審査に通りにくくなります。申し込む際の売却希望額は、現実的で妥当な金額に設定するようにしましょう。

複数の売掛債権があるなら、比較的金額の小さな債権から売却するとよいでしょう。仮に売掛先の規模が小さかったり、経営状態が良好でなかったとしても、売掛債権の金額が小さければ審査に通る可能性もあります。

ファクタリング会社の信頼度を高める

自社や経営者自身の信用度を高めることも、審査を通しやすくするポイントです。「この経営者は約束を守ってくれそうにない」などと、ファクタリング会社の担当者が不信感を抱くような要素は、なるべく排除して審査に臨みましょう。

売掛先と継続的に取引していることや、債権に法的な問題がないことなどを、担当者に論理的に説明できると印象もよくなります。説明が丁寧で矛盾がなければ、信頼度も向上するでしょう。

審査を通しやすくしたいからと虚偽の説明をしてしまうと、信頼度が低くなって逆効果になりかねません。経営状態がよくなかったとしても、申請の際は嘘をつかず、誠実な対応を心掛けましょう。

ファクタリングの審査にかかる時間

ファクタリングのメリットは、銀行融資や公的融資に比べると、申し込みから入金までの時間がスピーディで資金調達がスムーズな点です。銀行融資や公的融資では審査に1カ月程度かかる場合もありますが、ファクタリングであればそこまでの時間を要しません。

ただし、審査時間はファクタリング会社によって異なるため、候補に挙げた会社に問い合わせて、審査日数の目安を確認しておくのがおすすめです。

審査に時間がかかると、資金調達のスピードが遅くなります。資金調達に時間がかかると、経営上のリスクも増えてしまいます。ファクタリング会社を選ぶ際は、審査が短い会社を選ぶことが大切です。

また2社間方式か3社間方式かでも、審査に要する時間は異なります。一般的に2社間ファクタリングは審査時間が早く、3社間方式より審査に時間がかからない傾向があります。

2社間方式では、売掛先への通知や承諾が必要ないため、入金までのステップが少なくなるためです。すぐに資金調達が必要な場合は、2社間方式を選ぶとよいでしょう。

ファクタリングの審査時間を短くするコツ

ファクタリングの審査時間を短くするコツは、以下の2点です。

  • ファクタリングの流れを把握する
  • 審査に必要な書類を事前に準備する

それぞれのポイントを見ていきましょう。

ファクタリングの流れを把握する

申し込みから入金までの流れを把握しておくと、ファクタリング会社とのやりとりもスムーズになり、審査時間の短縮につながりやすくなります。ここでは2社間方式と3社間方式、それぞれの流れを紹介しま

2社間ファクタリングの場合

利用者とファクタリング会社のみで手続きが完結する2社間方式のステップは、主に次の3つです。

  1. ファクタリング会社へ売掛債権売却を申込む
  2. 売掛債権をファクタリング会社に譲渡し、手数料を引いた代金を受け取る
  3. 売掛先からの支払いを受けたら、ファクタリング会社に支払いをする

2社間方式は、ファクタリング会社と利用企業のみで取引をするスキームです。売掛先に対する通知や承諾を経ないため、急いでキャッシュが必要になったときや債権譲渡の事実を知られたくないときなどに適しています。

利用者にとっては、受け取った売掛金をファクタリング会社に引き渡す義務が生じるため、3社間方式に比べると、手間が一つ多くなります。またファクタリング会社の未回収リスクが高くなるため、3社間方式に比べて手数料が割高になるのが一般的です。

3社間ファクタリングの場合

利用者・ファクタリング会社・売掛先の3社で行う3社間方式の流れは、主に次の4つです。

  1. ファクタリング会社へ売掛債権売却を申込む
  2. 売掛先に売掛債権売却の承諾をもらう
  3. 売掛債権をファクタリング会社に売却し、手数料差し引いた金額を受け取る
  4. 売掛先がファクタリング会社へ直接支払いを行う

3社間方式は、債権が譲渡されたことを売掛先に通知(または承諾)した上で実施されます。売掛金は新しい債権者であるファクタリング会社に直接支払われるため、2社間方式とは異なり、利用者に回収する義務はありません。

また、ファクタリング会社にとっては、直接債権回収できて、未回収リスクが低いため、2社間方式に比べると手数料が低く設定されているのが一般的です。債権譲渡の事実が売掛先に知られる、通知または承諾を得る時間がかかるなどのデメリットもありますが、審査に通りやすいのがメリットです。

審査に必要な書類を事前に準備する

ファクタリング会社によって、必要な書類は異なります。以下の書類を全てそろえる必要がないケースもありますが、どのような書類が必要かを事前に理解しておくと準備もスムーズです。

  • 登記簿謄本(法人の場合)

申し込んだ企業が実在すると証明するために必要になる場合があります。

  • 身分証明書

本人確認をして成りすまし防止するために運転免許証やマイナンバーなどの写真付き身分証明書や住民票などが必要になります。

  •  確定申告書

利用者および売掛先の事業規模や業績を確認するため、法人なら法人税の確定申告書、個人事業主なら所得税の確定申告書が必要です。確定申告書は過去3期分程度あるとよいでしょう。

  • 印鑑証明書

契約書に押印する印鑑が実印だと証明するために提出が求められます。

法人と代表者個人の印鑑証明書の両方が必要な場合もあります。

  • 通帳(指定期間のコピーなど)

売掛先との継続的な取引の有無や頻度などを確認するため、事業で利用している預金通帳の提出が求められます。

  • 売掛債権の存在を認識できるもの

架空の売掛債権でないことを証明するため、日付確認が可能な発注書、納品書、請求書などを提出します。

  • 売掛先企業との基本契約書

掛先企業との継続的な取引の証明として使用します。基本契約書を提出すると、納品書・請求書などがなくてもファクタリングを受けられるケースもあります。

審査完了から契約までに時間がかかる場合もある点は注意

ファクタリング会社によって審査時間は違いますが、審査時間だけを比較しても意味がないケースもあります。審査時間が短くても、実際の入金までに時間がかかるファクタリング会社もあるためです。

例えば会社の公式サイトで「審査は最短で〇時間」と記してあっても、債権・契約内容の確認などで入金が遅れる場合もあります。

大切なのは入金までの時間です。ファクタリング会社を選ぶ際は、入金までの時間をしっかりチェックして、なるべくスピーディに入金されるところを選ぶことが大切です。

ファクタリング会社を選ぶ際のポイント

ファクタリング会社を選ぶ際のポイント

現在、日本には100を超えるファクタリング会社が存在しているとされています。どの会社を選ぶとよいのか迷う方もいるでしょう。迷った際は、以下のポイントに注意してファクタリング会社を選ぶのがおすすめです。

  • 審査から融資までの期間
  • 審査通過率の高さ
  • ファクタリング利用にかかる手数料

それぞれのポイントを詳しく解説します。ファクタリングによる資金調達を検討している法人や個人事業主の方は参考にしてみてください。

審査から入金までの期間

ファクタリング会社を選ぶ際は、審査から入金までの期間が短い会社を選ぶのがおすすめです。急な資金需要がある場合、特に入金までのスピードは大切な要素です。

年間相談件数が約15,000件、買取申込額が290億円を超える実績があるファクタリング会社「アクセルファクター」は、原則として即日決済をモットーに掲げており、実際の申込みの約半数以上が即日での対応となっています。

「運転資金が必要になったものの、銀行融資や補助金では時間が掛かりすぎる」。そのようなケースで迅速な資金調達を実現したいなら、即日決済が可能なファクタリング会社を選ぶとよいでしょう。

審査通過率の高さ

銀行などの金融機関と比べると、ファクタリングは審査通過率が高めなのが一般的です。それでも売掛先や債権の信頼度、支払期日の長短や希望金額などによっては審査が通らないこともあり得ます。

またファクタリング会社によって、審査の柔軟性が異なるため、同じ条件でも審査に通過するケースとしないケースがあります。

アクセルファクターは審査の柔軟性が高く、他で断られてしまった案件にも誠意ある対応をするファクタリング会社です。エビデンス書類が不足している・税金の滞納中であるなどのケースでも柔軟に対応しています。

アクセルファクター」のモットーは「どうすれば解決可能なのか」の観点で、問題の解決に臨むことです。利用社のこれまでの業績や実績、状況などを総合的に判断し、柔軟な審査を行っているため、これまでにも審査通過率が約93%の実績があります。

仮に他社で断られてしまった場合でも、「アクセルファクター」であれば解決できる可能性があるため、まずは相談してみてください。

ファクタリング利用にかかる手数料

高額な売掛債権になると、額面金額が数千万円に及ぶ場合もあります。そのため数%の手数料でも大きな負担となってしまいます。ファクタリング会社を選ぶなら、なるべく手数料の低い会社を選ぶとよいでしょう。

あくまで目安ですが、「アクセルファクター」は100万円までなら原則として10%から、101〜500万円の場合は5%から、501〜1,000万円なら2%からとリーズナブルな手数料設定となっています。低い手数料が可能なのは、「アクセルファクター」がまずは経営を立て直すことを第一に考えているためです。

資金難に陥った場合は、まずは何よりキャッシュフローの改善が重要になります。キャッシュフロー改善のためにも、なるべく利用手数料が低い会社を選ぶのがおすすめです。

基準を理解してファクタリングの審査をスムーズに進めよう

ファクタリングを利用するなら、なるべく審査に通る可能性を高めたいものです。審査通過率を高めたいのであれば、本記事で紹介した7つの審査基準を理解してスムーズに審査を進めましょう。

また入金までのスピードが迅速なファクタリング会社を選ぶのも大切なポイントです。アクセルファクターの場合、5割以上の申し込みに即日入金を実施しています。

即日入金できる理由は、見積もりと審査結果が同時に出せるためです。問い合わせから審査・契約まで、専属の担当者がマンツーマンで対応するのも、入金までの時間がスピーディな理由です。

アクセルファクター」は専属担当の手厚いサポート、年間相談件数15,000件の実績、大手グループ資本による健全経営で、利用した方々から信頼されています。

業界に精通したプロがファクタリングの悩み解決に尽力していますので、初めての方や急な資金需要が発生した場合は、一度アクセルファクターにご相談ください。

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