東証スタンダード上場企業のジオコードが運営!営業組織を強くするWebマガジン

更新日:2024/02/20 

ファクタリングが「やばい」と言われてしまう理由とは?安心して利用できる会社10選も紹介

ファクタリングをインターネットで検索すると、「やばい」というキーワードが出てくることがあります。ファクタリングは合法の資金調達方法であるにもかかわらず、「やばい」と言われてしまうのはなぜでしょうか。その疑問の答えを知りたい方も多いでしょう。

本記事では、「ファクタリングはやばい」と言われている理由や、「やばい」と言われるファクタリング会社の特徴を解説します。ファクタリングの概要やメリット・デメリットも解説しているので、併せて参考にしてください。

【安心できる企業を厳選】おすすめファクタリング企業をご紹介

scroll →

サービス名称入金
スピード
手数料買取可能額契約方式
アクセルファクターアクセルファクター無料相談はこちら最短2時間2%~30万~上限なしオンライン、郵送、対面
ビートレーディングビートレーディング無料相談はこちら最短2時間2%~金額上限なし対面、オンライン
えんナビえんナビ無料相談はこちら最短即日5%〜50万~5,000万円オンライン、郵送、対面
QuQuMoQuQuMo無料相談はこちら最短2時間1%~金額上限なしオンライン
ラボルラボル無料相談はこちら最短1時間10%1万円~20万(与信によって増額可)オンライン
ベストファクターベストファクター無料相談はこちら即日2~20%30万~無制限オンライン・郵送・出張契約・来社契約
日本中小企業金融サポート機構日本中小企業金融サポート機構無料相談はこちら最短即日1.5%〜上限・下限なしオンライン
ファストファクタリングファストファクタリング無料相談はこちら即日--オンライン
ベストペイベストペイ無料相談はこちら最短翌日5%~100万~無制限オンライン・郵送・出張契約・来社契約

そもそもファクタリングとは?

ファクタリングとは、利用者がファクタリング会社に売掛金を売却することで資金を調達する方法です。ファクタリングでは、売掛金額から買取手数料を差し引いて残った金額が利用者に振り込まれます。

ファクタリングは民法に記載されている合法的な資金調達方法です。金融庁はファクタリングのことを「債権の売買(債権譲渡)契約」に該当するとしています。したがって、違法性を心配する必要はありません。(※)ファクタリングは法的に認められた取引による資金調達方法のため、資金繰りを解消したい場合にも安心して利用できます。

ファクタリングの概要や詳しい仕組みなどを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

※参考: 金融庁. 「ファクタリングの利用に関する注意喚起」

ファクタリングのメリット・デメリット

ファクタリングは売掛金を売却して資金を調達する方法です。合法の資金調達方法であることを踏まえて、ファクタリングを利用するとどのようなメリットがあり、どのようなデメリットに注意すれば良いのかを確認しましょう。

ファクタリングのメリット

ファクタリングを利用する主なメリットは以下の通りです。

  • スムーズな資金調達が可能
  • 資金調達しやすい
  • 売掛先の倒産による未回収リスクを避けられる

ファクタリングは最短即日の入金が可能なため、急な出費でも迅速に資金を調達できます。ファクタリングの審査では売掛先の信用力が重視されるため、金融機関による融資よりも資金調達しやすい傾向にあります。

また、償還請求権なしのノンリコース契約であれば、売掛先が倒産して売掛金が未回収になった場合でも利用者がファクタリング会社に売掛金を支払う必要はありません。償還請求権とは、売掛金が未回収になった際にファクタリング会社が利用者に支払いを請求する権利のことです。

ファクタリングのデメリット

ファクタリングを利用する際の主なデメリットは次の通りです。

  • 買取手数料が発生する
  • 審査に通らないことがある
  • 悪徳業者と取引しないように注意する必要がある

ファクタリングで資金調達する場合、手数料が差し引かれて残った資金が利用者に振り込まれるため、売掛金の満額を手に入れられるわけではありません。また、ファクタリングの審査は売掛先の信用力が重視されるので、信用情報に問題があれば審査に通らないことがあります。ファクタリング会社のなかには法外な手数料を請求するなど悪質な取引を持ちかけてくる業者もあるため、利用先は慎重に選びましょう。

安心して利用できるファクタリング会社一覧

ファクタリングの利用を検討している方のなかには「探す時間がない」「利用する会社を絞り込めない」という方もいるかもしれません。ここからは、安心して利用できるファクタリング会社を紹介します。

【再掲】安心できるファクタリング企業をピックアップ

scroll →

サービス名称入金
スピード
手数料買取可能額契約方式
アクセルファクターアクセルファクター無料相談はこちら最短2時間2%~30万~上限なしオンライン、郵送、対面
えんナビえんナビ無料相談はこちら最短即日5%〜50万~5,000万円オンライン、郵送、対面
QuQuMoQuQuMo無料相談はこちら最短2時間1%~金額上限なしオンライン
ベストファクターベストファクター無料相談はこちら即日2~20%30万~無制限オンライン・郵送・出張契約・来社契約
ファストファクタリングファストファクタリング無料相談はこちら即日--オンライン
ベストペイベストペイ無料相談はこちら最短翌日5%~100万~無制限オンライン・郵送・出張契約・来社契約
ビートレーディングビートレーディング無料相談はこちら最短2時間2%~金額上限なし対面、オンライン
日本中小企業金融サポート機構日本中小企業金融サポート機構無料相談はこちら最短即日1.5%〜上限・下限なしオンライン
ラボルラボル無料相談はこちら最短1時間10%1万円~20万(与信によって増額可)オンライン

1.アクセルファクター

アクセルファクターは、業界ならではの事情や債権の性質の違いにも柔軟に対応しているファクタリングサービスです。運送業や建設業、広告代理店をはじめとする幅広い業種に利用されています。

認定経営革新等支援機関として国の認定をうけていることも安心ポイントです。

\ 相談無料 /

お電話でのご相談はこちら

買取価格30万円~1億円
手数料2%~
入金スピード最短即日
取扱ファクタリング2社間・3社間
審査に必要な書類売掛金を確認できる書類・預金通帳・確定申告書・本人確認書類など
対象者個人事業主・企業
償還請求権の有無なし
運営会社株式会社アクセルファクター
公式サイトURLhttps://accelfacter.co.jp/

アクセルファクターで買い取る売掛債権は30万円~1億円で、多額の売掛金でも即日中の入金が可能です。買取手数料は2%~と、リーズナブルな価格が設定されています。アクセルファクターでは中長期にわたってファクタリングを利用して資金調達する金額を減らし、健全な経営に近づけるためのサポートを提供しています。

2.ベストファクター

ベストファクターは受注書や発注書でも資金調達が可能なファクタリングサービスです。公式サイトにある簡易診断シミュレーターを利用して7つの質問に回答すれば、相談前に売掛金の買取手数料の目安が分かります。

\ 相談無料 /

買取価格30万円~1億円
手数料2%~
入金スピード最短即日
取扱ファクタリング2社間
審査に必要な書類契約関連書類・預金通帳・本人確認書類
対象者個人事業主・企業
償還請求権の有無なし
運営会社株式会社アレシア
公式サイトURLhttps://bestfactor.jp/

ベストファクターの買取価格は30万円~1億円と設定されていますが、実際は30万円以下の少額の売掛債権を買い取った実績もあります。公式サイトには、2023年9月末時点の最小買取額は15万円と掲載されています。(※)基本的に債権譲渡登記が行われますが、相談することで登記手続きをせずに利用することも可能です。

3.QuQumo

QuQumoは、「Quality(高品質)」「Quick(スピーディー)」「Money(資金調達)」を実現するオンライン完結型のファクタリングサービスです。名前に込められた意味のごとく、手数料は1%~と良心的で、最短2時間のスピーディーな資金調達が可能です。

\ 相談無料 /

買取価格制限なし
手数料1%~
入金スピード最短2時間
取扱ファクタリング2社間
審査に必要な書類請求書・預金通帳
対象者個人事業主・企業
償還請求権の有無なし
運営会社株式会社アクティブサポート
公式サイトURLhttps://ququmo.com/

QuQumoの審査に必要な書類は請求書と預金通帳の2点のみです。債権譲渡登記が不要なため書類を揃える手間が省けます。買取価格に制限がないため、少額から多額の売掛金を買い取ってもらえます。見積もりは無料で取り寄せられるので、複数の会社を比較検討するのに便利です。

4.ビートレーディング

ビートレーディングは、LINEでの気軽な相談が可能なファクタリングサービスです。取引実績は5万2,000社を超えており、豊富な実績を誇ります。

\ 相談無料 /

買取価格制限なし
手数料2~12%
入金スピード最短2時間
取扱ファクタリング2社間・3社間
審査に必要な書類請求書または注文書・預金通帳
対象者個人事業主・企業
償還請求権の有無なし
運営会社株式会社ビートレーディング
公式サイトURLhttps://betrading.jp/

ビートレーディングはオンラインでの契約が可能で、審査に必要な書類は請求書または注文書と預金通帳の2点のみです。世界15万社以上が利用する顧客管理システムや、官公庁も導入している電子契約サービスの導入により、最短2時間の資金調達を可能にしています。

5.日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構は、一般社団法人に登録している団体です。ファクタリングをはじめ、オンライン上で資金調達できるクラウドファンディングや事業承継などの経営全般に関する相談にも幅広く対応しています。

\ 相談無料 /

買取価格制限なし
手数料1.5%~
入金スピード最短3時間
取扱ファクタリング2社間・3社間
審査に必要な書類売掛金に関する書類・預金通帳・本人確認書類
対象者個人事業主・企業
償還請求権の有無なし
運営会社一般社団法人 日本中小企業金融サポート機構
公式サイトURLhttps://chushokigyo-support.or.jp/

日本中小企業金融サポート機構のファクタリングは買取価格の制限がなく、手数料は1.5%~と低い価格設定が特徴です。公式サイトにある即日調達診断の2つの質問に答えるだけで、資金調達が可能な金額や手数料の目安を確認できます。

6.OLTA

OLTAは、オンライン完結できるファクタリングサービスを誕生させた先駆者として知られています。運営会社はファクタリングの他に、中小企業向けの入出金管理プラットフォームを提供しています。

買取価格制限なし
手数料2~9%
入金スピード最短即日
取扱ファクタリング2社間
審査に必要な書類賃借対照表・損益計算書・勘定科目明細・入出金明細・請求書・本人確認書類など
対象者個人事業主・企業
償還請求権の有無なし
運営会社OLTA株式会社
公式サイトURLhttps://corp.olta.co.jp/

OLTAは大手金融機関をはじめとする提携銀行数が多い上に、AIによる審査を導入しているためスピーディーな資金調達が可能です。審査に必要な書類は、オンライン上でアップロードするだけで提出できます。売掛金の全額だけでなく、一部の買い取りにも対応しているので、必要な金額のみ調達できます。

7.ウィット

ウィットは、コンサルティング事業の知見を持つ会社によって運営されているファクタリングサービスです。他のファクタリング会社に断られた小口の資金調達にも対応しています。

買取価格500万円以下
手数料要確認
入金スピード最短2時間
取扱ファクタリング2社間・3社間
審査に必要な書類請求書・注文書など
対象者個人事業主・企業
償還請求権の有無なし
運営会社株式会社ウィット
公式サイトURLhttps://witservice.co.jp/

ウィットは小口専門のファクタリングサービスで、売掛金の買取価格は500万円以下となっています。24時間365日オンラインでの受付を行っているため、早朝や深夜に資金調達が必要になったときでも気軽に相談できます。無料で受けられるコンサルティングサービスの利用もおすすめです。

8.トップ・マネジメント

トップ・マネジメントは豊富な実績を持つファクタリングサービスです。リモート面談では担当スタッフの顔を画面越しに見ながら相談できるため、安心してファクタリングを利用できるでしょう。

買取価格1社に対して1億円まで
手数料0.5~12.5%
入金スピード最短即日
取扱ファクタリング2社間・3社間など
審査に必要な書類請求書・決算書・入出金明細・本人確認書類
対象者個人事業主・企業
償還請求権の有無なし
運営会社株式会社トップ・マネジメント
公式サイトURLhttps://top-management.co.jp/

トップ・マネジメントでは多彩なファクタリングサービスを取り扱っているため、自社に合ったサービスを提案してもらえます。例えば、2社間や3社間の他に、見積書・受注書・発注書ファクタリングや広告・IT企業向けの「ペイブリッジ」というサービスがあります。

9.Pay Today

Pay Todayは、AI審査で即日の資金調達が可能なファクタリングサービスです。対面での面談はなくオンライン上で手続きが完結します。初期費用や月額費用は無料なので、買取手数料の他に請求される費用はありません。

買取価格10万円~
手数料1~9.5%
入金スピード最短30分
取扱ファクタリング2社間
審査に必要な書類請求書・入出金明細・決算書・本人確認書類
対象者個人事業主・企業
償還請求権の有無なし
運営会社Dual Life Partners株式会社
公式サイトURLhttps://paytoday.jp/

Pay Todayのファクタリングは最短30分の入金が可能なので、急に資金調達が必要になったときに利用できます。手数料率は1~9.5%と上限が明確なため、売掛金を売却する際にいくら差し引かれるのかが分かり、損益の判断をしやすいでしょう。

10.グッドプラス

グッドプラスは全国どこでも出張可能なファクタリングサービスです。基本は非対面での契約を行いますが、希望があれば担当スタッフが売主の会社に足を運んでくれます。

買取価格制限なし
手数料5%~
入金スピード最短90分
取扱ファクタリング2社間
審査に必要な書類請求書・預金通帳
対象者個人事業主・企業
償還請求権の有無なし
運営会社GoodPlus株式会社
公式サイトURLhttps://goodplus-service.co.jp/factoring/

グッドプラスのファクタリングは請求書と預金通帳を提出すれば、最短90分での資金調達が可能です。他社からの乗り換えにも対応しているため、利用中のファクタリング会社に満足できない場合は相談してみるとよいでしょう。

ファクタリングが「やばい」と言われてしまう理由

ファクタリングは合法な資金調達方法であるにもかかわらず、なぜ「やばい」と言われてしまうのでしょうか。「ファクタリングはやばい」と言われてしまう理由を詳しく見ていきましょう。

免許や貸金業登録がなくても営業できる

ファクタリング会社は特定の免許を取得する必要がなく、貸金業者に登録しなくても営業できます。通常、融資を行うためには貸金業法の定めに基づいて貸金業への登録が必要です。しかし、ファクタリングは貸金業者に登録しなくても営業が可能であることから、申込者の不安につながるため「ファクタリングはやばい」と言われることが考えられます。

また、ファクタリングは売掛債権の売買で成り立つサービスのため、物品を買い取るサービスではありません。したがって、古物商の許可がなくても営業できます。ファクタリングは金銭のやり取りが絡むサービスであるにもかかわらず、免許や登録が不要なために違法性を疑われやすいようです。

ファクタリング業を規制する法律がない

ファクタリングを規制する具体的な法律がないことも「ファクタリングはやばい」と言われる理由の一つです。一般的な融資では、財産を保護する目的の出資法や、貸金業者からの借り入れに関する内容を定めた貸金業法、金銭の貸し借りをする際の利息の契約に関する内容をまとめた利息制限法が適用されます。いずれの法律にも違反しないことが義務付けられています。

一方のファクタリングは手数料や買取金額などを規制する法律がないため、ファクタリング会社が自由に設定できるのが現状です。そのため、法外な手数料を請求されるのではないかと不安を感じた方が「ファクタリングはやばい」と考えているのかもしれません。

利用頻度によっては資金が減ることがある

「ファクタリングはやばい」と言われる理由は、利用頻度によって資金が目減りする場合があるからです。ファクタリングはスピーディーな資金調達が特徴のサービスですが、何度も利用するとその都度手数料が差し引かれるため、受け取れる資金が減ってしまいます。

また、融資よりも資金調達しやすいことから、運転資金が不足する度に利用するなど、ファクタリングに依存する危険性も考えられるため「やばい」と言われることがあるようです。対策として、計画的にファクタリングを利用することをおすすめします。

ファクタリング会社を装う悪徳業者がいる

「ファクタリングはやばい」と言われる理由の一つとして、ファクタリング会社を装って賃金業を行う悪徳業者の存在が考えられます。悪徳業者は、ファクタリング業が貸金業の登録が不要である事実を悪用し、ファクタリング会社を装って貸金業を行っています。例えば、法外な手数料を請求する、貸金業を登録せずに償還請求権ありの契約を結ぶなど、悪質な契約を交わすよう迫るケースが少なくありません。

金融庁ではファクタリングを装う悪徳業者の危険性について注意喚起を行っています。(※)一方で金融庁の注意喚起によりイメージが悪くなり、「ファクタリングはやばい」と言われている可能性が考えられます。

※参考: 金融庁. 「ファクタリングの利用に関する注意喚起」

「やばい」ファクタリング会社の特徴

ファクタリングを利用する際に気を付けたいことは「やばい」と言われる悪徳業者の存在です。どのような特徴を持っていると悪徳業者なのか、具体的な特徴を解説します。

手数料に変動がある

悪徳業者のなかには、見積もりで提示された金額よりも高い手数料を請求してくる会社があります。一般的なファクタリング契約では、売掛金を買い取る際にのみ手数料が発生します。優良なファクタリング会社では買取手数料の他に追加費用は発生しないため、見積もり金額より高い手数料を請求されることはありません。

しかし、悪徳業者は買取金額に応じた手数料を具体的に示さず、最初に提示した見積もりから金額が変動し高額になることが少なくありません。ファクタリングの利用にかかる手数料には注意が必要です。

債権回収を売主がする契約となっている

ファクタリングを利用する売主が債権回収する契約内容になっている場合、悪徳業者の可能性が高いため注意が必要です。ファクタリングは売掛金を買い取ると同時に、売掛債権の回収はファクタリング会社で行うのが一般的です。そのため、売主が債権回収する契約を結ぼうとすることは悪質な行為と言えます。

ファクタリング契約の際に注意したいのは、償還請求権ありの契約を持ちかけられた場合です。ファクタリングを契約する際は、償還請求権の有無を確認した上で自社に不利益な内容がないか確かめましょう。

見積書・契約書を提示しない

見積書や契約書の内容を提示しない場合、悪徳業者の可能性があります。優良なファクタリング会社では、契約書を提示した上で書面での契約を交わすのが一般的です。

悪徳業者では見積書や契約書を提示せず、契約後に高額な手数料を請求することもあるようです。内容が分からない費用を請求してくる業者を見極めるためにも、複数のファクタリング会社から見積もりを依頼して比較検討することをおすすめします。

分割返済可能としている

売掛金の分割返済が可能な会社は悪徳業者の可能性があります。2社間ファクタリングを利用して資金調達をした場合、売掛先から入金された資金は一括でファクタリング会社に支払うのが原則です。売掛金を分割で返済した場合、貸し付けと同じ扱いになります。貸金業者の登録をしていれば違法性はありませんが、ファクタリング業は登録しなくても営業できるため貸金業法に違反しているおそれがあります。

売掛金の分割返済をするメリットを説明することでとりあえず契約させようとする場合、悪徳業者の可能性があるため契約するのは控えましょう。

口コミ・評判が悪い

悪徳業者の特徴として、ペーパーカンパニーや個人名義の口座を利用していることが挙げられます。違法な取引をする悪徳業者のなかには実在しない会社を隠れ蓑にしているケースがあるようです。法人名義の口座を開設するためには事業経営において25%以上の議決権を持つ実質的支配者に該当する本人確認が必要なため、違法な取引をしようとする悪徳業者は口座開設を避ける傾向にあります。(※)

悪徳業者を見極めるためには、提示された所在地に事務所が実在しているか、個人名義や他の法人名義の口座を使用していないかなどを確かめてください。また、口コミサイトで悪い評判がないかを確認しておくことも重要です。

※出典: 一般社団法人全国銀行協会. 「銀行をご利用のお客さまへのお知らせ」

ファクタリングが「やばい」と言われるようになった事例

ファクタリングが「やばい」と言われるきっかけになった事例がいくつかあります。3つの事例を紹介するので、ファクタリングを安全に利用するための基礎知識として参考にしてください。

事例1.ファクタリングを装った貸金業

ある貸金業者がファクタリング会社を装い、貸金業法と出資法違反の容疑で逮捕に至った事例です。この事例の貸金業者は、ファクタリング会社と名乗る手口で5名の事業主をだまし、2016~2020年の4年間にわたって総額1億5,000万円を貸し付けていました。利息は法定金利の8~34倍にもなり、約3,000万円の金額を儲けにしていたそうです。

ファクタリング会社から返済や利息などの説明があった場合は違法性のある取引が疑われます。なぜなら、ファクタリングは売掛金を売却して資金を調達する方法なので、売主に返済義務や利息が発生することはないからです。ファクタリングの利用時に返済に関する説明を受けた場合は取引を避けましょう。

事例2.法外な金利で貸し付けた給与ファクタリング

給与ファクタリングを貸金業に登録しないまま、利用者に法定金利の19倍にあたる金利で貸し付けていた業者の事例です。給与ファクタリングとは、従業員の給料を売掛債権と同じように売却して資金調達する方法を指します。給与ファクタリングは貸金業の登録が必要な給与前払いサービスと同じ扱いになるため、未登録の業者が提供すると違法になるのです。

この事例を踏まえて気を付けたい点は、ファクタリング会社が給与ファクタリングを違法と知りながら貸金業に未登録のまま提供していることです。給与ファクタリングに対応しているファクタリング会社に違法性がないかを確認するなら、貸金業の登録済み業者名を金融庁の公式サイトで確かめておきましょう。

事例3.売掛債権の買戻しを要求した闇金グループ

ある闇金グループが売掛金の売主に買戻しや高額な利息を請求して大阪府警に摘発された事例です。ファクタリングは、売掛金の売却と同時に弁済義務もファクタリング会社に移るのが原則です。そのため、売掛金が未回収となった場合に売掛金を買い戻す行為はファクタリングの領域を超えており、貸金業法に違反します。

優良なファクタリング会社では売掛債権の買戻しは行われません。債権の買戻しは貸金業にあたるため、買い戻された金額や返済方法、分割した場合の返済回数などを契約書に明記する必要があります。契約書への詳細な明記がない場合は違法な取引を行う闇金の可能性があるため注意が必要です。

優良なファクタリング会社の特徴

悪徳業者が存在する一方で、信頼できる優良なファクタリング会社もあります。どのような特徴があると優良なファクタリング会社と言えるのでしょうか。以下に挙げる特徴を踏まえて、自社に合ったファクタリング会社を選びましょう。

債権譲渡契約が明記されている

優良なファクタリング会社は、自社で提供するファクタリングサービスが債権譲渡契約であることを契約書にしっかり記載しています。ファクタリングは売掛債権をファクタリング会社に譲渡して資金を確保する仕組みです。そのため、契約書にも債権譲渡契約に関する内容を明記する必要があります。

契約書に債権譲渡契約の記載がない場合は、違法な取引の可能性が考えられるので契約は避けましょう。契約時は契約書に記載された全ての内容を確認し、不審な点がないか確かめることをおすすめします。優良なファクタリング会社は丁寧な説明をしてくれるため、不明な点がある場合は契約前に質問しましょう。

手数料の額が適正

優良なファクタリング会社では、買取価格に応じた手数料を設定しており、公式サイトにも手数料率がしっかり明記されています。買取手数料はファクタリングの種類や買取価格、売掛先の信用力などで決まるため、会社ごとに異なります。設定されている手数料に法外なものがなく、一般的な手数料の相場と同じです。

一方で悪徳業者は相場よりも高すぎたり低すぎたりする手数料を設定しているケースが見られます。ファクタリングの手数料の相場を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

豊富な経験や実績を持っている

優良なファクタリング会社は、ファクタリング業の運営歴が長く豊富な実績があります。先述した事例のとおり、違法な取引をすれば刑事責任が問われるため、長く運営するのは難しいでしょう。その点、運営歴が長い会社はファクタリングの契約後のトラブルがなく、利用した企業からの厚い信頼があると言えるでしょう。また、豊富な実績はさまざまな業種の企業が利用していることの証になるため、優良な会社であると判断できます。運営歴の長さや実績の多さはファクタリング会社が優良であるか、悪質であるかを見極める上で重要なポイントです。契約前に公式サイトで確認しておくとよいでしょう。

運営元の情報を公開している

優良なファクタリング会社は公式サイトで運営元の情報を公開しています。例えば以下のような情報です。

  • 運営会社の正式名称
  • 代表者名
  • 所在地
  • 連絡先
  • 設立年月日
  • 過去の実績

上記の項目は規模の大きさにかかわらず、優良なファクタリング会社なら公式サイトに記載されている内容です。公式サイトやパンフレットなどに運営元の情報が記載されていない場合は、悪徳業者かもしれません。利用したいファクタリング会社が優良かどうかを見極めたい場合は、運営元の情報がしっかり明記されているかを確認しましょう。

まとめ

「ファクタリングはやばい」と言われる主な理由は、特定の免許が必要なく、貸金業に登録しなくても営業できる上に法的な規制を受けないため、不安を感じる方がいるからです。ファクタリング会社を装い、貸金業で多額の金利を稼いでいる悪徳業者が存在することも「ファクタリングはやばい」と言われる要因の一つと考えられます。

優良なファクタリング会社を見極めるためにも、契約書に債権譲渡契約に関する事項が明記されており、運営会社が実在する旨を証明する情報を公式サイトに掲載しているかを確かめることをおすすめします。どのファクタリング会社を選べばよいのか分からない場合は、本記事で紹介したおすすめの会社から選ぶのも一つの方法です。

以下の記事では編集部おすすめのファクタリングサービスの特長について、わかりやすくご紹介しています。「ファクタリング会社を具体的に知りたい!」という方はぜひご覧ください。

おすすめの優良ファクタリング会社比較

ページ先頭へ戻る