公開日:2021/01/21 

エビデンスとは?意味や使い方について解説!!

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ビジネスの場では「エビデンスを取っておくように」といったように、”エビデンス”という言葉がよく使用されています。
この”エビデンス”、正しく意味を理解していますか?
 

また、この言葉は業界によって少々意味が異なることもあります。
この記事では例文を交えつつ、エビデンスの意味や業界ごとの使い方を解説していきます。

エビデンスとは?

エビデンスは、英語の「evidence」からきており、「証拠、根拠、形跡」という意味です。
ビジネスシーンで使用されるエビデンスは、他のシーンで使用する際と微妙にニュアンスが異なっており、主に「裏付けがされているか?」という意味で使用されます。
 

例えば、会議の議事録やメールなど、見える形で残すことを「エビデンスを残す」と表現します。
口頭のやりとりだけでは、「言った言わない」などのトラブルを招く可能性もあるので、 目に見える形で記録することはとても重要です。

エビデンスの意味は職種や業種で異なる

この”エビデンス”という単語ですが、職種や業種によっても意味合いが少々異なってきます。
ここからは、職種や業種毎のエビデンスの違いについて解説していきます。

IT業界におけるエビデンス

IT業界ではエビデンスという言葉が日常的に使用されています。
特にシステム開発を行っている部署では、最終検証において「システムが正常に稼働しているかを示すデータ」のことをエビデンスと表現します。
例えばシステム稼働中のスクリーンショット関連するデータなどを指して、使用します。

行政分野におけるエビデンス

行政分野ではEBPM(Evidence-Based Policy Making)という政策方針の中で用いられます。
EBPMは「エビデンスに基づく政策立案」であり、内閣府は以下のように定めています。

政策の企画をその場限りのエピソードに頼るのではなく、政策目的を明確化したうえで合理的根拠(エビデンス)に基づくものとすること

【引用元:内閣府におけるEBPMへの取組

つまり、エビデンスに基づいた政策を重要視しており、これに従って内閣府は行政を執り行っているのです。

医療業界におけるエビデンス

医療業界でのエビデンスは、治療方針薬に対する科学的根拠という意味合いで使用されています。
治療法や薬が病気に対して有効かどうかは、臨床試験などの研究によって検証されていき、その結果が”エビデンス”となります。
 

前途した内閣府におけるEBPM(Evidence-Based Policy Making)と同様に、医療業界でも根拠に基づいた医療を意味するEBM(Evidence-Based Medicine)が求められています。
以下は公益社団法人日本理学療法士協会がEBMとは何かを示したものです。

個々の患者のケアに関わる意思を決定するために、最新かつ最良の根拠(エビデンス)を、一貫性を持って、明示的な態度で、思慮深く用いること
 

入手可能で最良の科学的根拠を把握した上で、個々の患者に特有の臨床状況と価値観に配慮した医療を行うための一連の行動指針
 

個々の患者の臨床問題に対して、(1)患者の意向、(2)医師の専門技能、(3)臨床研究による実証報告を統合して判断を下し、最善の医療を提供する行動様式
 

【引用元:EBMとは – 公益社団法人 日本理学療法士協会

EBMから広がるエビデンスの重要性

医療分野ではEBMが重視されますが、そこからさらに細分化して他の分野においてもエビデンスが重要視されています。
 

看護学分野においては「根拠に基づいた看護」を意味するEBN(Evidence-based Nursing)、理学療法分野においては「根拠に基づく理学療法」を意味するEBPT(Evidence-based Physical Therapy)が唱えられています。
このようにエビデンスの重要性は高まりつつあるのです。

エビデンスの使い方・使用時の注意点

それではエビデンスという言葉はどのように使われることが多いのでしょうか。
実際に例文をみていきましょう。

例文集

本日行った会議のエビデンスを送っていただけませんか?
→この場合は会議の議事録を求められていることになります。

この内容に関してエビデンスの提出をお願いします。
→提示した内容について根拠となる情報を提示してほしいと言われているので、なんらかの食い違いが発生した可能性があります。
この場合は、メール内容や記録したデータの提出を求められていることになります。

明日の契約でエビデンスを取ってくるのを忘れないように
→この場合は、見積書や契約書などの書類を指していることになります。

使用時の注意点

職種や業種によって意味が異なるので、エビデンスを使用する際には、相手が言葉の意味を正しく理解しているのかも重要になります
エビデンスのようなカタカナ用語は、普段から使用していない人にとっては馴染みのない言葉です。
状況や人に応じて使用すべきかどうかを判断しましょう。

似た言葉には要注意

エビデンスと似た意味を持つ言葉に、下記のようなものが挙げられます。

ソース(source)

ソースとは情報源や出所という意味があり、エビデンスとは意味が異なります。

ソース:情報源
エビデンス:何らかの確証を得られている事実(根拠)

になりますので、意味を理解して使用しましょう。

プルーフ(proof)

プルーフはエビデンスと同じ「証拠」という意味を持ちます。
しかし、プルーフは「証拠」という意味合いが強く、根拠や裏付けなどの意味は含まれません。
 

「証拠」という意味合いで使用するならば、エビデンスと同じように用いることができますが、エビデンスと比べるとプルーフの認知度は低いので、エビデンスを使用するのが一般的です。

まとめ

エビデンスという言葉について、意味や各業界ごとの使い方、例文などを紹介してきました。
同じ業界でも使用するシーンによって意味が異なりますので使用する際には注意が必要です。
 

また、言葉の意味を覚えることも大切ですが、重要性をきちんと理解し、トラブルや問題が発生した際にエビデンスを提出できるよう毎日の業務やデータを整備していくことが大切です。
カタカナ用語で馴染みがない方も多いかもしれませんが、ビジネスでは日常的に使用される言葉ですので、ぜひ覚えておきましょう。

しゃけこ
しゃけここの記事の執筆者
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