更新日:2025/06/20

【2025年最新】SFAの費用相場は? 代表的なSFAの価格や機能をご紹介

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
SFAとは、営業活動を支援するツールです。導入することで業務効率化や生産性の向上といったさまざまなメリットを得られます。しかし、一口にSFAといっても、製品によって費用や搭載されている機能などはさまざまです。自社の予算や課題に適したものを選ばないと、契約してから後悔することもあるので注意しましょう。
そこで本記事では、SFAの費用内訳や相場、選び方のポイントについてご紹介します。SFAの導入を検討している企業担当の方は、参考にしてみてください。
※本記事の情報は2025年5月時点の情報です
コストと機能をしっかり見極めたい方はSFAツール比較記事もぜひ参考にしてください!

この記事の目次はこちら
SFAの費用内訳
SFAを利用する場合、以下の3つの費用が発生することが一般的です。
- 初期費用
- 月額費用
- カスタマイズ費用(オプション費用)
ここからは、それぞれの費用について詳しくご紹介します。なお、SFAによって費用内訳は異なるため、詳細を知りたい場合はサービスサイトを確認するか問い合わせをしてみましょう。
初期費用
初期費用はSFAを導入する際にかかるもので、大まかな費用相場は以下の通りです。
- 初期費用の費用相場:0円~数万円
初期費用には、導入時のコンサルティング費用や設定のサポート費用が含まれているケースが多いです。中には初期費用が0円のSFAもありますが、その分月額費用が割高になっている場合もあります。導入時のコストだけではなくランニングコストなども踏まえて、費用対効果を見込めるかを確認しましょう。
月額費用
月額費用はSFAを利用する際に毎月かかるもので、大まかな費用相場は以下の通りです。
- 月額費用(企業単位で費用が発生する場合)の費用相場:数万円
- 月額費用(アカウント単位で費用が発生する場合)の費用相場:数百円~1万円
企業単位で月額費用がかかるSFAもあれば、アカウント単位で月額費用がかかるSFAもあります。企業単位の場合は毎月一定のコストがかかり、アカウント単位の場合は利用ユーザー数によってコストが変動します。自社の運用形態や利用人数に応じて、適したプランのSFAを選びましょう。
カスタマイズ費用(オプション費用)
SFAによっては、ニーズに合わせて機能を追加したり設計を変更したりとさまざまなカスタマイズができます。その場合、カスタマイズ費用(オプション費用)がかかることが一般的で、大まかな費用相場は以下の通りです。
- カスタマイズ機能(オプション機能)の費用相場:1つの機能追加につき数千円~数百万円
追加する機能や改修範囲、カスタマイズの難易度などによって、かかる費用は大きく変わります。個別の見積もりが必要なケースも多いので、詳細はSFAを提供している企業(ベンダー)に確認してください。
SFAの費用相場
SFAによって、利用できる機能や費用などは異なります。一般的には、機能が豊富であるほどトータルコストが高くなりやすいです。ここでは、高価格帯・中価格帯・低価格帯の3つに分けて、SFAの費用相場をご紹介します。
高価格帯のSFA
高価格帯のSFAは、機能が豊富で自社の業務に合わせて柔軟にカスタマイズしやすいものが多いです。大まかな費用相場は以下の通りです。
- 高価格帯のSFAの費用相場:1ユーザー当たり数万円
高価格帯のSFAは機能が豊富な一方で、全てを使いこなすにはSFAに関する知識やスキルが必要です。そのため利用する際は、SFAの運用担当者に専任のIT人材を配置するようにしましょう。
中価格帯のSFA
中価格帯のSFAは、案件管理や予実管理といったオーソドックスな機能のみ搭載されているケースが多いです。大まかな費用相場は以下の通りです。
- 中価格帯のSFAの費用相場:1ユーザー当たり数千~1万円
同じ価格であっても、SFAによって搭載されている機能や強みは異なります。SFAの導入目的や必要な機能を事前に洗い出した上で、自社に合ったものを選びましょう。
低価格帯のSFA
低価格帯のSFAは、機能やストレージ容量に制限があるものが多いです。大まかな費用相場は以下の通りです。
- 低価格帯のSFAの費用相場:1ユーザー当たり数百~数千円
中には無料で利用できるものもありますが、使用できる機能が少なく導入しても十分な効果が出にくいかもしれません。利用人数が数人のみの場合や、SFAを導入するのが初めてで「まずは使いながら、組織の課題や必要な機能を探していきたい」という場合に利用するのがおすすめです。
【徹底比較】代表的なSFAの価格と機能
ここからは代表的な5つのSFAの概要や価格、主な機能についてご紹介します。それぞれを比較検討して、自社に合ったSFAを見つけてみてください。
ネクストSFA

ネクストSFAは、東証スタンダード市場上場企業である株式会社ジオコードが提供するSFAです。
「使いやすさ」「見やすさ」を追及したSFAで、SFAを初めて使う方でも直感的に操作できます。案件管理や行動管理、予実管理の他に、顧客管理や契約管理といったCRM機能や、メールの一括配信、問い合わせ管理などのMA機能も搭載。見込み客の獲得から既存顧客のフォローまでを一つのツールで行えます。
1名以上の専任担当者が付くのも、ネクストSFAの特長です。初期設定のサポートやマニュアル作成、説明会の開催、導入後のフォローなどを無料で行ってもらえます。不明点や困ったことが生じても、気軽に相談可能です。利用企業の満足度も高く、98.6%という高い継続率を誇っています(※)。
※参考:株式会社ジオコード.「充実の無料サポート | 特徴 | 営業支援・顧客管理ツール、ネクストSFA!MA、CRM一体型」.https://next-sfa.jp/service/support/ ,(参照 2025-05-28).
費用
初期費用 | 要お問い合わせ | |
月額費用 | 基本利用料:50,000円※10人のユーザーを含む ユーザー利用料:5,000円(/1ユーザー)※11ユーザー以降 | |
カスタマイズ費用 | 名刺管理 | 1ユーザー当たり:500円 |
メール一括配信 | 15,000円※月10万件まで配信可能 | |
セールスマップ(地図上で企業を表示) | 15,000円 | |
帳簿発行 | 5,000円~ |
※参考:株式会社ジオコード.「ご利用料金 | 営業支援・顧客管理ツール、ネクストSFA!MA、CRM一体型」.https://next-sfa.jp/price/ ,(参照 2025-05-28).
主な機能
- 案件管理
- 受注管理
- アプローチ管理
- 行動管理/日報・週報・月報
- データ分析
- Salesマップ機能
- 名刺管理機能
- 代理店管理
- 企業管理
- 請求書・見積書作成
- 売上管理
- 顧客別予算管理
- AIアシスタント
- AI商談レポート
- メール一括配信
- シナリオメール
- スコアリング・トラッキング
- 問い合わせフォーム作成
など
運営会社 | 株式会社ジオコード |
URL | https://next-sfa.jp/ |
Salesforce Sales Cloud

Salesforce Sales Cloudは、世界中で多くの企業に利用されているSFAです。営業管理や顧客管理、商談管理、売上予測ができる他、顧客からの問い合わせ管理や契約管理、見込み顧客の管理なども行えます。
独自のAI「Einstein(アインシュタイン)」が搭載されており、データ分析や作業の自動化なども可能です。カスタマイズの自由度も高いので、自社の業務フローに合わせて作り込むことができます。
費用
初期費用 | 要お問い合わせ | |
月額費用 | Starter Suite | 1ユーザー当たり:3,000円※月払いまたは年払い |
Pro Suite | 1ユーザー当たり:12,000円※年間契約 | |
Enterprise | 1ユーザー当たり:19,800円※年間契約 | |
Unlimited | 1ユーザー当たり:39,600円※年間契約 | |
Einstein 1 Sales | 1ユーザー当たり:60,000円※年間契約 | |
カスタマイズ費用 | 要お問い合わせ |
※参考:セールスフォース・ジャパン.「営業支援ソフトウェア(SFA)Sales Cloud – セールスフォース・ジャパン」.https://www.salesforce.com/jp/sales/cloud/ ,(参照 2025-05-28).
主な機能
- 案件管理
- 顧客管理
- 見込み顧客管理
- 売上予測
- 販売店・パートナー管理
- ワークフロー・承認
- メール連携
など
運営会社 | 株式会社セールスフォース・ジャパン |
URL | https://www.salesforce.com/jp/sales/ |
eセールスマネージャー

eセールスマネージャーは、5,500以上の企業に利用されているSFAです(※)。「シングルインプット・マルチアウトプット」という設計が特長で、一度データを入力すればそれに紐付く全ての項目に当該情報が反映されます。結果、入力工数を削減できます。
※参考:ソフトブレーン株式会社.「営業部のDXなら定着率95%のCRM/SFA、eセールスマネージャー | ソフトブレーン株式会社」.https://www.e-sales.jp/lp-crm_sfa11/ ,(参照 2025-05-28).
費用
初期費用 | 要お問い合わせ | |
月額費用 | Basic | 3,000円※ユーザー数が5~30名の場合 |
Enterprise | 11,000円※ユーザー数が31名以上の場合 | |
カスタマイズ費用 | データ容量10GB追加 | 月額1,000円 |
拡張アプリ(10件追加) | 月額1,000円 | |
JavaScriptを用いた簡易開発(10件追加) | 月額1,000円 | |
業務エンジン(10件追加) | 月額10,000円 |
※参考:eセールスマネージャー.「CRM/SFAの費用・料金プラン | eセールスマネージャー」.https://www.e-sales.jp/price/ ,(参照 2025-05-28).
主な機能
- 案件管理
- 顧客管理
- 日報管理
- スケジュール管理
- 地図機能
- 名刺OCR・デジタル化
など
運営会社 | ソフトブレーン株式会社 |
URL | https://www.e-sales.jp/ |
GENIEE SFA/CRM

GENIEE SFA/CRMは、サービスの定着率99%を誇るSFAです(※)。以下に挙げるような強固なシステム基盤のもと、SFAを利用できます。
- プライバシーマークを取得している
- 大手通信会社サービスを問題なく運用させるノウハウを有している
またAIアシスタント機能も搭載されており、業務の効率化も可能です。
※参考:株式会社ジーニー.「【公式】営業管理ツール顧客管理システムならGENIEE SFA/CRM」.https://chikyu.net/ ,(参照 2025-05-28).
費用
初期費用 | 要お問い合わせ | |
月額費用 | スタンダード | 10ユーザー分:34,800円※ユーザー追加費用:3,480円(/1ユーザー) |
プロ | 10ユーザー分:54,800円※ユーザー追加費用:5,480円(/1ユーザー) | |
エンタープライズ | 10ユーザー分:98,000円※ユーザー追加費用:9,800円(/1ユーザー) | |
カスタマイズ費用 | メール配信機能 | 月額20,000円(3万通まで) |
AIアシスタント機能 | 月額980円(/1ユーザー) |
※参考:株式会社ジーニー.「料金プラン | 【公式】営業管理ツール顧客管理システムならGENIEE SFA/CRM」.https://chikyu.net/price/ ,(参照 2025-05-28).
主な機能
- 案件管理
- 商談管理
- タスク管理
- レポート機能
- AIアシスタント機能
- 名刺管理機能
など
運営会社 | 株式会社ジーニー |
URL | https://chikyu.net/ |
Mazrica Sales

Mazrica Salesは、導入後の売上成長率が平均139%という実績があるSFAです(※)。営業DXプラットフォームとして営業活動の支援の他に、リード獲得や追客、未開拓顧客の獲得まで対応できます。
※参考:株式会社マツリカ.「Mazrica Sales: 誰でも使える、誰でも成果が出せるSFA/CRM」.https://product-senses.mazrica.com/ ,(参照 2025-05-28).
費用
初期費用 | なし | |
月額費用 | Starer | 27,500円~※5人のユーザーを含む※ユーザー追加費用:5,500円(/1ユーザー) |
Growth | 110,000円~※10人のユーザーを含む※ユーザー追加費用:11,000円(/1ユーザー) | |
Enterprise | 330,000円~※20人のユーザーを含む※ユーザー追加費用:16,500円(/1ユーザー) | |
カスタマイズ費用 | 要お問い合わせ |
※参考:株式会社マツリカ.「料金プラン | SFA/CRMツールならMazrica Sales」.https://product-senses.mazrica.com/pricing/ ,(参照 2025-05-28).
主な機能
- 案件管理
- 顧客管理
- 行動管理
- レポート機能
- AI機能
- 名刺管理
など
運営会社 | 株式会社マツリカ |
URL | https://product-senses.mazrica.com/ |
SFAの選び方
SFAを選ぶ際は、費用の他にも押さえておくべきポイントがいくつかあります。ここからは特に重要な5つの選び方についてご紹介します。より詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
SFAの形式は何にするか
一口にSFAといっても、製品によって形式が異なります。クラウド型とオンプレミス型があり、それぞれメリットとデメリットが異なるので事前に把握しておきましょう。クラウド型とオンプレミス型の主な特徴は、以下の通りです。
特徴 | メリット | デメリット | |
クラウド型 | インターネット環境を通じて、他の企業が提供しているサービスを利用する形式 | 気軽に導入できるニーズに合わせてプランを変更したり、機能を追加したりできる | カスタマイズできる範囲が限られる |
オンプレミス型 | 自社内にサーバーやネットワーク環境を設置し、自社でシステム全体を保守・運用する形式 | カスタマイズ性が高い強固なセキュリティ体制を構築できる | 初期費用が高くなりやすい障害やトラブルが発生した際に自社で対応しなければならない保守契約を結んでいる場合は緊急時の対応やメンテナンスを依頼できるが、その分費用がかかる可能性がある |
自社に合った機能がそろっているか
SFAを導入したとしても必要な機能が備わっていないと、別のツールで補完したり手作業で対応したりしなければなりません。結果、業務の効率化どころか、SFA導入前よりも手間がかかってしまう恐れがあります。
自社の課題やニーズに合った機能がそろっているかどうかを、事前に確認しておきましょう。
現場が使いやすいか
実際にSFAを使う営業担当者が使いやすいかどうかも、重要なポイントです。SFAの表示形式が分かりにくかったり何回も操作や入力が必要だったりすると、定着せずに終わってしまうこともあります。
直感的に使えるUIのものや、入力項目が少なくシンプルなものを選ぶのがおすすめです。
柔軟にカスタマイズできるか
SFAによって、どの程度カスタマイズできるかは異なります。SFAを選ぶ際には、SFAの入力項目や画面設計、閲覧・編集権限、ストレージ容量などを変更できるかどうかを確認しましょう。
さらに自社の業務フローや商材の特性などに応じて、新たな機能を追加開発できるSFAもあります。追加開発できるSFAなら、将来的に事業や商材が増えたときにも柔軟に対応できるでしょう。なお、追加開発の費用は、製品や開発難易度によって変わります。追加開発が必要な場合はいくらかかるのか、事前に確認することが大切です。
サポート体制が充実しているか
SFAを導入する際には、初期設定はもちろん、従業員向けの研修やマニュアル作成、質問への回答などさまざまな対応が必要です。場合によっては、SFAの導入・運用担当者の負担が大きくなってしまうこともあります。
サポート体制が充実しているSFAなら、運用から定着まで丁寧にサポートしてもらえるので担当者の工数を削減できるでしょう。企業ごとに専任の担当者が付く場合もあり、分からないことやトラブルが発生したときも気軽に相談できます。
まとめ
SFAの導入を検討する際は、初期費用や月額費用、カスタマイズ費用などを含めた総コストを確認し、費用対効果がどの程度見込めるのかシミュレーションしておきましょう。またSFAごとに、機能やサポート内容などは異なります。複数のSFAを比較検討し、自社の課題やニーズに適したものを選ぶことが大切です。
株式会社ジオコードが提供しているネクストSFAは、無料トライアルを実施しています。有料オプション以外であれば全ての機能を使えるので、自社の業務との相性や操作感、サポート体制などを確認できます。「SFAを導入したい」「どのSFAがよいか迷っている」という企業担当者の方は、お気軽にお問い合わせください。