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SFA JOURNAL by ネクストSFA

更新日:2024/10/22 

50歳の平均年収はどのくらい?男女別の中央値や産業別でも徹底解説

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50歳は役職定年を目前に転職を検討する方や、更なるキャリアアップを狙って転職を決断する方もいるといると思います。

このコンテンツでは50歳の平均年収や中央値を知り定年まで残り約10年、ライフプラン設計の参考にしてください。


この記事で分かること

この記事の目次はこちら

50歳の平均年収は546万円

大手転職サイトdodaの調査(※)によると、50歳の平均年収は546万円でした。月額は45.5万円です。(2022年~2023年の1年間、20歳から65歳までの約63万人に調査)

全年代の平均年収は414万円であり、50歳の平均年収は全年代の平均年収よりも132万円高いことが分かります。

50歳以上になると管理職などの役職に就いていたり、勤続年数が長かったりするので、平均年収が高くなります。

※出典:doda 20歳~65歳の平均年収は? 平均年収ランキング(年齢・年代別の年収情報)【最新版】 https://doda.jp/guide/ (2024-9-30)

男女別の平均年収は男性624万円、女性422万円

dodaの調査(※)によると、50歳男性の平均年収は624万円、女性の平均年収は422万円です。

性別50歳全年代
男性624万円464万円
女性422万円356万円

50歳の男女の平均年収は、約200万円の差があることが分かります。大きな差が生まれる背景には、以下の社会的・経済的要因が関係しています。

  • 女性が管理職や上級職に就く割合が低いこと
  • 女性が育児・介護によってキャリアを中断していること
  • 女性のパートタイム労働の割合が高いこと

これらの要因が重なって、50歳時点で男女の収入に大きな差が生じています。

※出典:doda 20歳~65歳の平均年収は? 平均年収ランキング(年齢・年代別の年収情報)【最新版】 https://doda.jp/guide/ (2024-9-30)

手取り月収の平均は約34万円

平均年収546万円の50歳の方の手取り額は、平均で約415万円、月額は約34万円です。

額面収入と手取りの差額の約130万円には、所得税・住民税・厚生年金(※)などが含まれます。

年収月収
額面収入546万円45.5万円
所得税15.9万円1.3万円
住民税27万円2.2万円
健康保険28.2万円2.4万円
厚生年金51.6万円4.3万円
雇用保険3.2万円2.7千円
介護保険5.1万円4千円
手取り415万円約34万円

※参考:国税庁 税目別情報 https://www.nta.go.jp/ (2024-9-30)
※参考:日本年金機構 厚生年金保険の保険料 https://www.nenkin.go.jp/ (2024-9-30)
※参考:全国厚生年金協会 保険料率 https://www.kyoukaikenpo.or.jp/ (2024-9-30)

50歳の年収中央値は500万円

dodaの2023年の調査(※)によると、50歳の正社員の中央値(データを大きさ順に並べたときに「真ん中にある値」)は500万円です。

男女別に中央値を見ると、男性は550万円、女性は370万円です。

性別平均年収中央値
男性607万円550万円
女性411万円370万円
男女計532万円500万円

平均年収は、超高収入や極端に低い年収に影響を受けやすいため、実際の収入状況を正確に把握できないことがあります。

中央値は収入の真ん中の値をとるため、極端な値の影響を受けにくく、より実際の状況を反映します。


※出典: 正社員の年収中央値は?男女別・年齢別・都道府県別にも解説 平均年収ランキング【最新版】https://doda.jp/ (2024-9-30)

【最終学歴別】高卒・専門卒・大卒・大学院卒の50歳平均年収

厚生労働省の調査(※)により、50歳の平均年収を最終学歴別に見ると以下の通りです。(平均月収×12+平均賞与で算出)

学歴男性女性
大学卒902.5万円705万円
高専・短大卒761万円616万円
高校卒684.5万円518万円

同じ50歳でも大学卒と高校卒とでは、男性は218万円、女性は187万円の差があります。

学歴で年収に差が出るのは、以下の要因が考えられます。

  • 大企業や専門性の高い職種では、採用を大卒以上に限定しているから
  • 高学歴の人の方が、企業内で昇進しやすい傾向にあるから

一方でエンジニアなどの技術職では、学歴よりも能力を重視されるため、努力次第で学歴の差を埋めることが可能です。


※出典:厚生労働省 年齢別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与https://jsite.mhlw.go.jp/ (2024-9-30)

【企業規模別】大企業・中企業・小企業の50歳平均年収

ここでは厚生労働省の調査(※1)を基に、企業規模別の50代前半の平均年収を紹介します。(月収×12+平均賞与(※2)で計算)

なお、50歳に該当するデータがなかったため、50~54歳のデータを50歳の平均年収に最も近い数値として想定して計算しています。

規模全体男性女性
大企業668万円758万円483万円
中企業578万円649万円459万円
小企業528万円584万円429万円

中小企業よりも大企業の方が、人材が豊富でブランド力もあるので、売上を伸ばしやすい環境です。そのため、基本給や賞与が高く設定されている傾向です。

50歳で転職を考えるのであれば、企業規模が大きく業績が良い企業を狙うと、大幅な年収アップを期待できます。

※1出典:厚生労働省 企業別に見た賃金 https://www.mhlw.go.jp/ (2024-9-30)
※2出典:三菱UFJニコス mycard ボーナス(賞与)の平均はいくら?年代別の支給額など基礎知識を解説 https://www.cr.mufg.jp/mycard/ (2024-9-30)|月収×4で計算(賞与一回の支給が月収の1~2ヵ月ぶんで、夏・冬の2回)

【産業別】50歳の平均年収

ここでは厚生労働省の調査(※1)を基に、産業別の50代前半の平均年収(※2)を紹介します。

なお、50歳に該当するデータがなかったため、50~54歳のデータを50歳の平均年収に最も近い数値として想定して計算しています。

50歳全体の平均年収は546万円です。

業界全体男性女性
インフラ835万円868万円630万円
金融746万円998万円529万円
学術研究768万円842万円577万円
建設675万円714万円474万円
情報通信748万円789万円611万円
不動産670万円772万円480万円
鉱業673万円705万円481万円
運輸・郵便512万円529万円412万円
メーカー586万円650万円404万円
業育(教育・学習支援)714万円818万円599万円
卸売・小売604万円680万円442万円
サービス512万円600万円396万円
宿泊・飲食469万円543万円363万円

※出典:厚生労働省 産業別に見た賃金 https://www.mhlw.go.jp/ (2024-9-30)
※2参考:月収×(12カ月+4か月分)で計算

インフラ業界:平均年収835万円

インフラ業界で働く50歳の平均年収は835万円です。

インフラは公共事業に関連するので、国家予算や長期的なプロジェクトに支えられて仕事が安定しています。

経験豊富な労働者の給与水準も高くなるため、50歳では年収が高くなる傾向があります。

インフラ業界はには以下のような業種があります。

  • 電力
  • ガス
  • 水道・下水道
  • 鉄道
  • 道路・高速道路
  • 航空 

※参考:OfferBox インフラ業界とは?分野や動向、働く魅力、向いている人など解説https://offerbox.jp/ (2024-9-30)

金融業界:平均年収746万円

金融業界で働く50歳の平均年収は746万円です。

金融業界では、成果報酬型の給与体系が多く採用されている傾向があります。スキルや高度な専門知識がある50代の従業員は、高い報酬を受け取ることが多いです。

金融業界には、以下のような業種があります。

  • 銀行
  • 証券
  • 保険
  • 信託
  • クレジットカード・決済
  • リース(設備や機器の賃貸借)


参考:マイナビ25 業界研究・職種研究徹底ガイド 業界研究 https://job.mynavi.jp/ (2024-9-30)

学術研究:平均年収768万円

学術研究に携わる50歳の平均年収は768万円です。

研究職は高度な専門知識を必要とする職業です。経験年数が増えるにつれて基本給や賞与も上がるので、学術研究に携わる50歳の平均年収は高くなります。

学術研究には以下のような業種があります。

  • 大学・高等教育機関
  • 公的研究機関
  • 医療・バイオテクノロジー研究
  • 環境研究
  • 文化財・考古学研究 

※参考:OfferBox 研究職とは?種類や仕事内容・やりがいや向いている人の特徴を紹介 https://offerbox.jp/ (2024-9-30)

建設業界:平均年収675万円

建設業界で働く50歳の平均年収は675万円です。

技術や資格が必要な職種であり、50歳は経験を積んだベテラン労働者が多いため、日本全体の平均年収よりもやや高い傾向にあります。

建設業界には以下のような業種があります。

  • 総合建設業(ゼネコン)
  • 住宅建設業
  • 土木工事業
  • 設備工事業
  • リフォーム・リノベーション業
  • 鉄骨・鉄筋工事業

※参考:PORTキャリア 建設業界の全貌がわかる! 課題・動向から仕事内容まで徹底解説 https://www.theport.jp/ (2024-9-30)

情報通信業界:平均年収748万円

情報通信業界で働く50歳の平均年収は748万円です。

パソコンやスマートフォンの普及に伴い、IT技術の進展は欠かせません。システムエンジニアなどの専門性の高い職種が含まれるので、高い年収を得られます。

情報通信業界には以下のような業種があります。

  • 電気通信業
  • インターネットサービスプロバイダー
  • データセンター業
  • クラウドサービス業
  • ソフトウェア開発業
  • ITコンサルティング業

※参考:will links 情報通信業とは?分類や職業上のメリット・デメリットも解説 https://will-links.jp/ (2024-9-30)

不動産業界:平均年収670万円

不動産業界で働く50歳の平均年収は670万円です。

不動産業界では単価の高い商材を扱っており、物件の販売や賃貸契約の手数料が収入の大部分を占めます。よって、経験豊富な50歳の従業員の年収は高くなります。

不動産業界では以下のような業種があります。

  • 不動産売買業、賃貸業、開発業、管理業、投資業、コンサルティング業
  • リフォーム・リノベーション業
  • 住宅展示場・モデルルーム運営業
  • 土地開発・造成業

※参考:dodaキャンパス 不動産業界とは?業界の仕組み、仕事内容、現状と今後の展望 https://campus.doda.jp/career/company/000791.html(2024-9-30)

鉱業業界:平均年収673万円

鉱業業界で働く50歳の平均年収は673万円です。

鉱業の特殊な労働環境や技術的な専門性、危険手当などにより、全体の平均よりも高い収入が得られます。

特に50歳ともなると、技術者や管理職として働くケースが多いので、年収も上昇する傾向です。

鉱業業界には以下の業種があります。

  • 石炭業
  • 硫黄業
  • ヨウ素業
  • 石灰石業
  • 天然ガス業
  • 金属鉱業

※参考:リカシュウ 製造業の最上流工程 ものづくりを支える鉱業業界を解説! https://rike-syu.com/blog/ (2024-9-30)

運輸・郵便業界:平均年収512万円

運輸・郵便業界で働く50歳の平均年収は512万円です。

運輸・郵便業界では、非正規雇用の割合が増加しており、給与水準が低くなる傾向があります。

経営の効率化や、競争が激化していることから、コスト削減のために給与が抑制されている企業も多いです。

運輸・郵便業界には以下の業種があります。

  • 鉄道業、バス業
  • トラック運送業、海運業、空輸業
  • タクシー業
  • 郵便業

参考:JOBchange 鉄道や自動車などの運送用具による旅客、貨物の運送、郵便物などの配達を行う業種 https://jobchange.jp/contents/ (2024-9-30)

メーカー:平均年収586万円

メーカー(製造業)で働く50歳の平均年収は586万円です。

メーカーでは経験豊富な技術職や管理職が50歳前後で多く、高度なスキルを持つ人材が重要視されるため、年収は全体平均よりも高い傾向にあります。

製造業には以下の業種があります。

  • 自動車製造業
  • 電気機器製造業
  • 化学鉱業
  • 製鉄業
  • セメント製造業
  • 半導体製造業

参考:リクナビ 就活準備ガイド メーカー業界 https://job.rikunabi.com/ (2024-9-30)

教育:平均年収714万円

教育業界で働く50歳の平均年収は714万円です。

教育業界では、多くの学校や教育機関で年功序列の給与体系が導入されています。よって、50歳まで働いていると高い給与水準に達していることが一般的です。

業育には以下の業種があります。

  • 学校教育
  • 学習塾業
  • 職業訓練校
  • 語学学校
  • 通信教育

参考:リクナビ 就活ガイド 教育業界 https://job.rikunabi.com/ (2024-9-30)

卸売・小売業界:平均年収604万円

卸売・小売業界で働く50歳の平均年収は604万円です。

卸売・小売業では、特定の成果や売上に応じた報酬制度を取り入れる企業も多くあります。

経験や人脈がある50歳では、売上に貢献できるため、報酬が高くなる傾向です。

卸売・小売業界には以下の業種があります。

  • 卸売業(業者に商品を販売)
  • 小売業(消費者に商品を販売)
  • インターネット販売
  • 自動車販売
  • ドラッグストア

参考:free 販売管理の基礎知識 卸売業と小売業の違いは?それぞれの役割をわかりやすく解説 https://www.freee.co.jp/ (2024-9-30)

サービス業界:平均年収512万円

サービス業界で働く50歳の平均年収は512万円です。

サービス業界で働く50歳の方は、非正規雇用者が多く、パートタイムや契約社員が主流です。

人間の労働力に頼っている業務の割合が高いビジネスのため、特に現場の労働者は低賃金で働くことが多い傾向にあります。

サービス業界には以下の業種があります。

  • 美容・健康サービス業
  • 教育サービス業
  • 介護・福祉サービス業
  • 観光業

参考:ManpowerGroup サービス業の種類とは?混同されやすい接客業との違いまで解説 https://www.manpowergroup.jp/ (2024-9-30)

宿泊・飲食業界:平均年収469万円

宿泊・飲食業界で働く50歳の平均年収は469万円です。

シフト体制のため勤務時間が不規則で、年齢を重ねるにつれ、業務内容に対して割に合わないと感じる方も多いようです。

パート・アルバイト・契約社員の雇用が多く、平均給与が下がる傾向にあります。

宿泊・飲食業界には以下の業種があります。

  • ホテル業、旅館業
  • レストラン業、カフェ・バー業
  • ファーストフード業

参考:法人向け保険 情報サイト 宿泊業・飲食サービス業 https://www.riskhedge.biz/ (2024-9-30)

【雇用形態別】正規・非正規の50歳平均年収

ここでは厚生労働省の調査(※)を基に、雇用形態別の50代前半の平均年収を紹介します。

なお、50歳に該当するデータがなかったため、50~54歳のデータを50歳の平均年収に最も近い数値として想定して計算しています。

同じ50歳でも、雇用形態によって年収の差は大きく開きます。

雇用形態全体男性女性
正社員・正職員631万円685万円504万円
非正規雇用267万円315万円245万円

大きな差が生まれるのは、賞与額の差です。非正規雇用では昇給や賞与がないので収入が低くなります。

正規雇用の50歳の場合、勤続年数に応じて昇給し役職手当がつく場合があるので、平均年収が高くなる傾向です。

年代が上がるにつれて正規・非正規の収入格差は広がるため、50歳の平均年収は雇用形態によって大きな差が生じます。

※出典:厚生労働省 雇用形態別にみた賃金 https://www.mhlw.go.jp/ (2024-9-30)

50歳の平均手取り約408万円から見える生活費の目安

50歳の年収手取り約415万円を12ヵ月で割ると、月額はおよそ34万円です。

手取り34万円の生活費を、家計費それぞれの内訳で割り当てたものを紹介します。


参照:総務省「家計調査2020年度 第1表1世帯当たり1か月間の収入と支出」https://www.e-stat.go.jp/ (2024-9-30)

家賃は手取りの約30%

50歳の月の手取り34万円のうち、家賃の目安は約30%の約10万円です。家族構成によって必要な住居の大きさや立地が変わるので、必要な家賃が異なります。

独身の場合は1K、1DKなど比較的小さめの物件で済み、都市部でも比較的安い物件が選べる場合があります。

子どもがいる場合、学校近くや安全な地域など立地条件が良い物件を選ぶ傾向にあるので、その結果家賃が高くなる傾向です。

参考:UR暮らしのカレッジ 家賃の目安は給料の何割くらい?収入に合った無理のない物件の選び方 https://www.ur-net.go.jp/ (2024-9-30)

食費は手取りの約20%

50歳の月の手取り34万円のうち、食費の目安は約20%の約7万円です。食費も家族構成によってかかる金額が大きく異なります。

一般的に人数が多いほど食費は増えますが、家族の年齢や食習慣も大きく影響します。

独身や夫婦のみの場合、子どもがいる家庭に比べると安定した額になりますが、外食の頻度が多ければ支出は多くなるでしょう。

成長期の子どもがいる家庭では特に食費は増加する傾向です。

貯金は手取りの約10~20%

50歳の月の手取り34万円のうち、貯金の目安は約10~20%の約3~7万円です。

子どもが20歳前後で教育費がかかるピーク時期や、親の介護・住宅の修繕など思わぬ出費があります。

貯めたいタイミングで思うように貯金できないときは、副業や投資(NISAやiDeCo)などで少しでも収入を増やす道も検討しましょう。

光熱費は手取りの約4~5%

50歳の手取り34万円のうち、光熱費の目安は約4~5%の1.7万円です。

光熱費も家族構成によって費用が大きく異なります。部屋数が多い場合や、お風呂に入る人数が増えれば電気・ガス代も多くなるでしょう。

現在、光熱費の高騰で、生活費にかかる光熱費の割合が増加しています。

古い家電を買い替えたり、電力会社を見直したりして光熱費を削ると、家計の大きな節約につながるでしょう。

通信費は手取りの約5%

50歳の月の手取り34万円のうち、通信費の目安は約5%の1.7万円です。

通信費も家族構成によってかかる金額が異なります。子どもが大きくなって一人一台のスマートフォンを持つと、家計への負担は大きくなります。

現在の通信費が高いと感じている方は、家族割のサービスを利用したり、格安シムに切り替えるなど、通信費を見直しましょう。

50歳で年収はいくらあれば理想的か

50歳の理想的な年収額は、家族構成によって大きく異なります。

家を買って住宅ローンの返済や、子どもの教育費がかかるからです。

ここでは、家族構成別で理想の年収を詳しく見ていきます。

50歳の独身一人暮らしは600万円以上が理想

50歳で独身一人暮らしの場合、年収600万円以上(=手取り月38万円ほど)あれば理想的です。

以下のような生活を送った場合、毎月7万円ほど貯蓄に回せます。

支出項目理想の支出割合支出金額(月額)
食費18%5.6万
家賃24%7.4万
光熱費6%1.9万
家具・家事用品3%1万
衣服3%1万
保険料4%1.2万
通信13%4万
教育
娯楽10%3万
その他の消費19%5.8万
合計100%約31万円

一般的に50代独身の方の出費で大きいのは、以下の項目です。

  • 食費:外食やコンビニの購入が増えると高くなる
  • 医療費・健康に関する費用:健康食品、サプリメントなどへの出費が増える可能性がある
  • 娯楽費:趣味や余暇にお金をかけることが多くなる

参考:総務省 家庭調査2020年度 第1表世帯当たり1カ月感の収入と支出 https://www.e-stat.go.jp/s (2024-9-30)

50歳で結婚して2人暮らしは700万円以上が理想

50歳で夫婦2人暮らしの場合、年収700万円以上(=手取り月44万円ほど)あれば理想的です。

以下のような生活を送った場合、毎月10万円を貯蓄に回せます。

支出項目理想の支出割合支出金額(月額)
食費24%10万
家賃15%6.3万
光熱費6%2.5万
家具・家事用品3%1.2万
衣服3%1.2万
保険料5%2万
交通・通信17%7万
教育
娯楽10%4.2万
その他の消費15%6.3万
合計100%約42万円

一般的に50代夫婦2人暮らしの家庭で大きくなる出費は以下の項目です。

  • 家賃:2人暮らしでは安心して暮らせる地域で広めの物件を選ぶことが多い
  • 娯楽費:夫婦での旅行・趣味・外食にお金がかかる
  • 生活費全般:夫婦で快適に暮らすための家具や家電の購入などが大きな支出となる

参考:総務省 家計調査2020年度 第3表 世帯人数・世帯主の年齢階級別 1世帯当たり1か月間の収入と支出 https://www.e-stat.go.jp/ (2024-9-30)

50歳で結婚して子ども1人と3人暮らしは800万円以上が理想

50歳で結婚して子ども1人と3人暮らしの場合、年収800万円以上(=手取り月49万円ほど)あれば理想的です。

以下の表のような生活を送った場合、毎月約6万円を貯蓄に回せます。

支出項目理想の支出割合支出金額(月額)
食費20%8.6万
家賃14%6万
光熱費7%3万
家具・家事用品3%1.3万
衣服3%1.3万
保険料3%1.3万
交通・通信15%6.6万
教育10%4.3
娯楽10%4.3万
その他の消費15%6.6万
合計100%約43万円

50歳で結婚し子ども1人を育てる家庭では、子どもの成長に伴い、以下の支出項目が大きくなる傾向があります。

  • 教育費:私立の大学や医療系の大学などに進学する場合教育費が大きな負担になる
  • 通信費:子どもが携帯電話を持っている家庭は通信費が増加する
  • 保険料:子どもの将来に備えた学資保険や生命保険、医療保険などに加え、夫婦の老後に向けた備えも必要

参考:総務省 家計調査2020年度 第3表 世帯人数・世帯主の年齢階級別 1世帯当たり1か月間の収入と支出 https://www.e-stat.go.jp/ (2024-9-30)

50歳で夫婦と子ども2人と4人暮らしは900万円以上が理想

50歳で結婚して子ども2人と4人暮らしの場合、年収900万円以上(=手取り月55万円ほど)あれば理想的です。

以下のような生活を送った場合、毎月約5万円を貯蓄に回せます。

支出項目理想の支出割合支出金額(月額)
食費20%10万
家賃14%7万
光熱費7%3.5万
家具・家事用品3%1.5万
衣服3%1.5万
保険料3%1.5万
通信15%7.5万
教育10%5
娯楽10%5万
その他の消費15%7.5万
合計100%約50万円

50歳で結婚し子ども2人を育てる家庭では、子どもの成長に伴い、以下の支出項目が大きくなります。

  • 住居費:部屋数や生活スペースの確保のため賃貸料や住宅ローンが大きくなる
  • 娯楽費:家族全員で楽しむイベントや旅行・外食などの出費が高くなる
  • 交通費・車などの費用:家族全員で移動するために必要な車の維持費・ガソリン代・保険料・駐車場代がかかる

参考:総務省 家計調査2020年度 第3表 世帯人数・世帯主の年齢階級別 1世帯当たり1か月間の収入と支出 https://www.e-stat.go.jp/ (2024-9-30)

50歳から年収を上げるためにできること

50歳は定年を見据え、老後生活のために少しでも年収を上げて不安を減らしたい方も多いのではないでしょうか。

ここでは、50歳から年収を上げるためにできることを5つ紹介します。

特技や趣味をいかして副業する

50歳から年収を上げるためにできることの1つめは、特技や趣味をいかして副業することです。おすすめの副業は以下の通りです。

  • オンライン講師やコンサルタント
  • ライティングや翻訳
  • ハンドメイドやアート作品の販売
  • デジタルマーケティングやSNS管理
  • アフィリエイトやブログ運営
  • Uberや配達サービス

どの副業も、自分のスキルや趣味、生活スタイルに合ったものを選ぶことが成功のカギとなります。

仕事終わりや休日を利用して、無理なく続けられる副業を選びましょう。

資産運用をする

50歳から年収を上げるためにできることの2つめは、資産運用をすることです。50歳からの資産運用には、以下のメリットがあります。

  • 余裕のある投資ができるぶん、大きな利益が得られる可能性が高くなる
  • 無理な投資を避け、堅実な運用ができる

今後何にいくら必要なのかをイメージし、リスクを分散させながら資産運用を行いましょう。

現職で昇進・昇格を狙う

50歳から年収を上げるためにできることの3つめは、現職で昇進・昇格を狙うことです。

以下のポイントをおさえると、より効果的にキャリアアップを目指せます。

  • 自分が立案したプロジェクトや成果を数字で示し、組織に対する貢献をアピールする
  • 部下の育成や意思決定能力を見せ、リーダーシップを発揮する
  • 他部署や外部の関係者とも信頼関係を築き、会社にとって価値のあるつながりを作る

50歳から昇進・昇格を狙うには、これまでの経験やスキルをいかし、周囲と差別化を図りましょう。

待遇の良い企業へ転職する

50歳から年収を上げるためにできることの4つめは、待遇の良い企業へ転職することです。

50歳で好待遇の企業を狙うには、企業の選び方が重要となります。以下の戦略で転職活動すると効果的です。

  • 外資系、スタートアップ企業、成長産業をターゲットにする
  • 履歴書と面接でこれまでの経験を明確にアピールし、企業が求める人材とマッチすることを強調する

50代に特化した転職サイトやエージェントを利用し、書類作成や面接対策など年代に合ったアドバイスが受けられます。

スキルや経験を活かして独立・企業する

50歳から年収を上げるためにできることの5つめは、スキルや経験を活かして独立・企業することです。

50歳はこれまでのビジネス経験から以下の強みがあり、独立や企業を成功させられる可能性が高くなります。

  • 豊富な経験と専門知識
  • 広い人脈
  • 自己資金の多さ
  • リーダーシップとマネジメントスキル
  • 自己管理能力
  • 困難に対する耐性

50歳の多くはスキルや経験など若年層にはない多くの強みを持っており、独立や起業はこれまでの専門スキルや経験をフルに活かせるでしょう。

年収を上げるのにおすすめの転職サイト・エージェント

50歳から年収を上げるために転職を考えている方は、50代に特化した転職サイトやエージェントを利用しましょう。

転職サイトやエージェントのターゲット(年齢や希望年収など)はそれぞれ異なるからです。

ここでは、50歳の方におすすめの転職サイト・エージェントを6社紹介します。

リクルートエージェント

幅広い選択肢から求人を選びたい方には、リクルートエージェントがおすすめです。

公開求人が46万件(2024年9月時点)を超えており、業界・業種問わず幅広い選択肢から50代に合った企業を見つけられます。

また、希望条件に合った求人の紹介や、面接のアドバイスなど求人に合ったサポートを期待できます。

項目概要
求人数公開:約472,000件非公開:約398,000件
対応職種全職種
対応雇用形態正社員、契約社員
対応エリア全国、海外

出典:株式会社リクルート 【公式】リクルートエージェント https://www.r-agent.com/ (2024-9-30)

doda

doda 公式サイト

エージェントの転職サポートを受けつつ、自分でも求人を探して転職活動をしたい方は、dodaがおすすめです。

dodaは求人検索とエージェントサービスの両方を利用でき、効率的に転職活動を進められます。

また、dodaの診断ツールは提供があり、自己分析や市場価値の診断も可能です。

50代は今までの豊富な経験や強みを上手に伝えられるように、キャリアアドバイザーやツールを十分に活用しましょう。

項目概要
求人数約296,000件
対応職種全職種
対応雇用形態正社員、契約社員、業務委託
対応エリア全国、海外

出典:パーソルキャリア株式会社 【公式】doda https://doda.jp/ (2024-9-30)

ビズリーチ

ビズリーチ公式

年収1,000万以上のハイクラス転職を目指す方には、ビズリーチがおすすめです。

登録をした人の95%がスカウトを受け取り、転職後の年収アップ平均額が120万円と高い水準にあります。

経験豊富な50代は履歴書を充実させ、企業から直接スカウトやヘッドハンティングを利用し、効率的に転職活動を進められるでしょう。

項目概要
求人数約134,000件
対応職種全職種
対応雇用形態正社員、契約社員
対応エリア全国、海外

出典:株式会社ビズリーチ 【公式】BIZREACH https://www.bizreach.jp/ (2024-9-30)

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト バナー

年収が600万円以上の年収アップを目指すなら、リクルートダイレクトスカウトがおすすめです。

リクルートダイレクトスカウトは幹部・管理職に特化し、年収600万円の求人数を約20万件(2024年9月15日時点) 保有しています。

また、登録から内定まで全てを無料で利用でき、届いたスカウトから自分の市場価値を確認できるので、忙しい50代の方でも有効に利用できるでしょう。

項目概要
求人数約359,000件
対応職種全職種
対応雇用形態正社員、契約社員
対応エリア全国

出典:株式会社リクルート 【公式】リクルートダイレクトスカウト https://directscout.recruit.co.jp/ (2024-9-30)

リクナビNEXT

スキルや経験に自信がない50代でも、求人が見つかりやすいのがリクナビNEXTです。

非正規雇用の求人数が約2万件と豊富で、「50代 活躍中」の求人数が約2.3万件(2024年9月時点)あり、50代向けの入口の幅が広い特徴があるからです。

リクナビNEXTでは職種、働き方、企業規模など細かい条件で求人を探せます。

出典:株式会社リクルート 【公式】リクナビNEXT https://next.rikunabi.com/?leadtc=top_logo (2024-9-30)

JACリクルートメント

技術職に強みをもった50代におすすめなのは、ミドル向け転職サイトのJACリクルートメントです。

JACリクルートメントは、管理職・エグゼクティブ・専門職に特化した求人を保有し、国内外の大企業や外資系企業と強いつながりを持っています。

業界に精通したコンサルタントによる手厚いサポートで、安心して転職活動ができるでしょう。

役職定年を目の前に転職を検討している方にもおすすめの転職エージェントです。

項目概要
求人数約20,000件
対応職種管理職、技術職、専門職
対応雇用形態正社員、契約社員
対応エリア全国、海外

出典:株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント 【公式】JAC Recruitment https://www.jac-recruitment.jp/ (2024-9-30)

50歳の平均年収についてのQ&A

ここでは、50歳の平均年収についてよくある質問について回答していきます。

50歳では年収がいくらあればいいですか?

50歳の理想的な年収額は、家族構成によって大きく異なります。家族構成別の理想の年収額は、以下の通りです。

  • 独身…年収600万円
  • 夫婦で2人暮らし…年収700万円
  • 夫婦と子ども1人の3人暮らし…年収800万円
  • 夫婦と子ども2人の4人暮らし…年収900万円

住んでいる地域やライフスタイルでも変化しますが、

生活費の目安を参考に家計管理を行えば、貯金ができて暮らしにゆとりができます。

50歳で年収1,000万円を稼ぐ割合はどの位ですか?

厚生労働省の「賃金構造基本調査」(※)によると、年収1,000万を超える50代前半の割合は、9.3%です。

50歳で年収1,000万円を超える人の特徴は、以下の通りです。

  • 専門スキルとキャリアの積み重ねがあること
  • 管理職や経営層に属していること
  • 長期的な勤続年数があること

以上の要素が組み合わさり、50歳で年間1,000万円の収入が得られる傾向にあります。

出典:厚生労働省 賃金構造基本調査 https://www.mhlw.go.jp/ (2024-9-30)

上場企業の50歳平均年収はどの位ですか?

2022年有価証券報告書の公開データより、上場企業の50歳平均年収は約714万円です。50歳全体の平均年収が546万円なので、約170万円の差があります。

上場企業で働く50歳の方の平均年収が高い理由は以下の通りです。

  • 企業規模が大きく、経済的な安定性や収益性が高いから
  • 管理職や役員に昇進している割合が高いから
  • 福利厚生が充実しているから
  • 従業員に求められる専門知識やスキルが高度なものになるから

50歳のボーナスの平均はいくらですか?

厚生労働省の「賃金構造基本計画」(※1)によると、50代前半の年間賞与(ボーナス)は、約118万円です。

また、大手転職サイトdodaの調査(※2)によると、ボーナスが高い職種ランキングは以下の通りです。

  1. 製品企画
  2. 法務・知的財産・特許
  3. 基礎研究
  4. MR(営業)
  5. 経営企画・事業企画

loT(Internet of Things)やAIといったさまざまな先進的な技術が生み出されて市場のニーズが高まり、製品企画のボーナスが上がってきています。

※1出典:厚生労働省 賃金構造基本調査 https://www.mhlw.go.jp/ (2024-9-30)
※2出典:doda 職種や年代でボーナス・賞与はどう変わる?ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与) https://doda.jp/ (2024-9-30)

50歳公務員の平均年収はいくらですか?

50歳の公務員の平均年収は、職種や役職・勤続年数・地域などによって異なります。

一般的な公務員(地方公務員・国家公務員)と管理職・専門職に分けると、50歳は以下の平均年収になります。

  • 一般的な公務員…700万~800万円程度
  • 管理職・専門職…800万~1,000万円程度

国家公務員の高い役職や地方自治体の上級管理職、または専門的な職務(税務署や技術系職種)に就いていると、年収はさらに高くなります。

50歳の平均年収|まとめ

この記事では、50歳の平均年収に焦点をあてて解説してきました。

50歳は定年を見据え、老後生活のための資産と真剣に向き合い、今まで以上に年収を増やしていきたいと考える人もいるかと思います。

本業で収入アップを目指すなら、思いきって転職を検討してみましょう。

現在の転職市場では、ミドル世代やそれ以上の経験豊富な人材にニーズがあり、採用が増えてきています。

明確な専門性があることや、環境の変化に対応しながら困難を乗り越えてきた経験は、大きな強みになるでしょう。

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