更新日:2024/10/17
40代の転職はやめるべき?厳しい・みじめと言われる理由や成功するコツを徹底解説
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40代での転職は厳しいやみじめという話を、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
確かに40代は年齢相応のスキルや経験をアピールできないと、転職成功率は低くなります。
ですので、転職失敗のリスクを考えると慎重になってしまうでしょう。
しかし、40代でも業界によっては未経験ジャンルへの転職が可能です。経歴や能力次第ではキャリアアップも実現できるでしょう。
40代で転職を決意した場合、なるべく早く行動を起こす必要があります。転職で求められるスキルや成功のコツを知り、満足のいく転職を実現させましょう。
この記事で分かること
この記事の目次はこちら
40代の転職は辞めた方がいい?厳しいと言われる5つの理由
厳しいと言われる40代の転職を成功させるために、ハードルになりがちな5つの理由を抑えておきましょう。
理由①:20~30代に比べ40代向けの求人数が少ない
職業安定業務統計による調査では、以下の通り年齢が上がるほど有効求人倍率が下がることが明確になっています。(※)
有効求人 | 有効求職 | 有効求人倍率 | |
---|---|---|---|
34歳以下 | 172,600 | 101,258 | 1.70 |
35~44歳 | 79,181 | 57,587 | 1.37 |
45~54歳 | 68,732 | 71,360 | 0.96 |
55歳以上 | 64,990 | 75,163 | 0.86 |
計 | 385,503 | 305,368 | 1.26 |
企業の多くは35歳までの将来性のある人材を求めるため、40代は20~30代に比べると求人数が明らかに少なくなります。
さらに45歳以上では求職者も増える傾向です。求職者数に対する求人の数を示す有効求人倍率は45歳以上で1を下回ることからも、40代の厳しい転職市場が見えてきます。
(※)参考:職業安定業務統計 関東労働市場圏有効求人・有効求職 年齢別バランスシート(一般常用)https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/ (2024-1-9)
参考:内閣府.「ミドル」こそ労働市場の最重要課題.https://www8.cao.go.jp/.(2024-10-4)
理由②:経験と管理能力を求められる
40代を採用する企業が人材に求めるのは、若手にはない豊富な経験とマネジメントスキルです。
マネジメント能力とは、一言でいうと「管理能力」のことです。 ビジネスにおける「経営資源の管理能力」を意味することが多く、管理職や経営者などに必要な力の1つです。 管理の責任範囲は、リーダーやマネージャーであれば担当するチームや部署、経営者であれば企業全体です。
出典:GLOBIS CAREER NOTE マネジメント能力とは?4つの必須スキルと高める方法 https://mba.globis.ac.jp/careernote/1291.html (2024-4-4)
20代の若手人材であれば自社で育てていく前提で採用する企業が多く、スキルや経験よりも将来性が重視されます。
しかし、40代ともなれば高いスキルやキャリアを持つ人材も多いものです。企業側も即戦力を前提として採用するケースが多いため、年齢に見合った経験が求められます。
特にマネジメントスキルに期待する企業が多く、管理職やプロジェクトリーダーといったマネジメント経験を持たない40代は転職が難しくなるでしょう。
事業を成長させた経験やチームや部署を管理するスキルなど、特長となる経験が乏しい40代では転職を成功させるのは厳しくなります。
参考:内閣官房.管理職のマネジメント水準を向上させるために必要な支援措置について.https://www.cas.go.jp/jp/ (2024-4-4)
理由③:年収が下がる恐れがある
転職した40代のうち、約3割の年収が下がったという調査結果があります。(※)
年収が増加した | 変わらない | 年収が減少した | 増加ポイント | |
---|---|---|---|---|
35~39歳 | 44.9 | 28.8 | 23.3 | 21.6 |
40~44歳 | 38.0 | 28.9 | 32.3 | 5.7 |
45~49歳 | 34.2 | 36.5 | 27.6 | 6.6 |
50~54歳 | 24.9 | 37.4 | 36.1 | -11.2 |
特に、未経験の業界や職種へ転職する場合は、新卒と同程度の給与額になるケースや経験を積んだ40代でも、転職してから成果が出るまで一時的に給料が下がることがあります。
転職の目的は年収アップばかりでないとはいえ、家計に大きな影響を与えることはたしかです。
年齢を重ねるほど一時的に年収が下がることも、40代の転職が厳しいと言われる理由の一つです。
また、40歳の平均年収は558万円と全体の平均458万円より100万円も高く、40代は比較的高年収な点も転職ハードルを上げていると考えられます。
(※)参考:厚生労働省 令和4年雇用動向調査結果の概況 https://www.mhlw.go.jp/ (2024-1-9)
理由④:40代の採用に積極的ではない企業が多い
定年が近い40代を積極的に採用するケースは少なく、企業は自社で長期間働いてくれる人材を求めています。(※)
積極的に採用を強化したい | 良い人材であれば採用したい | あまり採用は考えていない | |
---|---|---|---|
35歳未満 | 43.5 | 52.2 | 1.5 |
35歳~44歳 | 12.1 | 64.1 | 17.4 |
45歳~54歳 | 3.1 | 39.8 | 48.9 |
55歳以上 | 1.0 | 23.5 | 67.0 |
厚生労働省のデータによると、35歳未満と比べ35歳以上の人材を積極的に採用したい企業は大幅に減少します。
さらに45歳~54歳の求職者に関しては約半数の企業が採用を考えていません。
大切な時間を無駄にしないために、年齢制限のある企業は早めに見切りをつけ、40代の採用に前向きな企業を選んで応募することも大切です。
(※)参考:厚生労働省 中途採用に係る現状等について https://www.mhlw.go.jp/ (2024-1-9)
理由⑤:若手よりも柔軟性に欠け扱いづらいことがある
40代の求職者はこれまでの経験が邪魔をして、新しい環境や考えを柔軟に受け入れられず扱いにくいと思われることがあります。
採用担当や配属先の上司が年下であるケースも多く、「年下の上司や同僚と良好な関係が築けるか」といった懸念から採用を見送られる場合もあります。
また、女性の場合は子供の有無を重視するなど、家庭と仕事の両立を疑問視されるケースもあります。
体力や将来性といった要因も、40代は採用されにくいと覚悟して転職活動を進めることが大切です。
参考:PRESIDENT WOMAN.「上司が年下でもいいですか?」に「大丈夫です」はダメ…転職のプロ直伝”答えにくい質問”への最強の回答例.https://president.jp/articles/-/74974.(2024-4-4)
企業が求める40代に必要なスキルは2つ
40代の人材に企業が求めるスキルは主に2つです。実績や実例を提示して具体的にアピールできるようにしておきましょう。
①:即戦力
企業が40代に求めるのは即戦力につながるスキルや専門知識です。
40代の転職ではこれまでの経験を活かして会社に貢献できるスキルが求められます。
厚生労働省の転職者の採用に当たり重視した事項(※1)では、「管理的な仕事」「専門的・技術的な仕事」「販売の仕事」において重視することの大半が「経験を活かした即戦力」にあたります。
職種 | 「経験を活かし即戦力になる」を選んだ割合 |
---|---|
管理的な仕事 | 62.3% |
専門的・技術的な仕事 | 66.1% |
事務的な仕事 | 42.0% |
販売の仕事 | 58.8% |
保安、生産工程、輸送、機会運転、 建設、採掘、清掃、梱包 | 47.7% |
より転職の幅を広げるためにスキルの棚卸しをして、異なる業界や職種でも活かせるスキルや経験がないか見直すことも大切です。
企業や募集職種により必要な能力は違うため、どのような経験やスキルが求められているか企業研究も重要になります。
希望する求人に対してスキルや経験が足りないと感じる場合は、資格取得などのスキルアップや転職を見送る判断も必要です。
自己分析と企業研究を深めた上で、会社に貢献できるスキルや経験を具体的にアピールすることで内定率が高まるでしょう。
※1出典:厚生労働省 72転職者の意採用状況(1)転職者の採用に当たり重視した事項 https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-r02-1-02.pdf (2024-1-9)
参考:J-STAGE.中高年ホワイトカラーの転職の実態と課題.https://www.jstage.jst.go.jp/.(2014)
②:管理能力
40代は管理職候補として採用されるケースも多く、若手を育成・管理するためのマネジメントスキルが期待されています。
マネジメントスキルは業務目標を遂行するのに必要とされる能力で、企業では主に以下の能力が重視されます。
- コミュニケーションスキル
- 目標設定・意思決定スキル
- 状況把握・進捗管理スキル
- 人材育成・コーチングスキル
- 戦略・リスク分析・課題解決スキル
- 牽引力・リーダーシップ
企業によって各役職の責任の範囲が異なるため、管理職経験がなくても上記のスキルが必要とされる業務経験があればマネジメントスキルをアピールできます。
後輩や部下の指導・育成経験、リーダーを務めたプロジェクトの規模など、これまでの経験を見直してみましょう。
新しい職場でどのように管理能力を発揮するのか、具体的な例を提示することもアプローチ方法の一つです。
参考:GLOBIS CAREER NOT マネジメント能力とは?4つの必須スキルと高める方法 https://mba.globis.ac.jp/careernote/1291.html (2024-1-9)
参考:労働政策研究・研修機構.転職と能力発揮・キャリア形成.https://www.jil.go.jp/.(2024-10-4)
40代が転職を成功させる7つのコツ
40代が厳しい転職市場を勝ち抜くためには戦略が重要です。以下7つのコツを踏まえて転職を成功させましょう。
- 転職を決めたら早めに行動を起こす
- 自分の市場価値を知る
- 今までの経験を見直し自己分析をする
- 企業が求めるスキルを分析する
- 希望条件は多くても5つまで
- 希望条件を全て満たす求人はない
- 転職エージェントの力を借りて求人情報を集める
転職を決めたら早めに行動を起こす
40代では年齢を重ねるごとに転職が難しくなるため、転職を決めたら早めに行動を起こしましょう。
転職活動を開始してから現職を離職するまでの期間は1~3か月が28.8%(※)と最も多く、それ以上かかることも珍しくありません。
忙しく転職活動に時間が裂けない方には、転職エージェントやスカウト型の転職サイトの利用がおすすめです。
転職エージェントはキャリアカウンセラーのサポートにより人材紹介を受けられます。またスカウト型の転職サイトではレジュメを登録するだけでヘッドハンターや企業からのスカウトが届きます。
転職を決意した40代は転職サービスを利用し、効率的に転職活動をすすめることをおすすめします。
※参考:マイジョブカード 「転職活動はいつから始めるのが理想的? 目安となるスケジュール」https://www.job-card.mhlw.go.jp/ (2024-01-10)
自分の市場価値を知る
40代の転職活動では自分の市場価値を知ることが大切です。適正年収や期待できる転職後の待遇を知るためにも、自分の市場価値を把握する必要があります。
自分の市場価値を測るには、40代におすすめの転職サイトやエージェントを活用するのがおすすめです。
転職エージェントではキャリアアドバイザーが適正年収や転職相場の相談に乗ってくれます。
あなたの経歴やスキルを元にマッチする求人を紹介してくれるため、転職活動がスムーズに進むでしょう。
また、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどの転職スカウトサービスでは登録した職務経歴書などの情報を元に、求人にマッチする企業やヘッドハンターからオファーが届きます。
届くオファーのレベルで自分の市場価値を把握できるため、転職を検討したら登録しておきましょう。
今までの経験を見直し自己分析をする
40代の転職活動を成功させるには自己分析が欠かせません。これまでの経験を振り返り、スキルや資格の棚卸しをしましょう。
一般的に40代は、専門領域を見極め、その後のキャリアの方向性を再探索していく時期に当たります。
出典:マイジョブ・カード.40代はキャリアの悩み時?ミドルから始めるキャリア自律.https://www.job-card.mhlw.go.jp/.(2024-1-29)
自分では特筆すべき経験がないと思っていても、客観的には高いスキルや専門知識を有している場合もあります。
適職診断などの自己分析ツール(※)や転職エージェントを活用し、客観的な視点を取り入れることも大切です。
自己分析を深めることで自分の強みが見つかる他、求人を選ぶ基準が明確になり志望動機でも説得力が増します。
応募書類や面接でスムーズにアピールできるように経験やスキルを洗い出し、言語化しておきましょう。
参考:厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag https://shigoto.mhlw.go.jp/Search/Top (2023-1-9)
企業が求めるスキルを分析する
40代の転職を成功させるために、企業が求めるスキルや適性をアピールするのもポイントです。
希望する企業の業界情報や募集している求人の職務内容をリサーチし、どのようなスキルや適性を持つ人材が求められているか分析しましょう。
企業分析を進める上で着目すべき観点について、集めるとよい情報をまとめました。
・会社概要
・事業内容
・ビジネスモデル
・商品とサービス
・顧客
・業績(売上・利益)
・離職率(平均勤続年数)
・採用情報
・社内環境と社内制度
出典:就活ラインとやま 就活HowTo記事(2)企業分析 https://shukatsu-line.pref.toyama.lg.jp/ (2024-1-9)
自己分析と企業分析を徹底し、マッチ度の高い求人を選ぶことで内定率が高まります。
また、企業研究を進める中で今まで経験した業種以外でも、自分のスキルを活かせる職場に出会えるかもしれません。
気になる求人が未経験の転職になる場合でも、諦める前に企業が求めるスキルを分析してみましょう。
これまでの経験から活かせるスキルや強みを洗い出し、どのように活用するかアピールできれば未経験分野でもキャリアアップが可能です。
希望条件は多くても5つまで
40代の転職では希望条件を増やし過ぎないことも大切です。条件は多くても5つほどに絞って求人を探しましょう。
転職が厳しい40代は、そもそも求人の絶対数が少ない状況です。その中で理想を高く持ち過ぎると転職の失敗につながることは想像に難くありません。
年収・勤務地・職務内容などの転職で希望する条件に優先順位をつけ、絶対に譲れない条件と妥協できる条件を明確にしておきましょう。
条件にこだわり過ぎないように柔軟性を持って求人を探すことが、40代で転職を成功させるコツと言えます。
希望条件を全て満たす求人はない
前述したように40代の転職市場は厳しく、希望条件を全て満たす求人を見つけることは容易ではありません。
特に年収や役職などは希望が実現する可能性が低いと言えます。
現職でどのようなポジションや収入を得ていても、転職するからにはこれまでの評価がリセットされる覚悟が必要です。
転職先でも現在と同等の水準に固執すると転職の失敗につながります。
40代では希望条件を全て満たす求人と出会える確率は低いことを頭の片隅に置いて、転職活動を行いましょう。
転職を叶えたい場合は理想と現実の折り合いをつけて妥協も必要になります。
どうしても理想通りの転職を叶えたい40代は転職活動の長期化を覚悟し、転職しないという選択肢も残しておきましょう。
転職エージェントの力を借りて求人情報を集める
40代の転職を成功させるために、転職エージェントでは以下のサポートがうけられるため力を借りて情報を集めるのも有効な手段となります。
- 無料で利用できる
- 求人紹介
- 書類の添削や面接サポート
- 転職活動中の相談
- 内定後の条件の交渉
転職エージェントは求人の紹介や選考対策、企業との交渉といった転職活動を広くサポートする無料のサービスです。
求職者の経歴や希望からマッチする求人を紹介し、選考書類の添削や面接対策をサポートしてくれるため内定率が上がります。
転職エージェント独自の非公開求人を保有しているケースが多いため、条件の良い求人に出会える可能性も高いでしょう。
転職の不安や悩みも実績豊富なキャリアアドバイザーに相談でき、1人で悩まずにすむのも魅力です。
企業との日程調整や内定が出た際の年収交渉も任せられることから、転職活動にかかる時間や精神的な負担が大幅に軽減します。
転職エージェントを活用することで、40代の転職活動を有利に進められるでしょう。
40代の転職におすすめの転職エージェント
40代の転職活動をサポートしてくれる、おすすめの転職エージェントは以下の通りです。
転職エージェント | 求人数 | 対応地域 | 得意ジャンル |
---|---|---|---|
リクルートエージェント | 公開:369,030件 非公開:228,641件 | 全国・海外 | 全職種・全業種 |
doda | 265,995件 | 全国・海外 | 全職種・全業種 |
ビズリーチ | 108,029件 | 全国・海外 | ハイクラス・管理職 |
FROM40 | 16,848件 | 全国・海外 | 40代~50代 |
パソナキャリア | 33,691件 | 全国・海外 | ハイクラス、女性 |
出典:株式会社リクルート 【公式】リクルートエージェント https://www.r-agent.com/ (2023-12-13)
出典:パーソルキャリア株式会社 【公式】doda https://doda.jp/ (2023-12-6)
出典:株式会社ビズリーチ 【公式】BIZREACH https://www.bizreach.jp/ (2023-12-6)
出典:株式会社ダトラ 【公式】FROM40 https://www.from-40.jp/company_profile (2023-12-6)
出典:株式会社パソナ 【公式】パソナキャリア https://www.pasonacareer.jp/corp/ (2023-12-13)
(2024年1月時点)
リクルートエージェント
出典:株式会社リクルート 【公式】リクルートエージェント https://www.r-agent.com/ (2023-12-13)
株式会社リクルートが運営するリクルートエージェントは、年齢や業種・職種にかかわらず幅広く求人を紹介する業界最大級の転職エージェントです。
40代の転職支援実績も豊富で、厳しい転職市場でも専任のキャリアコンサルタントが手厚くサポートしてくれるでしょう。
難しい40代の転職でも諦めずにサポートしてくれると評判が高いことから、転職に不安や悩みが多い40代にもおすすめできます。
項目 | 内容 |
---|---|
公開求人数 | 374,782件 |
費用 | 240,724件 |
対象エリア | 全国 |
新着求人情報 | 確認可能(500件) |
エージェント機能 | 〇 |
スカウト機能 | 〇 |
主なサービス | ・求人紹介 ・企業からの直接スカウト ・転職サポート |
参考:リクルートエージェント https://www.r-agent.com/(2023-12-18)
doda(デューダ)
出典:パーソルキャリア株式会社 【公式】doda https://doda.jp/ (2023-12-6)
パーソルキャリア株式会社が運営するdodaは、40代にも人気の転職サイト・エージェント・スカウトサービスが一つになった転職サービスです。
自分のペースで求人を検索して必要なタイミングで転職エージェントを申し込める他、面接などの選考スケジュールが管理しやすい点もメリットと言えます。
また、自己分析ツールや適正年収診断など無料でできる診断ツールが多いため、自己分析に不安がある方は試してみてください。
項目 | 内容 |
---|---|
公開求人数 | 277,021件(非公開求人を含む) |
非公開求人数 | 非公開 |
費用 | 無料 |
対象エリア | 全国 |
新着求人情報 | 確認可能(27,498件) |
エージェント機能 | 〇 |
スカウト機能 | 〇 |
主なサービス | ・専用スタッフから求人提案 ・職務経歴書や履歴書の添削 ・面接対策のサポート ・企業からの直接スカウト ・自己分析ツールあり ・面接確約オファー |
参考:doda(デューダ)https://doda.jp/ (2023-12-6)
ビズリーチ
出典:株式会社ビズリーチ 【公式】BIZREACH https://www.bizreach.jp/ (2023-12-6)
株式会社ビズリーチが運営するビズリーチは、ハイクラス専門の転職スカウトサービスです。
年収600万以上のハイクラス転職を希望する40代に人気が高く、管理職や専門職の求人を広く扱っています。
無料でも利用できますが有料サービスでもあり希望する求人にアプローチできるなど、より有利に転職を進めることが可能です。
自分の市場価値を試したい40代や、ハイクラス転職を目指す40代は登録しておくと良いでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
公開求人数 | 107,042件 |
費用 | ・スタンダードステージ無料 ・プレミアムステージ:有料 ・プレミアムステージ:有料 30日間コース 5,478円 (税込) ※Web版からアップグレードする場合 月額5,500円(税込)※ |
対象エリア | 全国 |
新着求人情報 | 非公開 |
エージェント機能 | △ |
スカウト機能 | 〇 |
主なサービス | ・企業からの直接スカウト ・ヘッドハンターからの直接スカウト ・専門アプリあり |
参考:ビズリーチ.https://www.bizreach.jp/.(2023-12-18)
FROM40
出典:株式会社ダトラ 【公式】FROM40 https://www.from-40.jp/ (2023-12-6)
株式会社ダトラが運営するFROM40は、40代50代のミドル層に特化した転職エージェントです。
エンジニアや施工管理といった専門職や、人事や法務事務などキャリアを積んだ40代向けの事務職、未経験歓迎の求人など幅広い求人を豊富に扱っています。
正社員以外の契約社員やパートタイムといった求人も豊富なことから、ワークライフバランスを重視して働き方を見直したい40代にもおすすめです。
パソナキャリア
出典:株式会社パソナ 【公式】パソナキャリア https://www.pasonacareer.jp/corp/ (2023-12-13)
株式会社パソナが運営するパソナキャリアは600万~1,200万円の求人を扱うハイクラス専門の転職エージェントです。
女性のキャリアコンサルタントも多く、女性向け求人を幅広く保有している点も特徴です。
プロフェッショナル向けの求人も豊富なため、管理職やグローバル企業を希望する40代にもおすすめです。キャリアに自信がある40代はぜひ利用してみてください。
項目 | 内容 |
---|---|
公開求人数 | 33,448(全体の40%) |
費用 | 無料 |
対象エリア | ・全国 ・海外(メキシコやタイ) |
新着確認情報 | 確認可能(2,393件) |
エージェント機能 | 〇 |
スカウト機能 | 〇 |
主なサービス | ・模擬面接や面接のアドバイス ・応募書類の添削サポート ・転職相談 ・企業からの直接スカウト ・おすすめ求人の提案 ・応募先企業に雇用条件を確認 ・応募作企業に年収交渉 ・転職後のサポート |
参考:パソナキャリア https://www.pasonacareer.jp/(2023-12-18)
40代の転職を成功させるために避けるべきタイミング
40代は転職を決意したらすぐさま行動すべきとはいうものの、後悔しないために転職を避けた方が良いタイミングもあります。
以下のタイミングでは転職を見送り、自己分析やライフプランの見直しを優先させましょう。
退職理由が曖昧で明確にできない
退職理由を明確に説明できないうちは、40代で転職を決意するべきではありません。
「仕事へのモチベーションが保てないので気分転換したい」「なんとなく違う仕事も経験してみたくなった」などの曖昧な理由では、転職の後悔につながります。
明確な理由もないままに転職活動をしても、転職の目的が定まらず求人選びで難航するでしょう。
転職先でも不満は解消されずに、また同じような悩みを抱える結果になりがちです。
明確な退職理由がないうちは転職を決めずに、なぜ転職したいのかをじっくり考えて自分の気持ちに向き合うことを優先させましょう。
目標が不明確
40代の転職には明確な目標設定が重要です。目標が不明確なうちは転職活動を始めるべきではありません。
応募する求人を決定する際は、転職で叶えたい目標を基準にすると良いでしょう。明確な転職の目標があれば条件の優先順位を決めるときもスムーズです。
しかし、転職の目標が定まっていなければ、目先の条件やネガティブな要素に気を取られてしまいます。
相性の良い求人を見逃したり、条件だけで選んで転職を後悔したりと転職の失敗につながる可能性が高いでしょう。
40代の転職は失敗すると立て直しが難しく、慎重に決断する必要があります。転職の目的を明確にし、目標を定めてから転職活動を始めましょう。
参考:マイジョブ・カード 転職活動の際にキャリア・プランを上手にアピールする方法 https://www.job-card.mhlw.go.jp/column/employed/career-plan (2024-1-9)
40代の転職で失敗する原因
失敗した場合リカバリーが難しい40代の転職では、以下にあげる失敗の原因を避けて成功確率を高めましょう。
自分の市場価値を知らずに転職活動を行う
自分の市場価値を知らずに転職活動を行うことは、40代の転職において以下のような失敗の大きな原因になります。
- 自己評価が低く、実際の価値より低い年収で求人を探す
- 実績に自信があり、ハイクラスを狙い過ぎて内定が決まらない
転職サイトやエージェントの無料コンテンツを活用して、自分の市場価値を把握することも可能です。
dodaやパソナキャリアでは適正年収チェックツールが用意されています。
また、転職スカウトサービスに登録すると、届くオファーのレベルで自分の市場価値が分かるでしょう。
待機型のサービスなので転職を急いでいる方には向きませんが、転職を検討し始めたら登録しておくのがおすすめです。
届くオファーと自分の期待値を比較して、市場価値を明確にしておきましょう。
最初はオンラインの市場価値診断ツールなどの利用もおすすめです。
自分の市場価値を的確に把握しておかなければ、40代の転職を成功させるのは厳しいと言えます。
参考:マイナビニュース自分の市場価値は?おすすめの無料診断ツール https://news.mynavi.jp/ (2023-12-18)
転職について家族と話し合いをしていない
家族に相談せずに転職を決めてしまうのも、転職失敗の原因になりがちです。
40代では家庭を持つ方も多く、年収や勤務時間、勤務地といった条件は自分1人の問題ではありません。
家族の理解を得られなければ転職を成功させるのは難しいでしょう。
家族に黙って転職活動を行い内定が決まった時点で話しても、家族の反対にあって結局転職できない場合もあります。
家庭崩壊や離婚につながるケースもあるため、家庭のある40代は独断で転職を決めるのは避けた方が良いでしょう。
転職活動を始める前に家族としっかり相談して、定年後も含めたライフプランを家族で共有しておく必要があります。
転職の目的を見失ってしまう
転職活動を進める中で本来の目的を見失うことも、転職の失敗につながります。
特に不採用が続くと求人を選ぶ基準が曖昧になり、転職そのものが目的になりがちです。
そもそもの転職理由が明確でない場合は、転職エージェントに言われるがままに応募し続けるうちに転職の目的を見失ってしまうケースもあります。
転職自体が目的になると視野が狭まり求人の精査が甘くなるなど、転職の失敗につながりがちなので注意が必要です。
転職を焦ると目的を見失いやすいため、転職先が決定するまで退職せずに仕事を続けながら転職活動を進めると良いでしょう。
転職活動がスムーズにいかない場合はいったん応募を止め、改めて自己分析を深め直すのもおすすめです。
40代では失敗した場合のリカバリーが難しいため、転職の目的を意識して慎重に転職先を決定しましょう。
40代未経験でもチャンスあり|採用されやすい業種5選
未経験でも活躍のチャンスがある、おすすめの業種5選を紹介します。40代が転職しやすいスキル・経験不問や入社後に研修がある業種はこちらです。
転職しやすい業種①:介護職
慢性的に人手不足な介護職は、40代の未経験でも転職しやすい業界です。
仕事を通して資格を得られるため、アピールできるスキルや強みがない40代でも採用される可能性が高いでしょう。
反面体力仕事や夜勤が辛いといった理由から離職率が高い現実もあるため、自分に続けられるのか事前に検討しておくことは大切です。
生活全般の介助など体力が必要となるシーンも多く、体力に自信がある男性は特に重宝されます。
人の役に立てる仕事で直接感謝を伝えられることもあるなど、やりがいを感じやすいのが魅力と言えるでしょう。
体力に自信がない40代や力のない女性は「介護福祉士」や「ケアマネジャー」の資格取得を目指すのもおすすめです。
どちらも一定の実務経験が必要となりますが、取得すれば年収アップや昇格も期待できます。
未経験からでもキャリアを積みやすく、活躍できる場面が多いのも40代におすすめする理由の一つです。
転職しやすい業種②:ドライバー
ドライバーも求人数が多く、40代の未経験でもチャレンジしやすい仕事の一つです。
長距離で荷物を運ぶトラックドライバーの他、バスやタクシーで人を運ぶ運転手や配達ドライバーなど職務内容は多岐にわたります。
大型免許や二種免許が必要な場合もありますが、免許取得を支援してくれる企業が多いのも特徴です。
普通自動車免許だけで始められる軽貨物ドライバーは個人事業主も多く、自分のペースで働けると人気が高まっています。
また、体力が必要な運送ドライバーには男性が多いものの、タクシードライバーは女性の転職者も多い職業です。
さまざまなシーンで活躍するドライバーは、現代社会に欠かせない職の一つと言えるでしょう。
大半が中途採用のドライバー業界なら、未経験の40代でも不利にならずに活躍できます。
参考:内閣府.多様化する職業キャリアの現状と課題.https://www5.cao.go.jp/keizai3/2017/0118nk/n17_2_1.html.(2024-10-4)
転職しやすい業種③:営業職
営業職はどの業界でも必要とされ、年齢や経験を問わず転職しやすい職種です。
年齢を重ねている方が信頼されやすいシーンも多く、40代の未経験でも活躍できる可能性があります。
業界や企業により以下のように営業方法が異なるため、自分に合った企業を探すことも大切です。
- 窓口営業
- 訪問営業
- テレアポ営業
- 法人営業
飛び込みセールスは苦手でもカウンター営業なら成績を上げられるという場合もあるため、よくリサーチして能力を発揮しやすい業界を選ぶと良いでしょう。
不動産営業などジャンルによってはインセンティブが支給され、高収入を狙うことも可能です。
男性・女性問わず活躍しやすい営業職は、40代の未経験でもキャリアアップが目指せるでしょう。
転職しやすい業種④:事務職
デスクワークが中心の事務職も40代に人気の職種の一つです。未経験でも採用されやすいのは一般事務・営業事務・総務事務などがあります。
データ入力・書類の作成・来客応対といった業務を行い、細やかな気遣いが要求されるシーンも多い職種です。
選考では基本的なパソコンスキルの他ビジネスマナーが重視され、資格や経験があれば人事事務や経理事務も狙えるでしょう。
残業も少ないことから子育て中の女性にも人気が高く、ワークライフバランスを重視する男性の応募も増えています。
人気の職種であるため事務職を希望する場合は条件にこだわり過ぎず、柔軟に選択することも大切です。
転職しやすい業種⑤:警備員
特別なスキルや資格、経験が不要な警備員は、40代の男性が採用されやすい職種の一つです。
入社後に研修期間が義務付けられているため未経験でも挑戦しやすくなっています。
有効な資格や業務経験のある40代なら、管理職候補の求人へも応募可能です。
警備員にはオフィスビルなどの管理や巡回を行う施設警備の他、工事現場やイベント会場の警備や交通誘導などさまざまな仕事があります。
時間帯や勤務形態など自分に合った働き方を選べるのも、魅力の一つです。
定年後も長く働けるケースが多いことから、ライフプランやワークライフバランスを見直したい40代におすすめです。
40代の転職に関するよくある質問
40代の転職に関するよくある質問に回答します。疑問や不安を解消して前向きに転職活動を進めていきましょう。
- 資格を何も持っていない40代ですが転職はできますか?
- 40代男性の転職では何が求められますか?
- 40代女性の転職は難しいですか?
- 今の仕事にやりがいを感じないときは40代でも転職をした方がいいですか?
資格を何も持っていない40代ですが転職はできますか?
資格や経験がある40代よりは厳しくなるものの、スキルや資格がない40代でも転職を成功させることは可能です。
経験不問や入社後に研修を実施してくれる業種も多く、未経験でも活躍のチャンスはあります。
前述した通り介護職やドライバーは慢性的に人員不足なため、求人数が多く採用されやすい職種と言えるでしょう。
事務職などのオフィスワークでも資格を必要としない求人はあります。
スキルがないことを理由に自分の可能性の幅を狭めずに、思い切ってチャレンジすることも大切です。
資格やスキルに不安がある40代は、転職スカウトサービスや転職エージェントを利用して自分の市場価値を確認するのも良いでしょう。
参考:パーソルキャリア株式会社 【公式】doda 女性のためのQ&A 「自分の市場価値を知りたい!どうすればいい?」https://doda.jp/ (2024-1-9)
40代男性の転職では何が求められますか?
40代男性の転職では即戦力や管理能力が求められるため、アピールできる実績やスキルがあれば転職に有利になります。
また専門職や管理職を希望する場合では、相応の専門知識や実績が必要です。
コミュニケーション能力やマネジメントスキルといった幅広く活用できるスキルがあれば、未経験ジャンルにも挑戦しやすくなります。
特筆するスキルがない40代は、適応力や思考の柔軟性など、新しい職場に対応できる人柄をアピールすることも有効です。
希望する職種や業種により求められる資質が異なるため、選考前に企業研究を深めて適切にアピールできるようにしておきましょう。
40代女性の転職は難しいですか?
40代女性の転職は難しいものの、視野を広げれば十分にチャンスはあります。
出産や子育て、介護によるブランクなどライフステージが仕事に影響しやすい女性は、年齢にかかわらず転職のハードルが高いと言えるでしょう。
雇用形態にこだわらず、パートや契約社員から正社員登用を目指すのも一つの方法です。
最初から正社員を目指すより採用されやすく、働きやすさや職場の雰囲気を確認してから正社員登用を検討できるというメリットもあります。
女性向けの転職サイトや女性向けのエージェントを活用し、女性が中心の職場を探すのもおすすめです。
実績豊富なエージェントであれば、40代女性の厳しい転職市場でもマッチする求人を見つけてくれるでしょう。
今の仕事にやりがいを感じないときは40代でも転職をした方がいいですか?
仕事にやりがいを感じないといった曖昧な理由で40代の転職はおすすめできません。40代が転職するべきタイミングは以下の通りです。
- 今の職場では実現できないやりたい夢ができた
- 職場のストレスで体調不良になった
- ブラック企業など職場環境が悪過ぎる
明確な理由がないまま転職した場合、転職先でも同じように漠然とした不満を感じる結果になりがちです。
40代では転職により年収が下がる可能性も高く、安易な転職は後悔につながります。
転職活動を始める前に、現在の職場でやりがいを感じるための工夫をしてみましょう。
仕事上の目標を設定する、達成できたときの自分へのご褒美を用意するなどの方法もあります。
また仕事以外で趣味の時間を充実させるのも、人生に張り合いが出ておすすめです。
40代の転職|まとめ
40代の転職は厳しい状況と言えますが、不可能というわけではありません。
経験やスキルを活かしたキャリアアップや未経験ジャンルへの挑戦も、条件次第では十分に可能な年代です。
40代の転職活動においては、迅速な行動と慎重な判断の両方が必要となります。
転職エージェントなどのサービスを上手に活用しながら、後悔のない転職を実現させてください。
40代が失敗する原因を避けて転職活動を進め、転職に明確なビジョンを持って明るい未来を掴み取りましょう。